君が僕らを悪魔と呼んだ頃1巻
ネタバレ感想
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見た目には明るくどこにでもいそうな高校生の斉藤悠介。
ただ他の人と大きく違うところが一つあった。
それは、生まれてから15歳までの記憶を失っていることだった。
君が僕らを悪魔と呼んだ頃
環という可愛い彼女もいるリア充の悠介は、同級生から彼女とキスでもすれば記憶が戻るんじゃねーの?とからかわれたりしながら、楽しい高校生活を送っていた。
そしてある日の帰り道、からかわれた勢いに任せて彼女にキスを誘い、明らかに初めてとは思えない慣れたベロチューをして、彼女をメスの顔にしながらも戸惑わせた。
著者名:さの隆 引用元:君が僕らを悪魔と呼んだ頃1巻
ファーストフード店でバイトしている彼は、初キスでボーっとしていると、同僚で仲の良いシュウにからかわれて仕事の手が遅くなって怒られた。
そして休憩室でシュウが着替えをするたびに、背中の痛々しい火傷の痕をいつも見つめてしまっていた。
著者名:さの隆 引用元:君が僕らを悪魔と呼んだ頃1巻
いつものように一緒に帰り、そこで改めて背中の傷の由来を最後まで聞くことになった。
いじめで熱湯を浴びせられ、心身ともに痛みと恐怖を刻まれたというその火傷の痕。
それを指示してやらせた主犯のいじめっ子は、背中が爛れていくのを見てたった一人だけ笑っていて、悪魔にしか見えなかったという。
その主犯の名前は斉藤悠介。
記憶を失った悠介が過去にした、悪魔的所業の一つだった。
著者名:さの隆 引用元:君が僕らを悪魔と呼んだ頃1巻
殴られ蹴られ、些細な復讐を受けても、悠介はその時のことを一切思い出せず、やられるがままにされているうちに気を失い、気づけば病院のベッドで寝ていた。
暴行、強姦、殺人。
悠介がそれらを行い、これからも復讐されるんだとシュウは叫んでいた。
著者名:さの隆 引用元:君が僕らを悪魔と呼んだ頃1巻
そんな記憶はやはり思い出せず、迎えに来たのが、1年程前から母親だと認識している眼鏡の女性で、本当の母親らしくボロボロになった悠介を見て涙を流した。
ただ怪我以上に、一年前から半年間彼は失踪していて、なぜか公園のボートに乗ってゆられているところ発見された経緯があり、母親はまた失踪と記憶を失うことを恐れていた。
著者名:さの隆 引用元:君が僕らを悪魔と呼んだ頃1巻
そして中学のアルバムには、確かに久保秋が載っていた。
母は成績優秀スポーツ万能な優等生だったと教えてくれたが、それは母の嘘ではなく、自分が家と外の顔を使い分けていたと考える方が納得できた。
翌朝、校門前で待っていたイケメンの他校の男子生徒は、アルバムに載っていた会澤陽二郎というやつで、右手の平にゴルフボールが通りそうなほど大きな穴が開いていた。
それも悠介がやった悪魔的所業の一つらしいが、やはり思い出せなかった。
著者名:さの隆 引用元:君が僕らを悪魔と呼んだ頃1巻