「オタサーの姫殺人事件」ネタバレ無料1巻感想。巨乳美少女が童貞食いのビッチだった件!
著者名:荒木宰 引用元:オタサーの姫殺人事件1巻

オタサーの姫殺人事件1巻
ネタバレ感想

オタサーの姫殺人事件1巻のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

今日からゾンビ!の荒木宰最新作。

新しい出会いと別れの高揚感が落ち着いてくる5月初旬。

漫画・アニメ同好会の部室では変わり映えしない仲のいい4人の男子大学生が、今期のアニメについてそれぞれの意見を交し合っていた。

しかし、その日を境に彼らの大学生活は一変する。

 

1話

長い茶髪で作画を賞賛する聖生一尊

堅苦しい喋り方で眼鏡の阿知圭太郎

デブでトマトみたいな髪型の宮食楽

唯一絵が描けるが特徴のない青鹿孝路

2年生の彼らは全員万年女っ気がなく、3次元より2次元が至高などといって、男臭いだけの青春を送っていた。

 

 

しかし、ツインテールにフリフリフリルがついた服装、たわわな巨乳のめちゃくちゃ可愛い女の子が入部してから目の色が変わっていった。

 

彼女は姫城しいなという新入生。

青鹿が書いていたエッチないやらしい絵も凄いと言って褒め称える、漫画やアニメが大好きなオタクだった。

自分たちのようなキモオタに偏見も持たず、楽しさを共有してくれるのはもちろん、何より明るく可愛い彼女に、4人は一瞬でトキめいたのだった。

 

 

エッチな本を見れば顔を赤くして、いつかこんなことするのかな、なんて言う辺り、処女と思われて彼らは生唾を飲み込む。

 

 

やがて初夏の7月に入った頃、姫の提案で10月の文化祭でそれぞれの得意分野を活かして、アニメを解説した部誌を作ることになった。

特に青鹿はギュッと手を握られて巨乳に押し付けられ、色々な意味で高ぶった。

 

そして文化祭でコスプレをするという姫に材料の買出しに誘われ、耳元で甘く囁かれれば断れるはずがなかった。

 

 

姫には彼氏がいないということも分かり、いざ買出しデート当日。

 

相変わらず男たちが振り向くほど可愛くて巨乳で、楽しく買い物を終えて少し疲れてくると、偶然にもそこはホテル街で、なんと姫から誘ってきた。

 

無防備にベッドに倒れこんだ姫はシャツを脱いで、ブラ姿になった。

ついに童貞を捨てられるかと思ったが、始まったのはコスプレのための採寸作業だった。

 

 

とは言え胸に触れ、尻に触れ、彼女からの告白で一気に覆い被さった。

 

だがこの後、あんなとんでもないことが起こるなんて知る由もなかった。

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2話

一緒に買出しに行って両思いだと知り、青鹿は姫と付き合うことになった

 

同好会のみんなでカラオケに行ったときも、はしゃいだトマト君にジュースを零されたが文句一つ言わず、一緒に濡れた阿知を促して洗いに行ったり、店を出てから忘れ物に気づいた聖生が取りに戻るのに付き合ってあげたり、文化祭の準備に不満を抱いていたトマト君を宥めたりと、すっかりなくてはならない潤滑油とマドンナを兼ねた存在になっていて、彼氏の青鹿は誇らしかった。

 

 

 

そしてついに10月の文化祭当日がやってきた。

 

相変わらず可愛くて天然で、少し隙がある彼女とは、実はあの買出しの日のホテルで、最後までできなかった

彼女に電話がかかってきて急用ができてお預けを食らっていたが、文化祭の後に続きをしようと言われていたので、楽しみで仕方なくて、いやらしい妄想が捗った。

 

 

 

考察本の売れ行きも好調で達成感があったが、コスプレに着替えているはずの姫がなかなかやってこなくて心配になり、部室に様子を見に行くと、なぜか部屋の前に聖生がいた

 

いつもはしないノックを聖生がするが返事はなく、外から声をかけてドアを開けようとしたその時、阿知が青ざめた顔で飛び出してきた

 

部屋の中にいたのは、フィギュアや何十冊の本の上で死んでいる姫だった。

あんなに可愛かった姫の口には一体のフィギュアが咥えられていて、とても醜かった。

 

 

 

大量のコレクションが入った棚が倒れ、彼女は後頭部を強打していたらしい。

 

同好会は廃部勧告を出され、青鹿は最愛の彼女と居場所を失って泣き崩れ、意気消沈していた。

 

いや、彼だけじゃなかった。

なんと他の3人も姫と付き合っていて、しかも最後までヤッていると言い出したのだった。

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3話

聖生は、あのカラオケに行った日に忘れ物を取りに戻るのに付き合ってくれた時、彼女から誘ってホテルに行って告白され、したという。

阿知はカラオケの最中に一緒にタオルを借りに行った時、パンツまで濡れて脱ぎたいという彼女を守るため、男女共用の個室に一緒に入って告白されその場でしたという。

トマト君は文化祭準備で機嫌が悪くなった時に宥められてなんだかんだ褒められ、告白されて部室の中でしたという。

 

 

青鹿だけ最後までヤッていなかったが、そこは黙っておいた。

 

 

それぞれ自分が付き合っていたんだと主張して、他の3人の意見を信じようとせずに、穴兄弟としての事実を受け入れたくなくて醜い争いを始めた。

しかし、ただ一人冷静だった青鹿が間に入り、ようやく現実を受け入れ始めた。

 

姫城しいなは4人全員を弄んだクソビッチで、童貞が喜び、浮かれ、犬のように盛る様子をみて楽しんでいたサークルクラッシャーだったのだと。

 

 

ただ青鹿だけは、彼女が一瞬見せてくれた「やっと居場所を見つけられたかも」と言った時の笑顔がどうしても嘘に思えなかった。

 

結局他の3人は悲しみよりも怒りが勝って、完全に仲違いしてしまったが、青鹿は姫がただのクソビッチじゃないことを証明しようと心に決めるのだった。

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4話

そう決意したものの、青鹿は毎晩、姫の悪夢にうなされるようになった。

それでも学部やゼミや学生課に聞き込みして回っても有益な情報は得られなかった。

 

そこで、姫の動向を順を追って改めて整理してみた。

 

4月、入学。

5月、同好会入部。

7月、学園祭の企画立案。

8月6日、買出しデートでホテルに行くも青鹿と未遂。

8月13日、聖生&阿知と同日エッチ。

9月、トマト君とエッチ。

10月14日、文化祭当日に事故死。

10月20日、4股疑惑浮上とともにサークル瓦解。

部にいる時の彼女しか知らないことに改めて気づいただけだった。

 

 

 

下を向いてトボトボ構内を歩いていると、見慣れたツインテールとフリフリ衣装の女の子が擦れ違っていくのが目に留まった。

 

あまりにそっくりな後姿を追っていくと、部室に行き着いてドアを開けた。

振り返ったその子は、どこからどうみても死んだはずの姫だった。

 

幽霊か幻覚かと思いながら「どうして死んだんだ?」と涙ながらに搾り出すと、彼女はゾクッとするような目つきで見下ろして「あなたのせいじゃないの?」と訊き返してきた。

 

 

全部下心の身体目当てで優しくしてくれたんだと聞かれると、真っ向から否定できずに、あわよくば童貞を捨てられることを期待していたことを白状して、でも本当に好きだったしもっと向かい合って話すべきだったと謝った。

すると「分かった」と言ってくれたので近づいたら、豪快なビンタをお見舞いされてしまう

 

またも蔑んだ目つきで見下ろしてくる彼女は幽霊でも幻覚でもなく、キモオタを嫌っている正真正銘の生きている人間で、姫城しいなの妹のるいなだった。

 

 

顔とスタイルはそっくりだったが、性格はまるで正反対の凶暴な女の子で言葉遣いはキツク、仕方なく姉の服を着てでも、何か事件の手がかりを得られないかと思っていたらしい。

 

サークルメンバー全員と付き合っていたことは知らなかったようで、姉をクソビッチ呼ばわりするところは他の3人と同じだった。

ただるいなは、姉は殺されたと思っていたのだった。

 

 

感想

オタサーの姫殺人事件1巻でした。
面白度☆8 後味悪度☆8

初体験の相手がすぐに死ぬって、なかなか後味が悪いですし、そう経験できることじゃないでしょう。なのにクソビッチ呼ばわり。まあ分かりますが歪んでいる。

状況的には明らかに聖生と阿知が怪しすぎますし、どっちかとヤッている最中に鉢合わせてもめて事故ったのかも。鈍器とかの傷なら警察が気づかないわけがありませんしね。

今日からゾンビ!でもそうでしたが、女の子が可愛いですし、ちょっと違った切れ込み方でゾンビ漫画やこのミステリを描くところがおもしろいと思います。

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