早乙女選手、ひた隠す1巻ネタバレ感想
早乙女選手ひたかくすのネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
将来有望な女子ボクサーの早乙女八重は、同じボクシング部の月島サトルが大好きだった。
ボクシング漬けの毎日を送ったお陰で、フェザー級で優勝するまでになった彼女も、やっぱり恋に恋する女子高生。
防衛がかかった決勝直前、彼女は溢れる思いを抑えきれなくなった。
早乙女八重(17)
腹筋ががっつり割れているフェザー級ボクサーの早乙女八重17歳。いつの頃からか、同じボクシング部の月島サトルに恋焦がれるようになり、思い切って告白。
しかし、今はボクシングに専念をと断られる。だって、そろそろ防衛をかけた決勝戦が待っているんだからね、早乙女さんは。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす1巻
全校どころか街をあげて期待されている早乙女さん。
月島も今は恋愛なんか必要ないでしょと忠告してみたりで、圧倒的ポーカーフェイスな彼女も内心ショックを受けてしまう。
そんな時に限って、ボクシング部OBの大学生を呼びつけて、スパーリングをセッティングした塩谷監督に従って、リングに上がる早乙女さん。
しかし、なんのことはなくあっさりダウンを奪い絶好調を見せつけるが、監督の「並の男じゃ怖くて近寄れないぞ」と鼓舞する意味で言った言葉に、あえなく涙してしまう。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす1巻
そこに颯爽と上着をかけてあげる月島に、今度はニヤニヤが止まらない早乙女さん。
一度フラれたとは言え、そんな優しさが変わらず好きでたまらないのだ。
その様子にピンときた監督。
二人を呼び出して事情を理解した彼女は、満更でもない月島を見て、メンタルを良好に保つためにも密かに付き合うよう指示を出した。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす1巻
こうして、将来を有望視されている女子高生ボクサーと、冴えない男子ボクサーの秘密のお付き合いが始まるのだった。
非公認カップル
晴れて付き合いが始まったとは言え、早乙女さんの恋愛事情は大スキャンダル。
しかもボクシングに集中しなければならないし、お互いに恋愛には疎い二人である。
そんな中、せめて一緒に帰りたいと駄々をこねる彼女に根負けし、忍の様に人目を避けて帰ったり、彼女として見る早乙女さんの美しい腹筋に見惚れたり。
ランニング中に、至って普通のカップルが手を繋いでるのを見て、どうしようもなく羨ましくなった早乙女さん。
どうにかして繋ぎたくて、練習中も月島をガン見しつつ、練習後にシンプルに手を繋ぎましょうと差し出した。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす1巻
頬を赤らめて待っているのに、なかなか手が出ない月島。そうこうしているうちに女子たちが群がってきて有耶無耶に。
逆に女の子たちから握手を求められ、「キャー、手おっき~い」と言われ凹む。
それからテンションだだ下がりで、屍のように練習だけこなす日々。
決勝直前になっても覇気もなく項垂れているので監督が声を荒げようとした時、月島が割って入って彼女の手を掴んだ。
力任せに振りほどこうとされるが、必至に食らいつき、ついに月島は叫んだ。
この前、手を握れなかったのは、あなたのことが好きだから。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす1巻
手を握ったらもう最後、欲望を抑えきれなくなる。
引き締まった体つきに、恥らう表情。
憧れの選手が彼女になったら、急に見る目も変わってしまったのだ。
でも、選手としての邪魔をしたくないから我慢してたんだ。
もうそれだけで、早乙女さんにとっては百人力だった。ごちそう様です。
それからトレーナーとしても早乙女さんの練習メニューを作ってサポート能力を発揮し始めた月島。
どうやらがっつり見られているらしいと知って、自分のスタイルが気になりだしたり、彼氏特製のお弁当に舌鼓を打つものの、うまく感想を言えず焦ったり。
そして、洗った弁当箱を体育で無人になった教室の月島の机に返しに行ったとき、偶然出てきた女子に「月島君の席は?」と訊ねると、「アンタの彼氏ならあそこ」と教えてくれた。
彼氏?なぜ知っている?これは当事者二人と監督のみの極秘事項のはず。
その女子は一体何者なのか!?
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす1巻
感想
早乙女選手、ひたかくす1巻でした。
鋭い目つきのクールビューティーアスリートと、才能のかけらもなさそうなボクシング男子のシークレットラブコメディでした。
不器用なカップルが微笑ましいし、絵柄も好きな感じです。市長の思惑からするビジネス臭が若干のアクセントになっていて、悪くないと思います。