ばくおん!!4巻ネタバレ感想
ばくおん4巻のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
空前絶後の女子高賭けバイクレースは、波乱と乱闘を巻き起こしながらも成功に終わった。
夏が終わって秋が過ぎ、季節はバイク乗りにとって地獄の冬を迎えようとしていた。
そろそろ、聖もマイバイクに乗れる時期だ。
クリスマス
クリスマスの頃は、聖の16歳の誕生日の頃でもある。
もう少しすれば合法的に免許が取れるのだが、聖は財力にものを言わせて諸外国を回り、金の力でフルビット免許を手に入れていたのだ。
どうやって取ろうが、免許さえあれば公道を走れるのが法治国家であるから、恩紗としてもバイク仲間が増えるのは歓迎するところ。
しかし、交通法規や黄色信号の意味さえ聖が知らないと分かると、すぐさまフルビット免許を切り刻んで不幸な事故が起きないように未然に防ぐのだった。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
それもこれも、引き起こしで躓いたので、もう金の力に頼るしかなかったのだ。
そうと知れば、あくどい商売をしているバイク屋の娘の恩紗は一肌脱ぐのにやぶさかではなく、アジアを席巻しているホンダのスーパーカブを練習用に持ち出してきた。
取りあえずバイクに慣れて、教習をスムーズにクリアしていく作戦だったのだが、ただ乗るだけで一回こけるし、スピードを出さないせいで安定せずにまたこける。
そして頭から地面に突っ込んだ時に、意外と短気の本性を露にして静かにぶち切れ、倉庫から持ち出してきたスレッジハンマーでカブに一撃食らわせるのだった。
引き起こしができないなんて思えないほどカブは吹っ飛んだ。
何の罪もないカブに対する怒りは一撃では治まらず、ハンマーの連打が始まる。
だが早川は、雇い主がバイクに暴力を振るっていても、カブはそういうものだと目を細めて見守っていた。
その言葉通り、ぐちゃぐちゃになったカブに満足した聖は、もうかからないだろうと思ってセルボタンを押した。
すると、カブは何事もなかったかのように動いたのだ。
聖は笑い出し、恩紗たちは恐怖した。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
聖は、必ずこのカブを乗りこなして見せると決意し、筆記試験をパスして原付免許を手に入れ、禍々しい装飾と恥ずかしいカスタムをして、バイク通学を開始したのだった。
男の影も形もない女子高生ライダーたちは、羽音の家に集まってクリスマスパーリーを開くことにした。
忘れちゃいけないのが交換用のクリスマスプレゼント。
校長の圧力で猿山が顧問になったので、男に縁はあるがすぐ見限られる彼女もパーリーに参加することになり、生徒の家でふんぞりかえり足を広げていた。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
ご馳走を頬張りながら、いつまでサンタを信じていたか?と話題になり、羽音は異常なピュアさを披露し、恩紗は平均的な子として育ち、凜は協調性を重視した日本の教育を悉く吸収しなかったエピソードを話した。
ブッシュ・ド・ノエルを食してそろそろプレゼント交換の雰囲気になった時、凜はバイト先に呼び出され二倍の時給を目当てに途中退場。
プレゼントはくじ引きで決定し、恩紗はさっそく包みを取ってみると、それは一目で凜が持ってきたものだと分かった。
なぜなら、凜がバイクに乗っている置物だったからだ。
それなりに可愛いのが見る者の苛立ちを募らせ、それが握力にも影響して恩紗は落としてしまい、不吉にも首がもげた。
どうにかセロテープでくっつけるが、どう見ても事故って首にギプスを巻いた怪我人ライダーにしか見えなくなった。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
最後の一つは凜がもらう奴だ。
羽音はわざわざどこかにあったサンタの衣装を着込み、寒空の下、バイクに乗って凜に届けに出た。
その頃凜もサンタの格好をして、ピザを温かい家庭に届けて回っていた。
そして、信号待ちをしていた凜の横につけた羽音が路肩で素晴らしいプレゼントを渡した時、ドラマチックに雪が降り始めた。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
だがそのプレゼントは、少しアレだった…