明日ちゃんのセーラー服2巻
ネタバレ感想
明日ちゃんのセーラー服2巻のネタバレと感想、漫画を無料で読める方法を紹介。
番外編と7話から13話を収録。
母親の母校である蠟梅学園に入学した明日小路は中学1年生。
ブレザーの制服の中、一人だけセーラー服で目立っている彼女は、天真爛漫な性格のおかげで一気にクラスの中心的存在になっていた。
だからそろそろ、同級生を家に呼べるほど仲良くなりたいところだ。
巻数目次
7話
突然谷川景さんの席の前に座り込んだ明日ちゃんは、彼女の足をまじまじと見ながら「脚きれいだね」と話しかけた。
じりじり近づいてくるので、谷川さんは椅子をガタガタ鳴らして後ずさる。
すると明日ちゃんは、スカート捲ってもいいですか?と正々堂々お願いしたのであった。
兎原さんが美脚選手権なるものを開催していて、明日ちゃんはそれに協力しているようだが、もちろん谷川さんは呆れながら断った。
取り付く島もなく断った谷川さんは委員長を務める真面目な女の子で、それが良さでもあり頼られることも多いのだが、もう少しノリの軽さがあってもいいのではと、兎原さんなんかは思っていた。
すっかりクラスの人気者になった明日ちゃんは脚を見せてとしつこく、写真を送って欲しいと頼むので、連絡先だけ交換して今日は帰宅した。
脚を見せる気はないものの、連絡先を交換できたのは嬉しかった谷川さん。
家に誰もいないと分かると、きれいだねと言われた脚が気になって、気づけばスカートを捲って写真を撮っていた。
ドキドキしてシャツのボタンにも手をかけて、もっと新しい自分を見て見たくなりベッドに寝転んでもっと大胆な一枚を撮った。
その時お母さんが帰ってきて、部屋のドアをオープン。
びっくりして送信画面を押してしまい、送るつもりのなかった明日ちゃんへと送信してしまったのだ。
それは、いつもの真面目な彼女からは想像できない、エロティックな雰囲気がある一枚だった。
8話
8話は木崎さんとのお話。
まつげが長く、凛とした佇まい、楽器が弾けてかっこいい。
そんな彼女に注目していた明日ちゃんは、どうやって家に呼ぼうか思い悩み・・・
9話
こどもの日が近づき、そろそろ部活を決めようと誓った明日ちゃん。
でも、見学すればするほどどの部活も魅力的に思えてしまう。
逆に古城さんは読書が好きなのですぐに文芸部に決め、明日ちゃんの見学行脚にとことんまで付き合ってくれた。
それでも決められず、そろそろ帰ろうかという頃になって激しい雨が降り出してきた。
眼鏡にかかった雨粒で気づいた二人はすぐに軒下に飛び込んだが、あっという間にびしょ濡れに。
上着のない薄いセーラー服一枚の明日ちゃんは生地が肌に張り付いて一気に寒くなり、さっそく大きなくしゃみを一発。
古城さんに言われてかぜをひかないようにすぐ脱いだけれど、こんな外で露出が多くなってさすがに恥ずかしくなった。
すると古城さんはブレザーを脱いで、明日ちゃんに着せてあげたのだ。
少し大きめでぶかぶかになったが、着る服一枚で少し大人っぽくなった明日ちゃんだった。
10話
10話は雨が煙る二人きりの空間の続きのお話。
古城さんが持っていた本を顔を寄せ合って読み始めた二人。
明日ちゃんは感情込めて朗読しているうちに、古城さんは太ももを枕にして気づけば夢の中。
そして雨が上がると、明日ちゃんはついに入りたい部活を決めた。
その部活は・・・
11話
放課後の掃除が終わると、兎原さんにちょっと遊んで行こうと誘われて、明日ちゃんは大得意の縄跳びを持ち出して二重飛び、あや飛びはもちろん、どうなってるか分からない高難度の技を繰り出し、最後に大技を決めようとしたが、着地を失敗して尻もちをついてしまった。
次は兎原さんと交代。
すると最近降り続いていた雨でできていた水溜りを跳ね飛ばしてしまい、セーラー服に泥水が飛び散ってしまった。
そこで兎原さんは、遠方出身者が住んでいる満月寮に招待して、洗濯機を使ってもらうことにした。
神黙根子さんと同室だったが、彼女は2段ベッドの上ですやすや眠っており、起きる気配はない。
兎原さんは自分には似合わない服を着せてみたい気持ちもあって、さっそく可愛らしいワンピースを渡して背中のファスナーを上げるのを手伝った。
少し恥ずかしそうにする明日ちゃんだったが、今すぐアイドルデビューできそうなくらい可愛くて似合っていた。
可愛いのは分かっていたけれど、こうも着こなされた兎原さんは嫉妬と羨望が混ざり合った。
セーラー服を洗って乾くのを待つ間、兎原さんはいとも簡単においしいクッキーを作り、たくさんの寮生からもお菓子作りの腕を期待されている、家庭的な女子力の高い一面を披露した。
明日ちゃんはそのお菓子作りの腕が羨ましくなって教えてもらったが、いざやってみると全然うまくいかず、料理の腕がかっらきしなのがバレた。
明るく何でもできる女の子だと思っていた明日ちゃんの弱点を知った兎原さんはちょっと安心。
明日ちゃんはまた教えてあげると言われて嬉しくなったが、食べ過ぎたせいでゲップで返事をしてしまうのだった。
12話
ついに明日ちゃんと遊ぶ日を迎えた木崎さんは、気合十分だった。
麦藁帽子を被り、水の中に入っても大丈夫な防水のウェーダーを着込み、中にはウェットスーツ、釣竿片手に一際高い木の下の待ち合わせ場所に、約束の時間より随分早く着いていた。
ワクワクしながら待っている間、いいところを見せるために少し水に入って慣れておくことにした。
やがて明日ちゃんがとっておきのスカートを履いた姿で待ち合わせ場所に来ると、木崎さんが溺れていると勘違いしてすぐ服を脱いで水着になり、勢いよく飛び込んだ。
明日ちゃんは泳ぐのがうまい。
木崎さんも濡れても大丈夫な服。
それが分かったところで、明日ちゃんとっておきの釣りスポットに移動してさっそく釣り開始。
すると、明日ちゃんは糸の先に針をつけただけですぐにアブラハヤを釣り上げるが、いい道具に万全の格好をしてきた初心者の木崎さんに当たりが来る気配はない。
そこで投げ方を変えて魚がいそうな立木の辺りまでルアーを飛ばしたが、今度は木に針が引っかかってしまう。
ぐるっと移動してどうにか外すと、ついにヒットした。
しかし、ぬかるんだ底に足を取られて身動きできず、明日ちゃんにヘルプ要請。
一旦竿を預けてウェーダーを脱いで体勢を立て直し、魚との力比べに突入。
少しずつ確実に引き寄せ、初めての釣りで立派な釣果をあげることができたのだ。
協力して釣り上げた魚を見て抱きあって喜び、明日ちゃんは記念に写真ではなく動画で木崎さんがはしゃいでいるシーンを残した。
13話
初めての釣りと初めて二人で遊んだ一日も夕陽が落ちてきた。
その辺の木陰で着替えられるよと言われても、さすがにそこまで大胆になれない木崎さんは、流れのまま明日ちゃんの家にお邪魔することに。
まだ木崎さんを苗字のさん付けで呼んでいるのに、お母さんと花緒はすぐに江利香ちゃんと名前で呼ぶのに嫉妬しつつ、一緒にお風呂へ。
そこで木崎さんは、明日ちゃんのまだ見ぬ一面を知ることになり・・・
感想
明日ちゃんのセーラー服2巻でした。
面白度☆7 癒し度☆9
絶妙なスカートの翻り方やはち切れんばかりのしなやかな肢体に、どこか危うい少女らしさ。
行ってみたくなるノスタルジックな風景と世界を広げていく彼女たちがいい具合に合わさっていて、とても癒されますね。
この地にモデルがあるのか気になります。