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すると、彩子はいきなり「知世」と名前を呼んできたのだった。

 

それだけじゃなく、浮かない表情をしているのも指摘してきた。

 

スマホ内のメモリーとカメラから読み取っているのだろうが、とにかく凄いアプリだった。

 

 

そして、明るく可愛い美少女の彩子に、男子と話すのが苦手なことを打ち明けた。

 

それだけしか言っていないのに、「成瀬くんと仲良くなりたいんだね」と、知っているはずのない彼のことを指摘してきたのだった。

彩子

著者名:本田真吾 引用元:彩子 黒1巻

 

 

 

翌日、学校に行くとさっそく成瀬の姿を見つけたのだが、なぜか香恋と仲良く喋っていた。

知世を見つけると、SAIKOのアプリを使っているかどうか訊いて来た

 

しかし、知世はまたまともに受け答えできずに顔を赤くしてしまい、代わりに香恋が使ってないと答えてしまうのだった。

彩子

著者名:本田真吾 引用元:彩子 黒1巻

 

 

その3人の会話を聞いていたのが清水で、彼女の友達も恋を成就させたり部活で活躍したりと恩恵に預かっているらしく、清水自身もテストで良い点を取っていた

 

そしてその清水から、このアプリを使えば彩子に呪い殺される噂があることを初めて聞いた。

 

 

 

放課後は3人で帰り、買い物しながら朝の話題の続きを始めた。

 

 

最近、全国で頻発している若い女性の事故死が、実は彩子の呪いらしいという清水。

 

事故死は事故死でもどれも普通じゃ考えられないような酷い死に方をしていて、オカルト好きの彼女はネットや雑誌で情報収集した。

彩子

著者名:本田真吾 引用元:彩子 黒1巻

 

 

ただ、数え切れない人がSAIKOのアプリを使っているのに、なぜ限られた人だけが事故死しているのか、その条件だけはまだ掴んでいなかった。

 

それが分かれば呪いを回避できるはずだと嬉しそうにベラベラ喋っていた清水は、エスカレーターで振り向いた時に鞄から一枚の紙を落とした。

 

知世が拾ってそれを見ると、まだやっていない期末テストの答えが書いてある正解表だった。

 

 

慌てて礼を言ってそれを取り返した清水は、直後に誰かに話しかけられたように後ろを振り向いた。

 

しかし、そこには誰もいない。

 

 

そのままエスカレーターは動き続け、彼女のスカートが上階との隙間に巻き込まれてしまった

彩子

著者名:本田真吾 引用元:彩子 黒1巻

 

 

尻餅をついたままの彼女は身動きできず、泣き叫ぶ彼女の手を知世が掴んで必死に引っ張った。

 

だがエスカレーターは停止せずに巻き込んだまま動き続け、粉砕機のように彼女の身体をぐちゃぐちゃに引き裂いてしまうのだった

彩子

著者名:本田真吾 引用元:彩子 黒1巻

 

 

清水のスマホの画面には、恐ろしい笑みを漏らした彩子の姿が映っていた。

 

 

果たして、本当にSAIKOは呪いのアプリなのか?

だとしたら、事故死させられる条件とは一体何なのだろうか?

そして、成瀬は何を探ろうとしていたのか?

 

 

感想

彩子 黒1巻にて完結です。
面白度☆6 現代ホラーらしさ度☆9

アプリの呪いなんてまさに今の時代っぽくて良かったと思います。

打ち切りか予定通りなのかは分かりませんが、ホラー映画を一つ見るくらいの感覚で読めますし、展開とラストもまさにホラー映画でした。

彩子にスポットを当てた白バージョンもあります。

彩子黒を読むならこちら

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