早乙女選手、ひた隠す2巻ネタバレ感想
早乙女選手ひたかくすのネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
突然の告白で秘密裏に付き合うことになった二人。
なのに、とある女子生徒になぜかバレている様子。
どうするどうなる!?
紺野美都
名も知らぬ女子から突然月島のことを「あんたの彼氏」と言われて、びっくりしてしまった早乙女さん。
学校が期待するアイドルアスリートのスキャンダルはご法度だと、理事長たちからも言われていたので沈黙するしかない。
するとその女子が、冴えない月島とじゃ釣りあう訳ないかと一人納得して出て行こうとするので、早乙女さんはムキになってそんなことないと言い返した。
なら付き合ってんの?と再度訊かれてまた沈黙。やっぱり地味キャラの月島とじゃあり得ないよねとまたディスるので、さすがに黙ってられなくなった。
「月島くん、インナーにパーカー着てますから」
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす2巻
そこに忘れ物を取りに月島が戻ってきてしまった。
ばっちり察したその女子は、彼が入って来るなり「二人付き合ってるんでしょ?」と核心を突いてきた。
慌てて早乙女さんは否定しようとするが、最早後の祭り。
結局付き合ってることはおろか、プラトニックなお付き合いをしていることまで口を滑らせてしまった。
そんな二人の清い付き合いを知った女子は、早乙女さんに顔を近づけて、耳をはむっと甘噛んだのだ。
意識が遠のいていく早乙女さんを見て笑いを噛み殺すその女子は、紺野美都と最後に名乗って教室を出て行った。
それから主に早乙女さんにちょっかいをかけるようになってきた美都。彼女のことをトメちゃんと独特なあだ名で呼んで距離を近づけてくるものの、二人が逃げ出そうとすると付き合っていることをネタに脅しをかけて、それを許してくれなかった。
そんなこんなで二人がスポーツ用品店買い出しデートという、色気の全くない初デートに行くというのに呆れ返り、このままじゃキスもエッチも手をつなぐのさえする前に冷めて終わっちゃうよと宣告。
しかし二人は、既に手は繋いでいたので爽やかな笑顔を見せる。
ということで、美都は二人の初デートについて行くことにした。
さっそく早乙女さんにパンツを試着させるが、太ももが発達しウエストが引き締まっている彼女にぴったりくるものがない。
そうなれば足を出すしか選択肢はなく、スカートに挑戦させることにした。
恥ずかしながらも結局着させられ、髪型もふんわりガーリーに。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす2巻
それを見た月島は何を言うでもなく、チラチラと覗きのように何度も見るのだった。さらに美都は悪ノリして、背中丸見えで尻半分出しの痴女のような服を勧めてみたところ、早乙女さんは押せば着てくれそうな反応を返した。
ライバル出現
その後も三者面談の時に、顔がそっくりな早乙女さんの母と弟と出会ったり、初めて入った彼女の部屋が小学生からそのまま大きくなったみたいな、女子高生らしくないけど妙な可愛さを感じたりを経験。
やがて大学生も交えた一流選手が集う強化合宿が始まって、美都もマネージャーとして参加することに。
行きの電車からは見晴るかす海景色が見えたが、夜遅くまで早乙女さん専用メニューを作っていた月島は、はしゃぐ部員たちの横で一人熟睡中。
揺れる電車のおかげで隣に座る早乙女さんの肩に頭がもたれかかった。それにドキドキしながら彼女もゆっくりと頭をくっつけようとした時、さらに隣の美都にそれをニヤニヤと目撃されてしまっていた。
ごまかして離れようとする早乙女さん。力づくで押し付けようとする美都。合宿が始まる前に既に息を切らせる二人だった。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす2巻
リングが三つもある設備に部員たちが感動している中、監督の塩谷はどうやらここをよく知っている様子。
またそれを目敏く察した美都は、大学ボクシング部監督の大木に塩谷のことを尋ねようとしたが、彼女はそれを怒ったように強く止めるのだった。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす2巻
そんな大人の事情もありつつ、早乙女さんはやはり周りから注目されていた。しかし、その中で一人、はんなり京都弁を発しながら近づいてくる美人さん一人。
しかもその人が注目していたのは早乙女さんではなく月島悟その人。
中学まで月島は京都に住んでいて、二人はその頃の知り合いらしい。
それはいいが、積極的にスキンシップしてくるその女性に、彼女である早乙女さんは怒りが沸々と湧きあがるのであった。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす2巻
その女性は東都国際大女子ボクシング部所属・フェザー級王者の若乃真帆。
さっそく早乙女さんとスパーリングをするが、両者譲らずの白熱した内容だった。
その戦いを横目に、月島たちも汗を流していた。京都にいた頃の姉の同級生だったという若乃は、今も変わらず月島の世話を甲斐甲斐しく焼き、汗を拭いて長い髪を縛ってあげると子ども扱い。
周りの男子から見れば羨ましいことこの上ないが、女子力高めの若乃に早乙女さんは危機感を抱き始めていた。
美都が割って入り早乙女さんにやらせてあげたが、残念な仕上がりになってしまう。
夕食時になれば、カレーを給仕してくれる女子部員たちの中でも若乃のところに列ができる事態に、美都が策を弄して早乙女さんが実行。
白いご飯をハート型に盛って愛情溢れるカレーをかけて可愛く女子力アピールをしたかったのに、減量中の月島のためにやむなくハートは引き裂かれてしまった。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす2巻
夜も更けてきて、離れにある浴場に行った早乙女さんと美都。
目にも止まらぬ速さで脱いだ早乙女さんを先に浴室に向かわせ、美都は一人抜け出して、トレーニング中の月島に何かを伝えた。
その頃、浴槽に足をかけて腹筋していた早乙女さん。その時、ドアががらりと開いて月島が入ってきた。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす2巻
一瞬固まって目が合う二人。
彼の目線が胸にスライドした瞬間、早乙女さんは湯の中に飛び込みジェスチャーで外に出るよう促した。
彼はすぐに脱衣場に戻ったが、すぐ真剣な声色で呼びかけてきた。
タオルで前を隠して返事をする彼女。
すると彼は「ぼくらの服があらへん」と衝撃の事実を打ち明けるのだった。
彼女は風邪をひくといけないから中に入って下さいと言うが、彼女のスキャンダルを心配している彼はその優しさを受け取れない。
こうなったらかごで隠して服を取りに行ってくる、僕は男やからちょっと見られて恥かいても大丈夫やと言い出した。
すると彼女は「若乃さんにも?」と訊いてきた。
なんで若乃さん?と訊き返されて素直に言葉が出てこない。
それに彼は、他の誰になんて思われてもいい。僕の彼女は早乙女さんやんか、と言った。
その言葉に勇気が出たのか、早乙女さんは前を隠していたタオルを磨りガラスの向こうから月島に手渡すのであった。
感想
早乙女選手、ひた隠す2巻でした。
面白度☆8 乙女度☆9
早乙女さんの乙女っぷりが可愛過ぎます。ワンピース姿なんて堪らない。美都は応援してくれているようですが、理事長の息がかかってるのか気になります。
高校で出会うずっと前に出会っていたらしい二人。さて、どんな思い出エピソードが語られるのか楽しみです。