明日ちゃんのセーラー服
著者名:博 引用元:明日ちゃんのセーラー服1巻

明日ちゃんのセーラー服1巻
ネタバレ感想

明日ちゃんのセーラー服1巻のネタバレと感想、漫画を無料で読める方法を紹介。
プロローグと1話から6話まで収録。

 

圧倒的に柔らかくノスタルジックな絵と電子書籍限定のカラー原稿の鮮やかさ。

瑞々しい明日(あけび)ちゃんが躍動する姿は必見。

自然溢れるどこかの町のお嬢様学校に入学した明日ちゃんの、成長と友情の物語。

 

 

1話

1話の前にプロローグでしなやかな身体と素晴らしい身体能力ではしゃいでいた明日ちゃんは、うまく着地を決められるはずだったが、小川にダイブしてびしょ濡れになっていた。

 

これから中学1年生になる明日ちゃんは、妹の花緒と一緒に通っていた小学校から、お母さんの母校である蠟梅学園の新入生になる。

面接では憧れのセーラー服を着るために志望しましたと高らかに宣言していたが、実は面接官の先生を唖然とさせていたのは知らなかった。

 

でも、卒業生である学園長は明日ちゃんの志望理由を聞いて、あの頃を思い出し目を細めていた。

 

 

お母さんと一緒にセーラー服の生地を買いに行って、お母さんに仕立ててもらって、始めて袖を通して見た。

しっかり折り目がついたスカート、襟にスカーフ、ちゃんと靴下も履いてすぐに学校へ行ける格好をしてお母さんと花緒に見せた。

表紙

 

すると、感動で泣いてしまったのだ

 

 

さて、入学式当日になってようやく異変に気づいた。

なんと蝋梅学園は、今はもう制服はブレザーに変わっていて、古きよき時代は終わっていたのだ。

 

たった一人のセーラー服でいたたまれなく、家に帰ってからベッドに倒れこんで塞ぎこんでいると、花緒がお尻を叩いて「今のお姉ちゃんはかっこわるい!」と一喝。

 

それで覚悟を決めた明日ちゃんはかっこいいお姉ちゃんでいるため、憧れのセーラー服のままで玄関の扉を開けた。

 

明日小路。新生活の始まりである。

 

 

2話

学校に向かう畦道を歩きながら、黒くてサラサラの長い髪をポニーテールに結わえ準備完了。

初めての道を息せき切って走り、お城のような時計塔に感動して、1年3組1番にある自分の名前を確認して、まだ静かな廊下を進んで一番乗りだと思っていたら、3組の教室の中から物音が。

 

たった一人のセーラー服をバカにされないか心配になりつつも、気合を入れてそっと覗いてみると、ツインテールの女の子が椅子に裸足の足を乗せて、パチパチ爪を切っていた。

表紙

 

 

しかも切った後の爪きりを、とろんとした表情で嗅いでいたのだ。

 

 

見なかったことにして下さいと素直に言ってくる彼女。

すると明日ちゃんも靴下を脱いで立ったまま器用に足と顔を近づけ、走ったせいで汗臭いかもなんて言って笑いかけた。

 

なんとも言えない出会いだった二人だが、すぐに仲良くなれた。

 

爪きりのパチパチという音で緊張が和らぐ木崎江利香は東京から来た上品な女の子で、これから始まる新生活に不安を抱えていて、思わず早く来すぎてしまったから爪を切っていたのだった。

表紙

 

 

自分だけ違う制服で不安だった明日ちゃんは共感を覚え、気合を入れるためにしていたポニーテールを解いた。

 

 

3話

テレビのCMで観たアイドルの福元幹とセーラー服の衣装に一目惚れした明日ちゃんは、だからお母さんが通っていたこの蠟梅学園に運命を感じたのだと自己紹介を長々と喋り、最後に特技の身体の柔らかさを見せ始めた。

 

膝に額がつくぐらい腰を折り曲げ、次に立ちブリッジをしてからそのまま片足を上に真っ直ぐ伸ばし、くるっと捻って見事なバランス感覚を披露して見せた。

 

最後に長い髪で顔を隠して「おばけ」なんておどけて見せたが、笑いは一切起きなかった。

なぜなら、スカートが捲れ上がって丸見えになり、みんなそっちに気を取られていたから仕方ない。

 

 

田村先生は面接をした時から気になって仕方なかった明日ちゃんの担任になり、楽しそうなクラスになりそうな反面、同じくらい不安も感じていて苦笑いしかできなかった。

表紙

 

 

1年3組になったのは、明日ちゃんを始めとした制服姿が初々しい16人の女の子たち

隣の席になった木崎さんとさっそく仲良くなれたが、肝心要の自己紹介で失敗してしまった明日ちゃんは、みんなと仲良くなれるのだろうか・・・

 

 

4話

小学校では他に年が近い子供がいなくて、いつも一人で遊んでいた明日ちゃん。

マンツーマンで教えてくれる先生に、雲悌を二つ飛ばしできるようになったところを自慢気に見せていたりしていた。

 

でも、中学校では同級生が15人もいて賑やか。

みんなの名前をすぐに覚えたけど、給食の時間になれば加減が分からずに一つ一つによそい過ぎて、自分の分はカップの底が見えるくらいしか残っていなかった。

 

そうしてまた一つ賢くなった明日ちゃんが感動したのは、4つ机を合わせて食べるのがなんだか家族みたいに思えたことだ。

同じグループになった眼鏡の子がスープを飲もうとしてカップを顔に近づけたら、湯気でレンズが曇った

表紙

 

 

眼鏡を外して曇りが消えるまで息を吹きかけ、眉間に皺を寄せて確かめてから再び装着。

 

眼鏡が似合う凛とした横顔を観察していたら、もう一度スープを飲もうとしてまた眼鏡が曇ると、サッとハンカチを差し出す明日ちゃん。

すると、恥ずかしそうにしながらも眼鏡っ子は受け取ってくれて、早くも二つ目の感動。

 

しかし、よくよく思い出してみると、そのハンカチで汗を拭いたのを思い出して顔を歪ませてしまうのである。

 

ただ眼鏡っ子はちゃんと乾いているところを使わせてもらったと言ってくれてまた感動。

 

眼鏡っ子の古城智乃さんとのやり取りでコロコロ表情を変えていたのを見ていた、出席番号2番の兎原透子さんは、急に明日ちゃんに顔を近づけて「明日ちゃんモテるでしょ」言い切ってきた。

 

 

5話と6話

給食編後半に入り、木崎さんが明日ちゃんへの独占欲を出して兎原さんを危険視したり、それでも和気藹々と給食の時間を過ごす中、あの福本幹の曲が流れ出した。

そこで明日ちゃんは憧れのアイドルへの愛を知ってもらうため、同性でもドキッとしてしまうような色っぽい一面を見せて、みんなの視線を釘付けにしたのである。

表紙

 

 

学校初日はつつがなく終了し、「また明日」と言い合える素晴らしさを噛み締めながら、初めての帰り道を駆け抜けていく。

 

まだ桜が咲き誇っている中を、15人の名前を口ずさみながら、いよいよ始まった中学校生活の幸先良いスタートに心が躍る明日ちゃん。

 

また明日のためにセーラー服を脱いでハンガーに掛けるのさえ楽しくて、家族にもまた明日と挨拶をしてベッドに潜り込むのであった。

 

 

感想

明日ちゃんのセーラー服1巻でした。
面白度☆7 癒し度☆9

キャラ全員が可愛いのはもちろん、ノスタルジックな風景がきれいで、カラーの部分は絵画を見ているような気分になりました。

もちっとした素肌や若さ溢れる躍動感が魅力の、癒しと青春と田舎ライフの一冊でした。

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