
たとえ灰になっても25話~32話
ネタバレ感想
たとえ灰になっても4巻のネタバレと感想と画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
休載を挟みつつ、3巻の続きで4巻収録予定の25話から32話までを紹介。
生死をかけた鬼ごっこが始まり、鬼になった麗奈はチェンジも失敗してしまい、焦っていた。
その時、目が怖くて急におかしくなるルセットが同盟を持ちかけてきた。
25話
ルセットが考える作戦は、至極単純だった。
子同士が繋いでいるように見せかけて近づき、安心させたところででーんとするだけ。
まさか鬼同士が繋がないだろうという先入観を利用していると言われれば悪くない気はする麗奈だが、自分たち二人が同時に子になるのは、確率的にも厳しいことを指摘した。
するとルセットは、自分は鬼のままでいいから、麗奈だけでーんすればいいと言う。
自分を犠牲にして助けてくれる意味が分からず、食事の時におかしくなった時に思った、過去に人間を食べたことがあるんじゃないの?と訊くと、ルセットはまたおかしくなり始めた。
頭を抱えて調味料の配分を唱え出し、ホラーフェイスに変化していく。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2017年10号
怖くなった麗奈がナイトメアを発動すると、ルセットは汁汁言い出して蹲った。
その後、姫蘭が子のみで集まって無敵同盟を作ろうと呼びかけ、ユキも含めて8人が集まった。
集まったのはユキ、フクドク、鈴野りん、亡々死、秋原カエデ、沙羅、霧霞雫。
姫蘭は鬼を見つける方法と、現在誰が鬼か分かる有力な情報を持っていた。
麗奈も遅れてその同盟に入ろうと様子を窺っていたが、またしてもルセットに絡まれて止められる。
なぜなら、既に麗奈が鬼であることは姫蘭に知られているからだった。
そしてそれを教えたのは、笑顔が素敵な嘘月偽子だった。
ついでにルセットが鬼であることも情報提供しようといやらしく笑う偽子。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2017年10号
しかしルセットは冷静に、自分がこの同盟イベントをぶっ壊して麗奈を助けると言った。
26話
偽子&リヴに密告される前にナイトメアで足止めをし、麗奈とルセットは作戦通りに手を繋いで集まりの中に踏み込んだ。
既に麗奈が鬼だと聞かされたメンバーは後ずさるが、ルセットと手を繋いでいることに注目する。
しかしすぐに姫蘭が騒ぎ、亡々死もチェンジされかけたと暴露して追い返そうとしたその時、それを聞いたルセットが手を離した。
それもこの場を動揺させるための作戦で、麗奈が迫真の演技を披露すると、予想通り二人が本当は鬼なのか子なのか確信が持てなくなったメンバーはうろたえ出す。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2017年11号
そこで鈴野が、鬼を判別する方法があるなら大丈夫だろうと声をかけ、姫蘭は二人を追い出しにくくなって、参加を受け入れた。
ここまでは、ルセットの予想通りに事が運んでいた。
姫蘭は鬼を判別するため、最初に引いたカードは何か宣言する必要があると言う。
J・Q・Kを引いた者は、鬼にされたくないから数字を言うはずで、そうすると同じ数字を言う者が二人は出てくる。
被った二人のどちらが鬼か判別は可能だと言う。
ただしこれは開始直後の状況しか分からない。その後の方法も考えていると言うが、対策を練られないために姫蘭はまだ言えないと答えた。
もちろんこのイベントは、姫蘭が自分だけは確実に助かるために仕組んだものだった。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2017年11号
そこに復活した偽子とリヴも加わり、ショーコを除いた全員が集まった。
そもそも全員が馬鹿正直に本当に引いたカードを言う可能性などなかったが、それに気づく者、気づかない者はそれぞれに頭を捻り、その場の地面に書いていった。
姫蘭が全員の数字を確認した結果、二組の数字が被っていた。
27話
カードが被った二組計4人は、亡々死とフグドクの4、ルセットと麗奈の7だった。
ここから始まるのは、あぶり出し裁判だ。
鬼候補の4人には、鬼ごっこ開始直後から今までの行動を話してもらい、それらに関わった人間の証言と照らし合わせて齟齬がないか検討し、矛盾がなければ子、疑わしきは鬼と判断。
それだけだと不確実なので、姫蘭は自分に鬼の可能性が高い相手にでーんをさせて疑いようがなく確かめると言う。
万が一のため、チェンジを使えるだけの所持金も持っていた。
そして4人の証言を検証する、鬼さんこちらあぶり出し裁判が始まった。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2017年13号
亡々死から話し始めると、とにかく鬼じゃないあいつが鬼だと喚き立てるが、出会った沙羅や偽子、ユキが必死に逃げていた様子から鬼じゃないだろうと証言。
ではフグドクの場合は、自分が鬼だと言ったり、子のように逃げたりと行動が一貫していなかった。
姫蘭の判断は亡々死は子、フグドクも子だった。
曖昧なフグドクの行動は判断しにくいように見えるが、ただこのゲームを混乱させたいだけの愉快犯で、鬼の状態でできるものではないはずだった。
すると図星だったのか、フグドクは姫蘭の意図に気づいていることを仄めかして同盟を抜けた。
姫蘭は亡々死にでーんさせ、子であることを証明して、彼女を手を繋ぐ相手に選んでこのイベントが自分たちが確実に生き残るための茶番に過ぎないことをそっと耳打ちした。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2017年13号