アラサークエスト1巻
ネタバレ感想
アラサークエストの最新話、最新刊ネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
巨乳でスタイルも良くて美人の32歳、魔法使いのベア。
ボディビルダー並みのマッスルボディで22歳、戦士のカトリーヌ。
クールで真面目な見た目と性格の28歳、武闘家のホクト。
ちっちゃくて可愛い合法ロリババア34歳、エルフのシャル。
クエスト終わりのビールが堪らない4人である。
アラサー魔法使いベア
いつもの酒場に寄って取りあえず生4つを注文し、運ばれてきたおしぼりでどこを拭くかによって、女子力を試される第一の試練。
カトリーヌは躊躇なく豪快に腋を拭き始めるものだから、デリケートな年齢のベアが代わりに男の目がないかひやひやもの。
まだパーティを組んで間もない彼女たちはそこでお互いの年を知り、アラサーのベアはショックを受けざるを得ない。
なぜかって22歳のカトリーヌは出会いに焦ってないし、ホクトは密かに婚約者がいるらしいし、エルフが一番最年長だとしても、不老不死だし見た目が一番若い。
そんなところにイケメン二人組が話しかけてきた。
しかも魔法使いを探しているようで、ベアはすぐさま了解し、明日に備えて家に直行。
明日着ていく服を選び、新しいパンストをコンビニまで買いに走り、猫に餌をやり、溜まった洗濯物を片付け、風呂に入り、肌の手入れをして眠りについて一時間後、出発の時間になった。
酒、寝不足で荒れた肌を急いで塗りたくって待ち合わせ場所に行けば、そこに待っていたのは昨日のイケメン二人と可愛くて若い女の子一人。
しかもその子は駆け出しの魔法使いで、ベテランのベアは指南役として誘われたのだった。
さらに10代。
肌の違いに恐ろしさを感じながらも、的確な指示で駆け出し魔法使いに経験を積ませ、当て馬にされる前にさっさと帰ろうとした時、野生の熊出現。
男二人は崖上にアイテムを取りに行っているので、ベアはフルダッシュで逃げるがすぐに息が切れてしまい、女の子に囮になってもらって、何とか魔法の一撃で退治に成功。
そこで女の子がイケメン二人を「お兄」と呼んでいるのを耳にして、彼らが兄妹だと判明し、一瞬にしてヤル気を立て直すベア。
クエスト終わりにいつもの酒場に行くと、爽やか五郎丸風の兄は29歳にしてDTだと妹がバラした。
ウブな彼はどうやらベアが気になっているらしく、焦るアラサーから誘いをかけた。
外に連れ出し、首に手を絡め、勢いそのままにDTの唇を奪おうとしたその時、ベアは糸切り歯と奥歯の間にさっき食べたとりわさの残骸が挟まっているのに気づいた。
万が一、相手の方に飛び込んだら終わる。
なんとか舌でほじくり出そうとわしわししたが、なかなかキスしてくれない五郎丸が目を開け、妙齢の女性の不細工顔を至近距離で見てしまい、瞬時に冷める。
最高レベルのクエストボーナスを手に入れそこなったアラサーだった。
処女
いつもの4人で未踏の洞窟へ入ろうとしたが、「処女以外立ち入るべからず」という看板が入り口に立っているので、カトリーヌがシャルを担いで二人だけで入ろうとした。
最年長だが見た目通り処女だったエルフが涙を流しながら大人しく従ったその時、ホクトも一歩前に歩み出た。
婚約者はいるが、結婚まではしない掟を守る律儀で可愛い奴だったのだ。
その流れでベアも処女だと言ってみたが、軽くノリツッコミされてからそんなわけないだろうと言われて留守番を命じられる。
調子こいて童貞を誘った彼女であるが、正真正銘処女だった。
小学生時代は言わずもがな、中高は女子高、大学は研究室にこもりっきり、仕事は在宅ワークの日々で32歳処女の出来上がり。
一度金をかけまくって外見を磨き、スタイルだけはいいのでセクシーな服でバーに冒険に出た事があり、幸先良くナンパされて付き合うことになったのだが、一切免疫のなかった彼女はいざそういう雰囲気になると彼氏を眠らせて逃げ続けていた。
結果浮気され、ジ・エンド。
そんな悲しい思い出に浸りながら待っていると、この洞窟は処女だろうがなんだろうが怪物の餌食になると、通りかかった地元民に教えられる。
その頃洞窟内の処女3人は下ネタで盛り上がっている最中だった。
そこに現れたのが、アレを彷彿とさせる触手をうねうねさせた怪物だった。
いやらしい不意打ちに苦戦を強いられたその時、助けに来たベアの魔法で怪物が燃え盛ったのである。
そしてベアは本当に偽りなく処女だと、恥を忍んで打ち明けた。
もちろん全員処女の3人は、笑ったりバカにしたりしないでくれた。
その後でちゃんと依頼の品のショジョチュウダケを採取すると、みるみる立派にそそり立った。
何とも口にし難い性質を持つキノコを目の前にし、処女4人は一瞬驚いてから言葉をなくした。
処女にはなんとも刺激の強いアイテムに慄きながら、依頼主の元に持っていくと、その下品過ぎるキノコが処女にだけ反応する特性を利用し、息子の彼女が清いのかどうか確かめようと考えたババアの企みだと判明。
結果、彼女が触ってもキノコは大きくならなかった。
これで愛し合う二人は、理解のない親に引き裂かれてしまう。
その時、ベアが一歩前に進み、キノコを手に取って見事に反応させ、処女以外に反応するんですよと嘘を吐いた。
しかしババアもバカじゃなく、自分で触っても大きくならないことを見せ付ける。
すると今度はホクトが、「セカンドバージン」だからですよと助け舟を出し、愛し合うカップルの未来を救ったのであった。
その後、いつもの酒場で戦利品をおいしく料理してもらいましたとさ。
感想
アラサークエスト1巻でした。
面白度☆9 リアル度☆8
全編通して下品さが漂ってますし、キノコのように生々しいところもあります。でも、それらに抵抗がなければかなり面白いと思います。
マッチョ乙女のカトリーヌの親子エピソードや、ロリババアシャルの里帰り一悶着など、他にもバラエティに富んだクエストが収録されていて、十分満足できました。
2巻が楽しみです。