
がっこうぐらし!4巻ネタバレ感想
がっこうぐらしのネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
19話から24話を収録。
めぐねえが持っていた緊急避難マニュアルの中に記されていた地下区画の避難区域。
さっそく偵察に行ったくるみだったが、そこにいたのは変わり果てためぐねえだった。
4巻のネタバレ
肩を貸してもらって歩きながら、めぐねえだったんだとくるみは呟いた。
どうしてこんなとこにいるんだよとやり場のない思いを吐き出して、シャベルを持つ手に力を込めた。
しかし、変わり果てた姿を目の前にしても、優しく微笑んでいたあの頃と重なって、身体が動かなくなってしまったのだ。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし4巻
ソファに寝かされたくるみの身体から汗が吹き出し始め、息も荒くなってきた。
その時、美紀は避難区域には薬もあると書かれているのを見つけ、自分が取りに行くと申し出た。
りーさんは美紀が冊子を見つけたせいだと思わずにはいられなかったが、それは美紀自身も同じ気持ちだったし、自分ならめぐねえに思い入れがないから躊躇せずに済むと考えていた。
地下区画に入った美紀の前にめぐねえが姿を見せた。
美紀はシャッターの外まで逃げ、彼女は本能のままに追いかけてきて、シャッターに無様につっかえてしまった。
美紀はみんな元気でやっていますと語りかけ、彼女を休ませたのだった。
りーさんはくるみの手足と支柱を手錠で繋いだ。
それを振り解こうとくるみはジタバタ蠢き始めた。
見ていられなくなったりーさんは包丁を握り締め、くるみの前に立った。その時、無事に薬を手に入れた美紀が戻ってきた。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし4巻
包丁を手放させ、一緒にくるみを抑えて注射を打った。実験薬らしいが、程なくしてくるみは大人しくなり、静かに眠り始めた。
悪夢で目が覚めたゆきは、隣に誰も寝ていないのを見て、悪夢が続いているのかと思い怖くなった。
しばらくして美紀が隣の寝袋に入ってくると、眠ったのを見計らいくるみの様子を見に行った。くるみ手錠で繋がれているので、机につっぷして眠っているりーさんの机の中を探って鍵を取り出し、拘束を解いてあげた。
うなされているくるみの汗を拭いて、悪夢が本当にならないようにとそっと寄り添って瞳を閉じた。
鳥の囀りで目を覚ましたりーさんは、いつの間にか毛布がかけられているのにまず気がついた。その直後、すっかり元通りになっているくるみと、膝枕で寝ているゆきが視界に飛び込んだのだった。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし4巻
めぐねえは緊急避難マニュアルを詳しい説明もなく、ただその冊子を渡されて然るべき時に開けるようにと指示された時のことを思い出した。
パンデミックが起こって早々に中を読んだが、自分は知らなかった、関係ないという気持ちと、唯一の大人になってしまった自分に責任があるという気持ちがぐちゃぐちゃに混ざり合って、落ち着いたら話そうと、どんどん先延ばしにしてしまっていた。
しかし、話す機会は訪れずに、彼女たちの声に誘われてガリガリとドアを引っ掻いている自分に気がついた。
僅かに自我を取り戻した彼女は、3人に心の中で謝りながら、彼女たちを傷つけないために、地下深くに身を潜ませたのだった。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし4巻
くるみが調子を取り戻したのを機に、再び避難区域を調べに入った。
ちゃんと電気も通っていて、薬を手に入れた場所には他にも大量のコンテナが設置されていた。
さらに奥に進むと、血の痕があるドアの前に続いていた。恐る恐る開けると、校長が首を吊って自殺していた。
他にも冷蔵室があり、中にはまだ無事なままの大量の食料品があった。
さっそく久しぶりの豪華な食事を堪能する4人。
特にさもしい孤独な生活をしていた美紀にとっては、感動も一塩だった。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし4巻
パソコンも手に入れ、サバイバル百科事典なるソフトも見つけてそれを取り込んだ。
家庭医学、薬草、応急処置、動物等、役に立ちそうな情報が詰め込まれていた。
そんな事典があるなら遠足に行こうとゆきが言い出すが、その前に勉強だとりーさんの先生タイムが始まる。
進学か就職か悩みながらコツコツと課題を終わらせたゆきの横で、りーさんは手に入れたラジオに何か流れないだろうかといじくっていた。
それを見てゆきがラジオ放送できないかと言い出した。
特に内容の案はない思いつきだったが、生存を知らせるいいツールになるかも知れないので、他の3人も乗り気だった。
考察と感想
がっこうぐらし!4巻でした。
悶え苦しむくるみに近づこうとしたゆきを、咄嗟に引き剥がしたりーさん。苦しむくるみに止めを刺そうとしたりーさん。確実に追い詰められていっているように見えます。
それにしても、薬があるって分かってるなら、めぐねえを殺さなくても良かったんじゃ・・・と思わないではいられないですね。その時打つのが難しくても、助けられる可能性があるんですからね。
そして夢の中で現実を見たゆき。じわじわ正常な世界に戻りつつあるんでしょうか。最後に途切れながらも受信したラジオからの呼びかけと、ゆきが風船につけて飛ばした手紙を持って、ヘリのパイロット。
5巻は大きく動きそうな気配がします。