がっこうぐらし!7巻ネタバレ感想
がっこうぐらしのネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
37話から42話までを収録。
妹が通っていた小学校に向かい、一人の少女を救出したりーさん。
少し精神にゆとりができて穏やかさを取り戻せたその裏で、くるみの自分の変化に絶望を感じ始めていた。
穏健派、その他大学生メンバー
右端にいるのが稜河原理瀬(リセ)で、穏健派と交流しつつ図書館に棲みついている。
ショートパンツの喜来比嘉子(ヒカ)は手先の器用さを活かした工作が得意。
眼鏡の出口桐子(トーコ)は穏健派の代表でゲーム大好きっ子。
茶髪は光里晶(アキ)で、元武闘派メンバーだったがギスギスした空気とあることをきっかけに脱退する。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
7巻のネタバレ
放たれた矢は、ギリギリでくるみが防いだ。
しかし、弾かれたシャベルがりーさんの足を切ってしまった。
茂みから出てきたニット帽の男は、ゾンビではなし得ない動きをした彼女たちを見ても、感染しているかもしれないとにべもなく、学園生活部は一旦車に引き返した。
るーちゃんを危険な目に遭わせられないと言うりーさんとゆきが残り、くるみと美紀で再び構内へ入っていった。
しかし、程なくして走って戻ってきた。
二人の後ろにはフルフェイスメットを被った男二人が追いかけてきていた。
すぐに車を出して逃げるが、相手も車で追いかけてきた。
逃げながらどうすべきか迷っていると、ラジオから直接呼びかけてくる声が流れ出した。
その声に従い裏門に進むと、そこには女の子3人が門を開けて待ってくれていた。
キャンピングカーが中に入ると門は閉められ、男たちは引き返していった。
追いかけてきた連中は武闘派と呼ばれ、彼女たちとはグループが違うようだった。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
自分たちのことを自堕落同好会、食っちゃ寝友の会と呼ぶように、それぞれ好きなことをして自由気ままに生活しているようだった。
この大学も巡ヶ丘高校と同じようにライフラインが生きていた。
お互いに自己紹介の挨拶を済ませると、ゆきたちは今までの顛末となぜここに来たのかを説明した。
武闘派は戦える人間だけを集めて作られ、軽い怪我でもしようものなら省かれてしまう規律第一の殺伐としたグループで、少しずつ数を減らしていた。
ライフラインが復旧されある程度の食料があると分かってからも、彼らは変わらず厳しい規律で自分たちを縛っていた。
翌日から、さっそくりーさんの先生タイムが始まり、ゆきとくるみは捕まえられてしまう。
するとゆきは、もう大学生になったんだから、何を勉強するかは自分で決めるんじゃない?ともっともなことを言い出し、りーさんもそれに同意するが、まずは何を勉強したいのかのレポートを出す事になった。
ゆきは美紀に相談すると、将来なりたいものから逆算して考えたらいいんじゃないですか?と言われ、美紀にそっと将来の夢を耳打ちした。
二人はレポートを書くために図書館に足を向けた。
そこで図書館に棲みついているリセと出会う。
本が好きすぎて世界中の本を読みたいと夢想する彼女は、これ以上新しく本が出版されない状況になったことに少し安堵する、かなり変わった思考の持ち主だった。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
翌日。
トーコは全員を集め、ゾンビたちの正体を探ろう会議を開いた。
ゆきたちが持ってきた冊子の情報を得て、彼女もただのんべんだらりと過ごすだけじゃダメだと思い立ったのだ。
しかし、生物学を専攻するメンバーはおらず、そもそも食料を取らずに動き続けられるゾンビたちに、既存の常識は当てはまりそうもなかった。
取りあえず、薬を開発したランダルコーポレーションに行くことだけを決めた。
くるみは会議の後、一人でトーコの部屋を訪ねた。
くるみが用件を話す前に、トーコが先に口火を切った。
実は今日、武闘派に呼び出されて話をしたらしかった。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
向こうの用件は、新しく来た女たち、つまり学園生活部がもたらした情報を聞き出す事だった。しかし、トーコは新しい発見はなかったと言い、その場は穏やかな別れに終わっていた。
話し終わったトーコは、ちゃんと身体検査もしてる向こうに行ってもいいんだよと言ってくれるが、くるみはもちろんその話を聞いて行けるはずもなかった。
それに、手荒い歓迎をされたばかりか、ギスギスしてそうな武闘派に混ざりたいなどと、全く思えなかった。
ゆきたちはトーコに危険な場所を教えてもらい、グラウンドに繰り出した。
ゆきはるーちゃんを肩車し、元気よく駆け回る。
そんな様子を見ていたりーさんは、あの子がもっと元気になって自由にどこへでも行けるようになったら、私が迎えに行きたい。
だから身体を鍛えると言い出した。
その思いを汲んだ美紀は、戦うより逃げられる体力をつけた方がいいとアドバイスし、りーさんも勢いよく走り出した。
美紀はトーコが言っていた危険な場所の一つのお墓と呼ばれる前まで来た。
高い壁に囲まれたその一角に近づいた時、そこに隣接する建物の窓から武闘派の一人が花を落としているのを見て、ようやくお墓の意味を悟ることができた。
そしてもう一つ、ゾンビを閉じ込めたと言っていた理学棟の前まで来て、中に入れないのを確認して立ち去ろうとした時、インターホンの向こうにいる誰かに呼び止められた。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
武闘派が学園生活部から情報を訊き出そうと意思統一したのと時を同じくして、穏健派はランダルコーポレーションへ行く準備をし始めていた。
車の定員やここの維持を考えて二手に分かれる事になると、りーさんはるーちゃんを一人にしてはおけないと言って、ここに残ると真っ先に宣言した。
それを学園生活部をはじめ、穏健派の大学生たちも複雑な表情で見た。
美紀はくるみにりーさんのことを相談してみるが、くるみはいつか来るであろう別れをしっかり受け入れていた。
しかし美紀は、理学棟でゾンビの研究をしている何者かから聞いた話のせいで、どんどん不安を募らせていた。
著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし7巻
考察と感想
がこうぐらし!7巻でした。
いきなり矢をぶっ放すなんてなかなかクレイジーな歓迎でしたが、とにかく大事に至らずに済んで良かったです。
武闘派の紹介シーンが五天王みたいで笑いそうになりましたが、そのうち崩壊しそうな雰囲気がプンプンしました。
大学生たちのりーさんを見る目がどこか気を使うような感じで、それは学園生活部も徐々に顕著になっている感じがします。ゆきにめぐねえが見えているように、りーさんもるーちゃんの幻覚に囚われているようです。
ショートパンツのヒカのセクシーショットが所々挟まってたり、一番の武闘派シノウの身体検査があったりと、今までで一番お色気が強かったと思います。
それにシノウはどうも、ボウガン野郎の子供を身篭っているフラグも立つし、8巻は波乱しかなさそうです。