
金魚妻シリーズ登山妻
ネタバレ感想
金魚妻のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
夫以外の男と不貞を働いてしまう妻たちのオムニバスストーリー。
金魚屋の主人や出前を注文する常連客、義理の弟とまぐわう妻。
そして今回は、レスになっている妻の話。
登山妻
高尾美峰31歳。
彼女は夫を愛するがゆえ、友人の三峰友里を自分の夫とさせ、今、友里の夫の幹隆と山登りに来ていた。
友里はもうレスになって1年になるらしく、彼女から誘っても夫はその気にならずにあれこれと理由をつけて夜の営みを拒否していた。
美峰も産後辺りからレスになっていた。
それでも夫のことは愛していたし、夫のものがでかすぎてしようにもそれなりに身体の準備が整っていないとキツかった。
しかし、夫はしたいんだろうなと思うと、引け目があった。
そんな夫婦事情を打ち明け合い、美峰の方から3人でしてみようと誘ったのだった。
著者名:黒沢R 引用元:グランドジャンプ2017年23号
その後、夫婦交換サークルに入会したのが今から1年前で、今、友里と美峰の夫はこの山に来ているかもしれなかった。
ただ夫のパソコンの検索履歴から推測しただけだったが、現に二人は姿を消していた。
幹隆は今更そんな3人の関係を知らされ、妻を連れ出されて苛立っていた。
家の問題に巻き込むなと言われた美峰は「あなたから逃げたかったのかもね」と言い返すと、ついに我慢の限界を超えた幹隆は声を荒げた。
著者名:黒沢R 引用元:グランドジャンプ2017年23号
あなたが妻を誘わなければこんなことになならなかった。
その自分に全く非がないと言わんばかりの台詞に、夫婦生活を省みなかったあなたにも責任があると美峰は良い返した。
著者名:黒沢R 引用元:グランドジャンプ2017年23号
それに幹隆は、結局他の女に夫を寝取られたと詰ってから、責任は取ってもらうと言ってサバイバルナイフを取り出した。
美峰は身構えたが、それは藪こぎをするために取り出しただけだった。
著者名:黒沢R 引用元:グランドジャンプ2017年23号
熊避けのための鈴の音と葉擦れの音だけが大きく聞こえ、二人はそれ以降ほとんど会話をせずに二人の行方を捜し歩いた。
すると幹隆が熊避けのためにも何か話して欲しいと言うので、美峰は初めて夫婦交換サークルの集いに行ったときのことを話し始めた。
会場は何の変哲もない普通のマンションの一室で、主催者も一般的な夫婦だった。
先に到着していた二組の夫婦は、元々のパートナー同士で愛撫をして興奮を高めていた。
美峰と夫も軽く触れ合い始めると、別の男が彼女に視線を注ぎ始めた。気が大きくなっていた夫は、そこで妻の服を捲って他人に見せた。
著者名:黒沢R 引用元:グランドジャンプ2017年23号
ただその時の参加者の中には交換してもいいと思える相手がいなかった。