ギフト±11巻ネタバレ感想
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クジラ狩りの模倣犯。
謹慎を言い渡されて燻るしかない瑞希。
環は英への想いを募らせ、独自の考えで動き始めていた。
天廻功
環が何気なく町中を歩いていると、突然建物の陰から何もかに殴り飛ばされたように男が飛び出してきた。
その男は誰かの指示で環を狙った一人で、背後には運転役を務めているもう一人がいた。
しかし、その男も突然車に乗り込んできた何者かに首筋に刃物を当てられ、SNSで知り合った眼鏡の女に指示されたのだと白状させられていた。
環を狙う男二人を排除したリュウは加藤に連絡し、環を殺すのは自分だと宣言したが、そこである役目を任されることになった。
そして雇った男二人の失敗報告を受けた梨世は、無様に失禁した一人の股間を慰めて快楽で寝かしつけ、後腐れなく車に火をつけて証拠隠滅するのだった。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±11巻
加藤は曹国良自身についてと、秋光正翁の死の前後を調べるようリュウに頼んだ。
曹には、すぐに女スパイが送り込まれて体を使った調査が行われ始めた。
環はあてどもなく歩き続け、公園で気功体操をしている集団に遭遇する。
天廻功という教えの元に、あらゆる医療行為は人には不自然で不必要なものだという彼らに対し、環は胸の手術痕を見せて、自分は手遅れなのだと説明した。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±11巻
ただ、それも前世の行いのせいで今徳を積めば幸せが訪れると言われ、英に会いたい一心で僅かながらに興味を持った。
そしてリュウは、曹がかつて移植手術を受け、公安在籍時代に天廻功と関わりを持っていたことを突き止めていた。
環はすぐに天廻功の集団と会ったことをタカシに報告したが、クジラ候補でもあり、数多くある新興宗教の一つに過ぎないから誘惑されて信じないように近づくなと注意される。
しかし、環自身、信じられるのは自分でもタカシでもなく、英だけしかいないと感じていたし、彼らを凶悪犯のクジラと同じとは思えなかった。
翌日も公園に行き、体操をしている彼らに近づき、どうして大陸にいる仲間が臓器を抜かれて殺されているのに抵抗しないのだと疑問をぶつけた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±11巻
すると、集団のリーダーらしいヌクイという男に、道場に来て話をし、自分たちを判断してくれればいいと誘われる。
道場は酷い落書きがされていたが、彼らはストレスを抑えるために瞑想を始め出し、環も見様見真似で胡坐をかいて体勢を整え出した。
ただ、スカートから覗く太ももで隣の男を興奮させ、トイレに駆け込ませてしまう。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±11巻
ナナセという女性に道着を貸してもらい、やり方の説明を受けて目を閉じた。
そして意識の海に潜っていくような感覚になり、暗い底に英を見つけるのだった。
そのまま英に手を引かれて潜った先で、光り輝く心臓を目にした。
その瞬間、ペースメーカーの制御のせいで意識が覚醒する。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±11巻
その直後、近所の住民らしい男がいちゃもんをつけてきて瞑想の時間の邪魔をされ、環は道着を着たまま帰ってしまい、また公園に行ってナナセに返そうと思った。
その夜、いちゃもんをつけた男は道場の奥に連れ込まれ、業を断ち切るという名目で拷問を受けた。
翌日、また公園に行ってナナセに道着を返そうとしたが、その日は彼女もヌクイも参加していないようで、また後日に返すことにした。
その頃、いちゃもんをつけた男は縛り付けられた状態でボコボコに殴られており、自分の弱さと過ち、道場に落書きしたのも自分だと白状させられていた。
そのまま男は、まんまと入信させられた。
そしてナナセは、二度目の中絶をしたばかりなのをヌクイに見抜かれ、次のターゲットに選ばれてしまっていた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±11巻
ナナセは手術台に乗せられ、妊娠して堕胎を繰り返してしまった自分の愚かさを思い、涙していた。
そんな彼女に、ヌクイは全てを捧げることで業から逃れられると諭した。