ヒメノスピア1巻ネタバレ感想
ヒメノスピアの最新話、最新刊ネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
1話から5話まで収録。
顔の右側に大きな火傷がある以外は、どににでもいる、いやむしろ地味な女子高生の園藤姫乃。
しかし、どこにも彼女の味方はいなかった。
1話
不良グループに執拗にいじめられている姫乃は、裸にされ、校内を犬のように四つん這いで歩かされ、それをネット配信されるという酷いいじめを受けていた。
著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア1巻
机の落書き、虫呼ばわり、親も教師も完全無視、友達ゼロ・・・
それも全て自分がブスで根暗で顔にアザがあるせいだと責めていた。
そしてある日、またいつものようにいじめられた後、花壇の前で項垂れていると蜂のような虫に首筋を刺された痛みが走った。
反射的に潰した手を見てみると、見たことのない奇妙な形の針を持った蜂だった。
著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア1巻
その直後、またいじめっ子たちに絡まれ、リーダー格の服部渚に蜂を口の中に押し込まれて飲み込んでしまったのだった。
ただこの時は珍しく、服部はそれで満足したのかそれ以上何もしてこなかった。
しかし家に帰れば、酔った母親がいて暴力を振るわれる。
著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア1巻
姫乃が幼い頃、父親ではない男と一緒に住んでいたことがあったが、その男はまだ子供の彼女に手を出そうとした。
そして男を奪われると思った母親は我が子にキレ、顔に一生消えない傷を負わせた。
そんなどうしようもない酔うと暴力を振るう母親だったが、なぜかこの日は大人しく、しかも、翌朝には今まで作ったことのない温かい朝食を用意していて、今までのことを姫乃に涙ながらに謝ったのだった。
登校して教室に入ってみると、落書きだらけでぐちゃぐちゃの自分の机がどこにも見当たらなかった。
どこにあるのかと辺りを見渡した直後、昨日、蜂を食べさせてきた服部が掃除道具を手に綺麗にしておいたと笑顔で話しかけてきた。
著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア1巻
そして他のいじめっ子が姫乃を虫と呼ぼうものなら間に入って凄い剣幕で止めさせ、姫乃を守ると言い出したのだった。
最初は上げて落とす新手のいじめかと思ったが、その日一日、まるで親友のようにべったりくっついてきて、下校して帰るまで誰からもいじめられなかった。
いじめの主犯による庇護だったが、それよりも平和に過ごせただけで学校が楽しいものだと思えていた。
しかし、家に帰り制服を着替えようと服を脱いだその時、自分のお尻の辺りから針のついた尻尾が生えているのに気がつくのだった。
著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア1巻
翌日、服部以外のいじめっ子グループに屋上に連れ出された。
そこで服部が急に変わってしまったことで、何かしたんだろうと詰め寄られる。
姫乃は針が生えたことを正直に話すつもりで、これ以上関わらないで欲しいと前置きしたが、相手はまた虫呼ばわりして容赦なく顔面を踏みつけ眼鏡を踏み割った。
姫乃は仕方なく相手の首に針を刺した。
著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア1巻
そしてお尻から生えている尻尾を隠さず見せつけ、変わってしまった正体をさらけ出した。
悲鳴を上げて逃げ惑ういじめっ子たち。
姫乃は一人も漏らさず針を刺すと、全員が大人しく棒立ちになった。
そこに、昨日から友好的になった服部が現れた。
姫乃の針に刺されると彼女への愛情が溢れ、「仲間」になるんだと笑顔で説明してくれ、そしてどんどん仲間を増やし、姫野にとっての理想の世界、ヒメノスピアを作ろうと笑顔で言った。
その時の服部の背後に、巨大なあの蜂がホバリングしているように見えた。
著者名:柳井伸彦 引用元:ヒメノスピア1巻