響き渡る女神官の悲鳴。

入り口の扉が閉まり始める

外には、ゴブリンがいた。

 

リザードマンが走ったが間に合わず、ゴブスレたちは密室に閉じ込められてしまった

著者名:蝸牛くも 引用元:月刊ビッグガンガン2018年3号

 

扉の外からは、ゴブリンたちの呪詛の雄叫びが聞こえてくる。

罠を仕掛け、人間が同族を助けることを利用し、出入り口が一つしかない部屋に閉じ込める。

予想できたことだが、まんまとしてやられてしまった。

 

エルフは忌々しそうに声を荒げ、女神官は絶望したのかへたり込んだ。

しかし彼はいつもと変わらぬ淡々とした様子で、俺達はまだ生きていると鼓舞した。

著者名:蝸牛くも 引用元:月刊ビッグガンガン2018年3号

 

 

しかし希望をかき消すようにカナリアが鳴き始めた。

 

壁の隙間から毒気が流し込まれていた

閂をかけられた扉以外出口はなく、女神官は毒を治せるキュアを覚えていない。

 

それでも彼は落ち着き払い、毒をある程度中和できるを取り出し、それを布に包んで鼻と口を覆えと指示を出した。

著者名:蝸牛くも 引用元:月刊ビッグガンガン2018年3号

 

 

続いて石灰と火山の土を取り出し、毒気が入ってくる穴を塞げという。

その材料でコンクリートを作るのだと察したドワーフはすぐに、自分の風化の術で固められることに気づいた。

さらに風を読めるエルフが毒気が入ってくる穴を見つける役目を引き受け、二人で穴を塞ぐべく行動を開始した。

 

 

彼は次に石櫃を扉の前に動かし、即席の阻塞にするという。

一番力のあるリザードマンが手伝うのは言わずもがな、女神官も名乗りを挙げた。

 

3人で一斉に押せば、難なく扉の前に移動できた。

著者名:蝸牛くも 引用元:月刊ビッグガンガン2018年3号

 

 

 

穴を塞ぐのも完了し、今できる対抗策は取れた。

 

彼は全員に戦闘の準備をさせ、女神官は自分たちの前に聖壁を発動した。

その頃には毒気が逆流したせいか、外から騒音は聞こえなくなっていた。

 

だが静かだったのは僅かな間で、扉を破ろうと叩きつける激しい音が響き始め、程なく斧で突き破ったゴブリンが顔を差し入れてきた

著者名:蝸牛くも 引用元:月刊ビッグガンガン2018年3号

 

 

すぐさまエルフが矢を射って始末した。

 

反撃を受けたゴブリンたちは殺気を漲らせて、開いた隙間からわらわらと侵入しようと突っ込んでくる。

エルフや弓矢で反撃し、ドワーフが術で撃退していくが、一際大きな音が激しさを増し、ついに扉を完全に破壊してしまった。

 

巨大な棍棒を片手で振り回していたそれは、初めて対峙するゴブリンチャンピオンだった。

著者名:蝸牛くも 引用元:月刊ビッグガンガン2018年3号

 

 

感想

ゴブリンスレイヤー21話でした。

素ゴブリンの上位種はどこまでいるのか。とにかく、過去のと比べれば一番強そうに見えます。とは言え、オーガに比べたら小物臭が半端ないですけどね。

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