「のぼさんとカノジョ?」無料ネタバレ感想6巻。相愛になった途端、成仏!?

のぼさんとカノジョ?6巻ネタバレ感想

思い切って幽霊のカノジョに思いを伝えたのぼくん。

当然と言っていいのか、二人は相思相愛の関係になりました。

だからこそ、生きているものと死んでいるものとの埋められない溝が殊更浮き彫りになって
いきます。

 

 

幸せの絶頂から奈落の底へ

料理の匂いで目覚める朝は変わらないけど、気持ちの面では全てが輝いて見えるように変わっていました。

ハート型のホットケーキが勿体無くて食べられないなんて言うのぼくんに、写真でも撮ったらと、カノジョはアドバイス。

ひとしきりいちゃこらしてから、のぼくんは食材の買出しに出かけました。

 

 

カノジョに頼まれた野菜が売り切れだったので、電話でどうしようか相談します。

「はい」なら1回、「いいえ」なら2回受話器を叩いてコミュニケーションを取ろうと言います。ちょっとめんどくさいななんて思っていたら、「一緒に買い物してる気分が味わえるかと思って」と言われて、一気に有頂天。

著者名:モリコロス 引用元:のぼさんとカノジョ?6巻

 

 

その日は仲良く料理して、食べて、ベッドで一緒に丸まって寝ました。

翌朝起きると、部屋の中にはカノジョの気配が無くなっていたのです。

 

 

 

のぼくんの様子がおかしいことに気付いた友人たちですが、「何もないよ」と言われ、それ
以上追求できません。

宮本は晴れて付き合うことになった爆乳ドM彼女を堪能し、そんなのぼくんの事を心配していました。

著者名:モリコロス 引用元:のぼさんとカノジョ?6巻

 

 

 

誰も待っていない暗い部屋に帰るのぼくん。

日を跨いでも元気のなさは変わらず、宮本が無理矢理に聞き出し「成仏したんじゃね?」と言って、のぼくんを泣かせてしまいます。

ぐすぐすと子供みたいに泣かれては堪らないと、彼らはカノジョが本当に成仏したのか、いっチョ確かめに行くことにします。

 

 

部屋に入っていきなりクラッカー攻撃。

残骸も放置。

ボードをぞんざいに扱う。

それらには一切反応がないので、AVを流そうとするが、のぼくんが全力で拒否します。オシャクソが女性ファッション誌でタイプの女性選びをやってみるも、やはり反応はなし。

こうなれば裸になるしかないと、全員パン一になりますが、むさ苦しくなっただけで、誰得なのか・・・

著者名:モリコロス 引用元:のぼさんとカノジョ?6巻

 

 

次は男だけで危なっかしく料理したら出てくるかもとなります。

友人3人が買出しに行っている間に、のぼくんは冷蔵庫にあった野菜を切っていきます。半べそでやってたせいで、手元が狂い、包丁を落として足に一直線。

刺さりそうになったその時、包丁が空中でピタッと止まるのでした

 

 

復活のカノジョ

カノジョはのぼくんと両思いになって死ぬほど嬉しかったのです。

好きな人と同じ部屋で過ごすことが楽しくて仕方ありません。でもそれと同時に、これからのぼくんの人生はどうなっていくんだろうと思うと、不安がこみ上げます。

影も形もなく外にも出れない自分と一緒に居ることが、のぼくんの為になるとは思えなくなっていくのです。

 

だから成仏を願い、のぼくんに反応しないようにいないふりをしていたのに、包丁を落とすなんて、ドジなポメラニアンみたいではありませんか。

のぼくんが想ってくれるほど、成仏しなきゃと決心が強くなっていくのです。

 

買出しから戻った友人にも無事解決したことを報告します。

カノジョお手製の鍋をつつきながら、何でいなくなってたのか?と訊ねると、「成仏しよう思って」とヘビーな答えが返ってきます。

のぼくんには、幽霊の私に時間を使って欲しくないと本音をぶつけるのです。

 

 

オシャクソはこの機に金城さんに近付こうと必死に策を練ります。

幽霊が成仏したがっている事を教え、のぼくんに好印象を与えるふりをさせて、実は印象を薄くさせようと画策します。

のぼくんには、カノジョにもっと強気でいけよと、背中を押して気持ちを高めさせます。

昨今の男性に希薄な肉食思考のオシャクソです。

著者名:モリコロス 引用元:のぼさんとカノジョ?6巻

 

 

マンションの階段で鉢合わせしたのぼくんと金城さん。

二人の様子を密かに伺っていたオシャクソは、弱ったのぼくんを金城さんが抱きしめて慰める場面を見てしまいます。

著者名:モリコロス 引用元:のぼさんとカノジョ?6巻

 

 

手段を選ばなかった報いですが、金城さんに「うまくいって良かったね。のぼくんにもアドバイスしたのは悪かったけど、俺は金城さんが好きだから」と直球で伝えます。

あわよくばと思い、肩にもたれかかるクソメガネ。

でも、そこまでうまくはいかないのでした。

 

成仏に向けて

のぼくんはカノジョの気持ちを尊重して、成仏に協力することに決めます。

寺の住職の父に連絡して来てもらうことになります。今夜が一緒に過ごす最後の夜だと思うと、何もする気が起きなくなってなってしまうのでした。

 

 

翌日、のぼ父が来てカノジョに自分自身のことを訊ねていきますが、さっぱり何も思い出せていないと打ち明けます。すると、「無茶振りーー!!」と父は返します。

この世に残っている未練さえも分からないなら、完全な成仏は難しいらしいのです。

 

それを聞いたのぼくんは、嬉しさのあまり号泣してしまいます。

息子と幽霊が両思いだと知った父は、意地でも成仏させないとと思い、カノジョの記憶の手がかりになるであろう、あの男に事情を訊くように忠告して帰っていきました。

著者名:モリコロス 引用元:のぼさんとカノジョ?6巻

 

 

 

いつ成仏できるか分からなくなったので、今まで通りの生活が戻ってきたようです。

それでもカノジョに関係がありそうな例の男を探さなければなりません。そう思っていると、さっそくマンションの階段で出会ってしまいます。

途端に逃げ出す男を追いかけようとして、階段から転げ落ちたのぼくん。

男に病院まで送ってもらう情けなさを噛み締めながら、話を聞きだしてみると、以前あの部屋に住んでいたそうな。

 

彼の名刺をもらい、別れ際に「あの部屋で誰かと一緒に住んでいませんでしたか?」と問うと、「いいえ」と返ってきました。

部屋に帰り、カノジョに名刺を見せます。

すると、あの男と一緒にいる記憶が甦ってくるのです。

著者名:モリコロス 引用元:のぼさんとカノジョ?6巻

 

 

感想

のぼさんとカノジョ?6巻でした。

まず表紙のオシャクソの骨格、日本人離れし過ぎなのに引きました。白人系でもここまで彫が深いのは珍しそうです。私は今のとこ、カノジョ生霊説が有力ではないかと踏んでいます。
どこぞの病院で長い間意識がなく、以前部屋に住んでいた榊とは何かしらの深い関係があり、彼はカノジョの意識を戻すため、あの部屋に手がかりがないかと幾度か訪れた。

きっと、そうに違いないでしょう。本当にこのプロットだったらすいません、と一応謝ってみます。

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