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クズの本懐8巻ネタバレ感想

クソビッチの本性を鐘井先生にバラした茜。

なのに、彼は彼女の手を離さなかった。

今までにない反応に、茜はどうするのか。

 

42話

鐘井はやめなくていいと言った。そんな風に男をとっかえひっかえするのを受け入れた男
なんて、今までいなかったから、こっれきりにするつもりだったのに、思わずまたデートする
約束を交わしてしまった。

 

そのせいか、珍しく自分から麦を呼び出して一緒にお風呂に入りながら、他の男と寝るの嫌?と訊くと、嫉妬するから嫌だと答えてくれた。

 

でも茜は、自分がその立場なら嫉妬と言うより悔しい気持ちが湧きあがってくる。

 

麦はそんな彼女を、実は誰より子供なんじゃないかと思った。相手に変わって欲しいなら、
まずは自分が変わらないといけない。
今までは相手が引くラインに立ったら、こっちも嫌われたくなくて引いていたけど、もう若さ故の勢い任せで行こうと思った。

 

そうしたら、デートの約束をしてくれた。

 

 

43話

熱海に一泊旅行に来た鐘井と茜。

旅館に着いて部屋のベッドに体を投げ出して誘っても、鐘井は目を逸らして顔を赤くして
乗ってこない。
そう言えば、初めてヤッた時は結構アルコールが入っていた気がする。

 

お風呂上りに浴衣を着て、髪を結ってうなじを見せる。脱衣所で眼鏡を壊してしまった鐘井は
ぼやける視界の中、月明かりに浮かび上がった茜に、どうしようもなく見惚れていた。

 

 

44話

月明かりだけの薄暗い部屋。少しずつ入ってくるアルコールのせいで、始められそうな雰囲気になっていく。

その前に、どうして男をヤリまくるビッチのままでいいなんて言ったのか訊きたかった。すると、好きでやってるならいいですよと、とんでもない答えが返ってきた。

 

茜は嫌がってくれないと、相手の絶望したような顔が見えなくて張り合いがないのに、嫌いになるかも知れないと言っても、それでも好きなままだと返ってくる。

 

どうしてそんなに私のことを好きなの?
好きだから、ただ元気で生きてて欲しい
だけど、もっと嫉妬したり欲しがったりして欲しい。もっと欲しがって傷ついて、そんな風に
ついた傷なら、きっと特別だから。

 

そんな初めて抱いた気持ちの相手となら、とても気持ち良かった

 

 

お互い頭痛がする目覚めで、彼は初めて名前で呼び、いきなりプロポーズした。

 

私もあっさりO.Kした。めちゃくちゃ浮気するって言ったのに、そこはまるで聞こえてない
みたいだった。

 

 

45話

茜と最初で最後のデートをした。

東京タワーから見る夜景はとても綺麗で、高いところではしゃぐ彼女を見ていると、まだ家庭教師だった頃、ぶりっ子して女を演じているような気がしたことを思い出した。

女、先生、年上っていう役割を自分で演じながら、本当は自由になりたがっているように見えて仕方ない。

 

羽ばたこうとしても、もがくことしかできない狭い場所から連れ出してあげたい。そう思っていたのに、それは自分の役割じゃなかった

 

だって、あんなにクソビッチだった彼女が結婚するんだから。

 

彼女を変えたのは俺じゃなかった。でも、変わる前のどうしようもないクズなあなたが好き
だったから、ずっと忘れません。

 

 

 

46話

お兄ちゃんの式は春休みにやるらしかった。

結局麦もフラれて、お兄ちゃんは眼鏡からコンタクトに変えた。それもあいつの趣味だと
思うと複雑だけど、何より、まだ眼鏡をする前のお兄ちゃんを思い出してしまうから、傷の
治りが遅くなりそうで苦しい。

 

 

文化祭ではステージのタイムスケジュール係になった。空き時間に別のステージを見に行くと、モカが手製のウエディングドレスで堂々と歩いていた。

 

いざ仕事が始まると、思ったより慌しくて、ひっそりサボってしまった。用具室に一人で
いると、とても心が落ち着く。

いつの間にか夢の中で、麦と契約したばかりの時が戻ってきた。お兄ちゃんと結ばれるために
傷を癒すために結んだ関係だったのに、もうそれも意味がなくなった。

 

ならどうして出会ったの?

 

どうして今、麦が同じようにサボっているの?

 

 

47話

私達がかつて交わした約束。

①お互いを好きにならない。
②どちらかの恋が成就したら関係は終わり。
③お互いの身体的欲求はどんな時でも受け入れる。

 

お互いの恋が破れたから、新しい約束を結べないかな?なんて言うつもりはないし、お兄ちゃんがあの女を変えたから、麦がフラれたのも分かってる。

 

私達はお互い頑張ったし、麦といるのは心地いい。それは麦も同じはずだ。だって、お互いの孤独の穴を埋めるために必要とし合ったのだから、心地いいのは当然だと思う。

 

長かった初恋は実らなかった。だから、私は決意をした。

 

 

卒業式の後に、二人の結婚のお祝いの準備をしていると、久しぶりに数人の男子からアプローチを受けた。
名前も知らない相手だったから即断ったけど、もう気持ち悪いとは思えなかったし、少し嬉しくもあった。

そんなアプローチから助けてくれたのは、えっちゃんだった。その優しさも話すのも久しぶりで、堪らず涙が零れ落ちる。

 

髪を短くした彼女は、朗らかに笑ってくれた。

 

二人の結婚のお祝いは手作り感満載のチープなものだったけど、二人はとても嬉しそうだ。
でも、ブーケトスだと言って花を押し付けてくる茜は、やっぱり中身は変わっていなかった。

 

 

あの用具室で伝えたのは、さよならだった。ローファーに履き変えても、隣に麦はいない。

 

これからは本物を探したいから・・・

 

 

感想

クズの本懐8巻にて完結です。

鐘井のメンタルの異常さは怖いですが、幸せなら何も言えないですね。どうかお幸せに。

花火も初恋を超えるような気持ちをいつか持てることを願います。番外編があるようなので、
それも楽しみです。

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