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著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻
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屍牙姫2巻ネタバレ感想

屍牙姫2巻のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

その牙から滴る体液と、我が身に流れる血によって、相手を化物に変えて使い魔にしてしまう美輪子。

美しく、男を惑わす容姿の裏に潜む残酷な毒牙にかかった高校生の広田は、恋人のちかをも巻き込んで夜の世界に引き込まれてしまう。

 

9話

広田は美輪子の屋敷の中の一室にあるベッドの上で目を覚ました。

猪鼻の化物に襲われたことや、自分も醜い化物に変わってしまったこてゃやはり夢ではなく、それを証明するには十分な、左腕が歪な刀身をした剣に変わっていた。

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

ひとしきり部屋中のものを切り裂いて怒りをぶつけ終わってから廊下に出ると、見知らぬ女が声をかけてきた。

 

同じく美輪子を探しているらしいその女は、ベレー帽とツインテールの可愛らしい女の子だった。

しかし、手にはあの猪鼻のマスクを持っていて、それについた美輪子の匂いを辿って来たようだった。

 

女は使い魔を殺された怒りを、まず広田に向けてきた。

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

彼は美輪子への忠誠心など皆無なことを伝えようとするが、女は聞く耳持たずに髪を自在に操り、彼の耳から侵入させて、他の穴からぶちまけた。

 

 

彼は外に引きずり出された。

 

女はあの猪鼻使い魔を殺された恨みと、使い魔の性質を何も知らない彼に、基本的な知識を話して聞かせた。

血さえ飲めば元の人間の姿に戻れると聞かされた彼はちかの笑顔が浮かび、目の前の女の顔が心臓に見え、その鼓動が間近に聞こえる気がした。

 

そして一瞬の隙を突き、左腕の剣を薙いだ。

 

しかし女の髪を斬っただけで首には届かず、女は元の面影が髪型しかない醜い姿を現した。

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

その直後、ヨガをしていたと言いながら、スポーティな格好をした美輪子が姿を見せた。

 

美輪子を見た女は激昂し、より一層醜く大口を裂いて襲い掛かった。

しかし美輪子は一切慌てることなく彼の剣を毟り取り、女を一刀両断のもとに叩き斬った

 

真っ二つになった女に止めを刺す美輪子の豊かな胸から、彼は視線を外せなかった。

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

その頃、ちかにまた異変が起きていた。

 

 

10話

風呂上りにドライヤーで髪を乾かしていたちかは、繋がったはずの腕が取れて体中にも傷が現れ、その場に倒れてしまっていた。

 

 

使い魔を使役する女が現れたのをいいタイミングだと思った美輪子は、自分たちや使い魔について彼に説明することにした。

 

人間の血を飲んで生きる自分たちを血族と呼び、それは昔からあらゆる場所にいた。

血族同士は狩場を巡って争いが絶えなかったが、高い再生能力で決着がつくことはなかった。

しかし、いつからか現れた使い魔が血族を殺す力を持っていることが分かった。

 

飢え、日光、そして使い魔の武器である猟爪だけが血族を死に至らしめることができた。

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

だから使い魔は、血族同士の争いにおいて貴重な戦力となると同時に、危険な存在にもなり得た。

 

ただ血族の中にも、さっきの女のようにレベルの低い感染者がいて、またその使い魔もオリジナルの美輪子をどうにかできるほどの戦闘力は持っていないのだった。

 

 

そして美輪子の牙から抽出した体液を使って回復したちかは、使い魔にこそならないが、傷を癒す効果は精々数日で、今はまた重傷の状態に戻っている頃だった。

 

それを聞いた彼は外に飛び出し、民家の屋根を飛び渡り、彼女の家の前まで駆けつけた。

 

ちょうどその時、腕を失い死にかけている彼女が救急車で運び出されていた。

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

 

彼はどうすることもできず、そのままビルの屋上で朝を迎えた。

 

そのまま朝陽に照らされて死を受け入れようとしたが、日光に焼かれるのも構わず美輪子もやって来て、私や血族を受け入れなさいと言いながら、彼を抱きしめた。

 

日光に焼かれ、白く変色していく化物の姫を、彼はこの時ばかりは美しく思えた

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

 

数日後、元の姿に戻った彼は元気になったちかと束の間の楽しい時間を過ごしていた。

 

 

11話

ちかを生き長らえさせるため、自分が元の姿を維持するために、彼は血族や使い魔だけの心臓を狙って夜毎狩りをしていた。

 

そしてある夜、虚無僧のように傘を被った一人の使い魔の後を追った。

 

ムサシというその使い魔は、千晶という着物姿の和風美人の血族に仕えていた。

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

しかし千晶はここ半年、ムサシがいくら心臓を差し出そうと一切口にせず、血族としての生を終わらせようと決めていた。

 

 

そんなこととは知る由もない彼は、二人が隠れ住む屋敷に侵入し、気配を察知したムサシと戦闘を始めるが、未だ猟爪を扱い切れていない彼は容易く両足を落とされて追い詰められてしまう。

 

すると千晶は彼から美輪子の気配を感じ取り、ムサシも驚きを隠せなかった。

 

オリジナルの血族である美輪子の使い魔になった彼の回復力は凄まじく、落とされた手足がみるみる再生していく。

 

 

ちかを救うためには、美輪子の飢えを満たし続けなければいけなかった

著者名:佐藤洋寿 引用元:屍牙姫2巻

 

使い魔としての生を受け入れた彼は、石をも斬ったムサシの猟爪を叩き斬って致命傷を負わせるのだった。

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