たとえ灰になっても
39話40話ネタバレ感想
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麗奈はフグドクとの戦いで大ピンチに陥っていた。
カエデの誘いを断ったユキは、姫蘭に真っ向勝負を挑んだが、チェンジを潰すつもりなのを看破され、逆に返り討ちにされる可能性があった。
39話
雫を見かけたカエデは、すぐさま頬を染めたまま組もうと持ちかけた。
すると雫は一切の返答なしで、いきなりでーんしようとカエデに突きを繰り出してきた。
カエデはギリギリで避けられたが、それを誘いの答えと解釈するしかなかった。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2018年6号
鬼かどうかも確かめずに同盟を組もうとしてきたカエデに対し、バカね?と蔑む雫。
誰とも組まず、誰とも相容れるつもりはないという雫は、その理由を重すぎる十字架を背負っているから誰にも一緒に背負えることなどできないと答えた。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2018年6号
それが現世での重い何かなのか、いや、それとも中二病なのかも知れないとカエデは思い、同盟を拒否する雫の背中を見送った。
ユキが逃げずに立ち向かってくる理由を、チェンジを潰してこのゲームで敗退させるつもりだと気づいた姫蘭は、その意気や良しと相手の勇気を認めつつ、すぐに対応策を思いつき、ユキに背中を向けた。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2018年6号
突然の隙だらけになる行動にユキがその意味に戸惑った直後、姫蘭は首だけ振り向いてしっかりユキを視認し、相手から見えない位置で時計を操作してナイトメアを発動した。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2018年6号
あっさりとナイトメアを食らってしまったユキはトラウマに頭を抱えて膝をついた。
その瞬間を逃さず姫蘭は突進し、でーんしようとしたが、ユキは寸でのところで躱して一先ずピンチを乗り切った。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2018年6号
だが姫蘭にしてみれば、このタイミングででーんが成功しなくても問題なかった。
体勢がどうであれちゃんと相手の姿を視認さえしていればスキルの効果がでることが確認でき、それにユキが対応できなかったのだから、次も同じように背中を向けてチェンジを発動すれば返り討ち成功になり、ユキの作戦は心配する。
そう思うと、この上なくいやらしい笑みが零れた。
著者名:鬼八頭かかし 引用元:ヤングガンガン2018年6号