
たとえ灰になっても2巻
ネタバレ感想
たとえ灰になっても2巻のネタバレと感想と画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
9話から16話収録。
山田とめがね子が組み、あっという間にユキを一円まで追い詰めた。
とんとん拍子に行きすぎる状況に疑問も持たず、二人は作戦通りに動く。
しかし、ユキはそんな二人を見ていやらしく微笑んでいた。
9話
搾れるまで搾り取り、確実に資金を増やして、山田の元手は12億を超えていた。
次はステージ8。
そこで終わらせる合図を山田がめがね子に送った時、ユキが山田に勝負を挑んだ。
6・6の目だけを偶数と判定し、残りは全て奇数。
さらにユキが賭けるのは6・6の偶数のみで、BET時には全員がどちらに賭けたか見せ合うようにする。
しかも6・6が二回連続で出ないと偶数とは判定しない。
その確率は1296分の1。
残金は1円でしかも3-1の構図を利用されては勝ち目がない。
だから、ほぼ不可能なこの提案でいいから乗ってくれないかというユキ。
ただ、掛け金は最低2億5000万以上にしてくれと。
残り3ステージが都合よく3-1に当てはまるとは限らない。
その可能性も考慮し、およそ負けるはずのない、不可能に近い博打に出た彼女の提案に、山田は乗ることにした。
クロエルの許可も下り、いざステージ8スタート。
すると、山田は一気に10億もの大金を賭けてきた。
この欲を出した山田の行動にめがね子は驚きつつ、サイを振った。
結果、出目は6・6。
最初の36分の1の確率を引き当てたユキの幸運に慄きつつ、続いて山田が勢い良く振った。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:たとえ灰になっても2巻
結果は、6・・・4。
ユキの提案により、出目は奇数となった。
10話
山田とめがね子は勝利を確信した。
そして、またあの輝かしく楽しかった日々を取り戻せるのだと思った。
全員がサイの目通りに「奇数」だと宣言した。
後は山田がユキにアタックを仕掛けて成功させれば、ユキの敗北が決まる。
表示板には奇数3偶数1と出ていることからも、ユキがギリギリで奇数にすり替えた可能性はなかった。
山田は安心してユキにアタックを宣言。
しかし、待ってましたとばかりに彼女は口角を吊り上げた。
ユキの賭けた目は奇数。山田のアタックは失敗だった。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:たとえ灰になっても2巻
山田はイカサマだと主張するが、ならめがね子と組んでいるのはどうなんだと言われ、クロエルにも騙される方が悪いと却下されてしまう。
山田の所持金2億6799万。
ユキの所持金20億3円。
そしてユキは、次のステージ9で一人殺して終了させると宣告した。
11話
ステージ9開始。
これ以上ユキを狙うことをやめ、山田は麗奈にターゲットを変更した。
しかし、今まで強気に高額を賭けてきたはずの彼女が、ここに来て1円に留めてきた。
このまま麗奈を狙ってもこのステージで彼女を倒すことはできない。
そしてユキはきっちり山田を倒せる金額を賭けてきている。
山田はどうすればいいか混乱した挙句、めがね子と組んでからずっと奇数に賭け続けているのがバレたかも知れないと勘繰り、ここで偶数に賭けた。
BET表示は奇数2偶数2。
サイの目は奇数。
一人ずつ奇数を宣言していき、ユキも奇数だと言った直後、
「常称寺。お前も奇数に賭けていたな?」
とユキが訊ね、
「ええ・・・もちろん、奇数ですわ」
と答えた。
それでようやく、山田はユキと麗奈が組んでいた可能性に思い至った。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:たとえ灰になっても2巻
今までの3-1も全て二人の手のひらで踊らされていただけ。
調子付かせて稼がせてから一気に奪い取る作戦。
つまり、今偶数に賭けているのが山田とめがね子だとバレているということ。
「宣言を達成する時が来たな・・・山田」
ユキがそう話しかけてきて、山田は目の前にチラつく死の恐怖にパニックに陥りそうになりながら、助かる方法を必死で考えた。
そして、まだ残っている手を思いついた。
それは、めがね子を裏切って今この場で彼女の所持金を0にすることだった。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:たとえ灰になっても2巻