
無能なナナ2巻ネタバレ感想
無能なナナ2巻のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
絶海の孤島にある学校は、人類の敵と呼ばれるモンスターを倒すための訓練施設だと、そこに通っている異能力者の子供たちは信じていた。
しかし人類の敵とは異能力を持った人間のことで、彼らは何も知らされずに隔離されていただけ。
そこにやって来た美少女転入生は、秘密裏に人類の脅威を抹殺すべく派遣された無能力者だった。
5話
キョウヤの能力が不老不死だったせいでナナは彼を始末し損ね、さらに強い疑惑の念を抱かれた。
ナナオたちの失踪が騒がれるのも時間の問題で、キョウヤという厄介な相手の対応策もないところに、ラブレターをもらってからかわれている女の子が、ナナが足を怪我しているのを見て、いきなり傷口を舐めてきた。
著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻
すると一瞬で完治したのだ。
人を救う素晴らしい能力に思えたが、その犬飼ミチルも15万人以上の殺害推定人数だった。
厄介な回復能力を持つ彼女に近づくため、ラブレターが心無い女子たちの悪戯だと気づかずにドキドキしながら待っていたミチルに声をかけ、覗き見ていた犯人の女子たちにも声をかけて退散させた。
裏でバカにされていたことを知らずに友達だと思っていたミチルは泣いて悲しんだ。
著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻
そこでナナは食事に誘って励まし、距離を詰めた。
自分の傷でも舌で舐めれば一瞬で治せることから、背中を狙って殺そうと決めてその夜のうちに仕掛けようとしたが、部屋の前でキョウヤが待ち構えていた。
彼は心配だからというが、監視目的なのは明らかだった。
ナナは窓から出てミチルの部屋に駆け込み、人類の敵が、と言って窓に注意を向けさせ、隠し持ってきた錐を振りかぶった。
悲鳴を聞いたキョウヤは声の方に急行し、ナナに狙われているであろうミチルの部屋のドアを開けた。
そこには脇腹から血を流して倒れているナナがいた。
著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻
ミチルが舐めて傷はすぐに塞がったが、襲ってきた人類の敵は姿さえ見せずにどこかに逃げてしまったとナナとミチルは証言した。
ナナを疑っていたキョウヤは一体何が起こったのか考えた。
そうして彼を悩ませることが、ナナの狙いだった。
身を挺してクラスメイトを人類の敵から守ったこの光景を見せれば、彼の疑いを逸らせるだけでなく、他の者からの信用もより硬くなる。
もちろん傷は自作自演だった。
著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻
6話
襲撃事件の翌日になっても、キョウヤはナナとミチルに詳しい状況を何度も聞いていた。
彼はナナの自作自演も疑っていたが、それをする理由が分からなかった。
クラスメイトたちは襲われたナナに同情し、早くリーダーを決めようと騒ぎ出す中、すっかり懐いていたミチルがナナを推し、キョウヤ以外の満場一致で彼女がクラスリーダーに選ばれた。
著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻
さっそくその立場を利用し、明日からの連休を使ってクラスメイトの能力を聞いてまとめておくようミチルに頼み、彼女は何も疑わず快諾した。
しかしキョウヤはまだ疑っていて、寮に帰る前に、服に開いた穴から錐か銛のような鋭いもので刺したみたいだなと探りを入れた。
ナナはその疑いをアドバイスと受け取り、毒草を採取して死因が分からないようにしようと考えた。
信用の基盤を築いたナナだったが、その日の夜に別の厄介な相手に目を付けられてしまった。
葉多平ツネキチという彼は未来が分かるらしく、見せてきた写真には、ナナが彼の首を絞めて殺そうとしている場面が写っていた。
著者名:古屋庵 引用元:無能なナナ2巻