早乙女選手、ひたかくす5巻
ネタバレ感想
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月島は試合に負けてしまったが、代わりに早乙女さんが優勝を勝ち取り、彼の故郷である一日デートタイムをゲット。
ボートに揺られ、髪がなびく彼女を改めて綺麗だと思ったその後で、ハグで密着して人生で一番のドキドキをお互いに感じていた。
早乙女選手、色々隠したい
試合翌日の興奮冷めやらぬ夏の日。
突然早乙女さんに抱きつかれた月島がそっと腰に手を回したりしちゃったりなんかすると、「んっ」と、何とも可愛い声が聞こえて来た。
おまけに襟ぐりから白い肩紐まで見えたのでもう大変。
心どころか股間まで熱くなってきたので、どうにか腰を引いたのだが、彼女はもっとくっついていたくて彼の下半身事情に気づきもせずにしがみつき直そうとする。
恋人同士の妙なせめぎ合いの結果、彼はなんだかんだうまいこと言って彼女を感動させながらしゃがむことに成功し、愛を深めた。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす5巻
しかし、早乙女さんはすぐに男がどういう生物であるかを知った。
インターハイで優勝した早乙女さんの独占密着番組が作られ、放送前に一足早く部員たちが観れることになった。
もちろんメインは早乙女さんの勇姿で、その次に強欲な理事長のシーンがチラホラ。
ボクシングガールとして男子に混じって汗を流す青春の姿が流れ、先輩部員たちを感動させる受け答えもある中、将来の夢は?というお決まりの質問の答えが乙女チックである意味最高だった。
オリンピックとかじゃなく「お嫁さん」。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす5巻
思わず本音が出た早乙女さんは数秒後に恥ずかしさに襲われ、ターミネーターのように取材陣を追い掛け回してクランクアップした。
テレビ放送でさらに知名度が上がった早乙女さんは、練習以外にも取材に時間を奪われるようになっていった。
次に目指すのは12月の全日本選手権。
その前に、可愛く見える角度が気になりだしてさらに乙女心が強くなった早乙女さんを待ち受けていたのは文化祭だった。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす5巻
そこで、急遽手が足りなくなったクラスの出し物で、コスプレ要員に抜擢される。
ボクシング部が殴られ屋なるもので金を稼ぎ、月島はクラスで羅生門の演劇をやることになり、髪をむしられる死体役で、妙にクオリティの高い衣装を着ることに。
早乙女さんが所属する勉強ができる特進クラスの女子たちは、この文化祭に気合を入れていた。
しかし、露出の多さに今更怖気づいていて、小悪魔コスプレに着替えた早乙女さんも、彼が来店しているらしいのを知って急に怖くなっていた。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす5巻
でも結局、多くの男子に彼女たちのコスプレは大好評。
もちろん小悪魔早乙女さんは彼にとって最高のサプライズになり、死体と小悪魔のまま文化祭を楽しんだのだった。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす5巻
文化祭がきっかけでコスプレした女子たちと仲良くなった早乙女さん。
特進クラスだから色気づいているのを知られるのを極端に恐れている彼女たちのためにお転婆にひた走ったり、でも彼に目撃されていそいそとシャツを入れて髪を整えて身だしなみを気にしたり。
お泊りに誘われたので嬉々としてお邪魔し、クリスマスにある試合に応援しに行けることを喜んでもらえたり。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす5巻
かと思えば、家では瓜二つの弟と晩ご飯の買い物に渋々出かけたくせに、結局弟の欲しいお菓子を買ってあげたりと、優しいお姉ちゃんをしていた。
一世一代の大勝負の全日本選手権の前に、3年生は自分たちの学校で開催される対抗戦があり、それが実質的な引退試合だった。
早乙女さんだけ這いつくばったことのない慣れ親しんだリングで戦うのも、それが最後。
当人たちだけじゃなく、月島も感傷的になっていたのに、天の悪戯か台風が襲来して学校がある地域は床下浸水するほど荒れに荒れていた。
心配になった彼が様子を見に行くと、びっしゃびしゃに濡れてガッツリ台風の被害を受けてしまっていた。
そして彼の前に先に来ていた早乙女さんと、後からきた監督と業者のおっさん指示の元、協力して解体して乾かしていく。
そこでも早乙女さんは彼より腕力的に十分活躍したのだが、どんどん乙女になっていた彼女は下手な芝居でか弱い女の子を演じつつ、彼と近づく距離にドキドキしていたのだった。
著者名:水口尚樹 引用元:早乙女選手、ひたかくす5巻