ギフト±8巻ネタバレ感想
ギフト±8巻のネタバレと感想とあらすじ、漫画を無料で読める方法を紹介。
裏社会に染まっていた政治家の松川を鯨として処理をして、また一歩闇に踏み込んだ環。
タカシは自分の気持ちを持て余しながら、梨世に欲望をぶつけていた。
加藤とリュウ
加藤に出会うまでのリュウは、中国大陸にいる時も日本にいる時も、周囲から認められずに存在ごと疎んじられていた。
路地裏での喧嘩に明け暮れていた時に加藤と出会い、彼にあっさり組み伏せられた時、ついにどこに行っても蔑まれてきた過去を思って弱音を吐いた。
しかし加藤は彼の名前を訊いてその名を呼び、自分自身をゴキブリだと貶めるリュウの心に一筋の光を射した。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±8巻
改めて出会った路地裏に足を運んだ二人。
リュウは自分か環かどちらかを選んで欲しいと突きつけた。
加藤を先生と慕い、駒として働き続けるのも悪くないと思っていたが、彼女に出会ってことで恐怖に囚われてしまった。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±8巻
怒りで報復できる相手なら問題ないが、環にはただ恐れだけを感じてしまう。
だから、このまま潜入員として動くなら、必ず環を殺すことになる。
加藤はリュウの告白を聞き終わると、銃口を向けて引き金を引いた。
しかし、銃弾は彼を掠めただけだった。
そうして深く繋がっていた二人は、袂を分かつことになった。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±8巻
桜田・英・廣瀬
英の元に、また新たな違法移植の依頼人がやってきた。
しかし彼は、桜田から臓器売買組織にたまきが絡んでいるかも知れないと聞いたことで、初めて依頼を断ってしまった。
いつものカラオケボックスの個室で待ち合わせた3人。
一足早く着いていた英は少し遅れてきた桜田に、初めて依頼を断った。だから俺は殺されるかも知れないと打ち明けた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±8巻
あの火事の直後、目隠しと腕を縛られた状態で何者かに連れて行かれた先で会ったのが、おそらく闇ブローカーの中心人物だった。
声から察するにおそらく50~60代。
そこで日本に新たな臓器移植ネットワークを作ろうとしていることを聞かされた。
それには、臓器の確保・国内の理解の浸透・医師の獲得が必要だった。
臓器は凶悪犯罪者のもので補い、それを買うのはもちろん違法で、手術を行うのは無免許医師なら、誰が訴えると言うのか?
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±8巻
君に断る選択肢はないと脅され、英は違法臓器移植の片棒を担がされることになった。
英はここまで話し終えると、これまで阿藤も巻き込んでしまってから頼むのも心苦しいが、たまきのことを頼むと言った。
すると桜田は、自分も阿藤に頼まれた時のことを思い出し、英を優しく抱きしめた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±8巻
どれほどそうしていたか、店員が飲み物を持ってきたと同時に慌てて身体を離すと、そのすぐ後に廣瀬が入ってきて茶化されてしまった。
二人がくっついていた色気のない事情を聞いた廣瀬は、なら逃げて身を隠すしかないだろうと持ち出し、桜田もそれに賛成した。
以前、自分の心臓を差し出してでもたまきを救うと言ったあなた以外、誰が彼女を救えるの?と諭し、廣瀬が逃げるなら誰も行きたがらない場所、例えば戦場とかだなと提案した。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±8巻
廣瀬が海外逃亡の手筈を整え、英と接触を済ませた後日。
桜田は署内で加藤が無防備に何か話を立ち聞きしているところに出くわした。その内容は、英琢磨という指名手配犯のことを、一人の女子高生が交番でしつこく訊いてきたというものだった。
たまきがその交番に現れたと言う事実。
盗み聞きのように英の話を聞いていた加藤は、おそらく彼が海外に逃げたことを知らない。
たまきの情報を期せずして手に入れた桜田は、彼女を探す行動を起こそうとしていた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±8巻