がっこうぐらし!1巻ネタバレ感想
がっこうぐらしのネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
1話から6話を収録。
学校にお泊り。
楽しくてテンションが上がりそうなイベントだけど、毎日続いたなら・・・
いや、もう家に帰れないとしたら・・・
巻数目次
丈槍由紀(ゆき)
学園生活部部員の3年生。
人々がゾンビに変わり果て、地獄絵図と化した高校に拠点を築いて立てこもる内の一人。
しかし、彼女は今も普通の学校生活を送っていると認識していて、破壊された校内や蠢く元生徒のゾンビもまともな人間に見えている。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし1巻
それは慕う教師の佐倉慈が自分達を助けるためにゾンビの群れの中に残った時のショックが原因だった。
しかし、彼女本来の明るさは部員を勇気づけ、無意識下で世界が崩壊していることも認識していた。
恵飛須沢胡桃(くるみ)
学園生活部部員の3年生。
パンデミック発生当初に、ゾンビ化した憧れていた陸上部の先輩を手にかける。
そのことを悪夢に見てうなされる夜もある。
常にシャベルを携帯し、部員の中でゾンビと正面きって戦える唯一の戦力である。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし1巻
彼女の運動能力の高さがなければ、校内に快適な拠点を作ることは難しかった。
若狭悠里(りーさん)
学園生活部部長の3年生。
部員達のまとめ役で、備蓄食料や電力を記録するなど、計画的に生きるうえでなくてはならない仕事を担っている。
現実逃避するゆきを受け入れつつ、うまく合わせて彼女のいい部分を引き出しつつ、それに救われてもいる。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし1巻
佐倉慈(めぐねえ)
巡ヶ丘高校の現代国語教師で学園生活部顧問。
パンデミック発生当初、上記の3人を導き学園生活部を立ちあげるが、程なくして自身もゾンビになってしまう。
ゾンビ化直後、僅かに残った意識の中で3人に危険を及ぼさないよう、自ら地下へと身を潜め、そこで完全に人としての意識を失う。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし1巻
ゆきの空想の中では彼女は優しい先生のままで、ゆきに的確な助言をしてくれている。
1巻のネタバレと考察
学校に寝泊りしていることも部活の一環だと信じ込まされているゆきは、普段の学校生活と変わらない一日の流れをなぞっている。
いるはずのないクラスメイトに話しかけ、崩壊した教室に忘れ物を取りに行ったりしていた。
食事にカレーが出た時のこと、くるみは何杯も平らげそれをゆきにからかわれると、元々は陸上部だった名残で運動部だから大丈夫だと言い返して、そこでゆきに疑問を抱かせてしまう。
ゆきが肝試しがしたいと言い出し、物資調達を兼ねて決行することになった。
そこにめぐねえも顧問として参加するが、ゆきにしか見えていないので、彼女がめぐねえの言葉に反応してからでないと、他の二人はリアクションを返せない。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし1巻
他には、ゆきが節電も兼ねてキャンプをやりたいと言い出し、りーさんは3人用のテントがあったはずと思わずめぐねえの存在を忘れてしまう。
ゆきのフォローですぐにその失態に気付き、しっかり顔を向けることも忘れない。
夜中にトイレに行きたくなったゆきにくるみがついて行った時。
深夜は複数で行動すべしというそれらしい部活内ルールが適用されたためだが、くるみ以外、特にゆきが一人でゾンビに襲われないようにするためである。
しかし、その時に限ってゾンビがバリケードを突破してきて、物音に反応してトイレの周りに群がってきていた。
くるみが廊下で孤軍奮闘している時、ゆきはただ言われたまま彼女の帰りを待っていた。
しかし、さすがに帰りが遅すぎるので個室を出ようとすると、めぐねえが現れて代わりに探しに行ってくれようとした。
その優しさに、ゆきは無意識下での理解が表層に浮かびかける。
だがそれも、空想の中のめぐねえは優しく包み込んだ。
数の多さにくるみは追い詰められるが、りーさんの機転で何とか窮地を脱する事が出来た。
ゆきを迎えにいって彼女を安心させるが、めぐねえが戻らないことを心配した時、めぐねえが自分を犠牲にして助けてくれた時の光景がフラッシュバックして気を失ってしまう。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし1巻
意識が戻っても、まだ空想世界を見ているゆきだった。
気を取り直して病み上がりにうどんを啜るが、もううどんの備蓄はなく、外に調達しにいかなけれればならない。
顧問のめぐねえに許可を取る流れは止められず、ゆき曰く届出の提出があればOKとのこと。
しかし、準備や作戦もなしに今すぐ外に出るのは無謀なので、その日は部活動として屋上から手紙を出すことになった。
りーさんは学校の位置情報と生存している事実を手紙に託し、ゆきは思いのままに言葉や絵を書いた。
理科室にあったヘリウムガスで膨らませた風船は空高く舞い上がっていく。
希望を乗せた手紙は彼女達を救ってくれるのだろうか・・・
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし1巻
感想
がっこうぐらし!1巻でした。
1話でほのぼの日常ライフと思わせておいて、実は世界は崩壊しているという落差に惹き込まれ、どこか違和感があるやり取りの中で、一人は幻だというトリック。
その辺りの仕掛け、暴き、次の展開を匂わせる締め方がおもしろいし、読み応えがあります。