
ばくおん!!1巻ネタバレ感想
ばくおん1巻のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
アメリカ第35代大統領、ジョン・F・ケネディの言葉を借りよう。
「我らが日本はバイクの輸出によって世界の人々に自由と平等を与えてきた。
にも関わらず、この世のライダーは自らの魂の元に自由・・・ただしスズキ乗りは例外。
この世のバイクに差別はなく神の元に平等・・・ただしスズキ車は除く」
バイク屋の娘、天野恩紗の発言である。
佐倉羽音
B:82cm W:58cm H:87cm
本作の主人公で、バイクのバの字も知らないところから恩紗に丸め込まれるまでもなく、バイクの魅力にハマって免許を取得。
天然ふわふわガールだが、ちゃんと免許は取れたしそこそこ偏差値の高い高校にも入学できたので、基本スペックは悪くない。
愛車はピンクのCB400SF。
バイクとの出会い
自転車をえっちらおっちら漕いで、学校前の急坂を前にへたり込んでいた羽音。
すると信号待ちで横につけたのは、しっかり並ぶ車数台の前に同じ制服と同じ学年のリボンをつけた女子高生が跨るバイク。
変なメットを被ったぴっちり衣装のロードレーサー。
電動アシストで楽をしている女性。
どこか異様な空気を醸し出して、女性を除いた三者がバチバチと火花を起こしているようにさえ見えなくもない。
信号が点滅し始めると、ロードレーサーがフライング。
バイクはしっかり信号が変わってから「バイクがチャリンコなんぞに負けるかよ」と啖呵を切って、一向に前に進まない空ぶかしを披露。
車にクラクションを鳴らされた後でようやく一速に入ったバイクは、坂をすいすい登っていった。
そのバイクの空ぶかしを真似するかのように、口バイクをしながら汗みどろでペダルを漕ぎ続ける羽音。
ようやく校門で追いついた女子高生ライダーの正体は、天然くるくるパーマの可愛い奴。
それは同級生の天野恩紗だった。
いきなりバカ呼ばわりだの、バイクは興味ないけど空ぶかしは凄かっただの、なかなか刺激的な初対面を経験してから、二人は当然のように友達になったのだった。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!1巻
なんとかお得意のいい言葉を駆使してバイク部に勧誘しようとする恩紗の企みをよそに、謎しかないバイク部員でこの高校の最古参、来夢先輩と出会う二人。
バイクの魅力は語るものではない。
乗って初めて分かるのだ。
と言わんばかりに無言で羽音を後ろに乗せて爆走し始める来夢先輩。
あまりのスピードに先輩の大きな胸を掴んで、風や振動に耐えようとする羽音。
すると、じわじわスピードが上がって300kmをマークした時には、すっかりバイクの爽快感に羽音は心奪われていた。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!1巻
だから、恩紗が余計なことを言うまでもなかったのだが、羽音は免許のめの字も知らない、世間知らずなところがあった。
ともあれ、金さえ払って教習所に通ってりゃ免許は手に入ると恩紗が言うので、まずは入校。
しかしここで、女性人生の中で最大の難関が待ち受けていた。
そう、バイクの車体引き起こしだ。
さっそく来夢先輩のご好意で、彼女の愛車のニンジャで練習させてくれるようなので、調子に乗って引けなくなった恩紗が挑戦して、うんともすんとも言わずごまかした。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!1巻
いつも何言ってるか分からないけど、取り合えず教習所行ってくるねと恩紗のいい言葉をスルーして笑顔で出発する羽音。
しかし羽音も引き起こしのハードルに引っかかってしまった。
一回二回とトライしても、乱暴に地面に叩きつけてしまう。
すると、どこからか女性の声が聴こえてきて、体勢やら力の込め方やらを教えてくれた。
そのアドバイスのおかげで見事引き起こしクリア。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!1巻
声の正体が今跨っているバイクのものだと分かって羽音がびっくり仰天していた時も、恩紗と来夢はそっと見守っていた。
ただ、無言を貫く来夢先輩との二人きりの時間は、今の恩紗には辛かった。