ギフト±10巻ネタバレ感想
ギフト±10巻のネタバレと感想とあらすじ、漫画を無料で読める方法を紹介。
クラスメイトにはめられそうになった環だが、その彼女の助けもあって鯨を確保した。
瑞希は本音を吐き出すとともに廣瀬と一線を越えたが、それ以上踏み込むのは自重しようとしていた。
その矢先、環たちを真似たような、臓器を抜かれた状態で見つかった殺人事件が発生した。
模倣犯
臓器を抜かれて殺されている女性の遺体が新たに見つかり、6件の犯行が重ねられていた。
手口から見て同一判に間違いなく、一人から一つか二つの臓器しか抜かれておらず、麻酔が検出されたことから、生きながらに臓器を抜き出されて殺された可能性が高かった。
動機は快楽殺人だという意見が出るが、瑞希はすぐにそれを否定した。
被害者からはきれいに臓器だけが取り出されていて、殺すことに執着していないことから、臓器のコレクションの結果、殺人に至ったのではないかと考えた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±10巻
異常な犯罪の犯人像がはっきりしない間に、今度は肺を抜かれた死体が見つかった。
しかも世間への発表をしない箝口令がしかれることを、瑞希はわざわざ呼び出されて知らされた。
SNSで鯨や臓器移植が騒がれたのを鑑み、模倣犯を発生させないための手段だと言われるが、その場に加藤も同席したことから、彼女は自分への圧力と孤立を狙ったとしか思えなかった。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±10巻
加藤は既に、犯人の目星をつけていた。
その鯨候補が警察に捕まらないように、監視カメラシステムを細工していた。
犯人は須崎清彦という元美容整形外科医で、すぐに環を接触させると、彼女も須崎の顔を覚えていて、いつか街中で盗撮してきた相手だった。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±10巻
瑞希は情報解析班に回され、監視カメラの映像をチェックしていたが、ある一箇所がなぜか死角になっているのに違和感を感じ、命令を無視して現場に向かった。
しかし捜査する前に現場班に報告されてしまうのだった。
加藤は須崎の家に侵入し、鯨であることを確定していた。
犯人の家にあったのは、被害者の臓器が詰め込まれた、環を模した人形だった。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±10巻
そして須崎は目の前に狙いをつけていた環が現れ動揺しているうちに、擦れ違いざまにスタンガンで昏倒させられ、救急車に運び込まれていた。
須崎はプラスティネーションという脂肪や体液を合成樹脂と置き換える方法で、抜き取った臓器を処理し、環の人形に収めていた。
そして最後にオリジナルの環から心臓を抜き出すつもりだったのだが、まさか彼女が本物の鯨解体犯だったとは思いもよらず、逆に鯨にされるのだった。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±10巻
加藤は抜かりなく情報操作を行い、別の男を真犯人に仕立て上げ、須崎は遺体があがる可能性のない海難事故の被害者として処理した。