その後ろでココロは下着を外しながら、フランクスに乗りパートナーの男子と繋がる時のあの感覚が未だに慣れないのだと漏らしていた。
それに敏感に反応したミクは、この中で一番ふくよかで発育がいいココロの少しお肉のついたお腹をつまみ、繋がる時の感覚を表現してからかった。
著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+
そんな二人に溜息を吐きながら、イクノはアンダーウェアを着終えて眼鏡を外していた。
自信がなさげなイクノにイチゴはすぐ声をかけ、パートナーを信じれば大丈夫だと言って励まし、イクノも素直に聞いて返事をした。
著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+
その励ましは、イチゴ自身にも向けて言ったものだった。
コネクト機器を装着され、ヒロの頑張りに負けないよう、リーダーとしての仕事をしっかりしようと気合を入れ直した。
ヒロは訓練機から飛び出してブリーフィングルームに走っていた。
実機訓練でまともな成果を上げられなかった自分が出撃できるとは思っていなかったが、ストレリチアに命令が下れば自分の出番もあると考えた。
その希望を読んでいたかのように、ゼロツーが待ち構えていた。
彼女もしっかりスーツに着替えていて、死を呼ぶとされる魅惑的な笑みを見せた。
著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+
7話
待っていたゼロツーはさも当然とばかりに、フランクスが格納されている駐機ドックに行くんだと答えた。
許可が出てないとヒロは咎めるが、ゼロツーは叫竜を倒してからもらえばいいと楽観的に言い返した。
著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+
ゼロツーは悠々と先に進み、セキュリティラインを越えて行く。
しかしそこは、ヒロたちコドモが通れない区画だった。
するとゼロツーはドヤ顔で振り向き、そのラインを越えられるクラスのIDを持っていることをヒラヒラと手を振って見せた。
著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+
ゼロツーは踵を返してヒロのところまで戻り、彼に擦り寄って手を繋いだ。
そして軽やかなダンスのように一緒にセキュリティラインを越えようと近づいた。
著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+