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著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に4巻
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顔や身体の一部が出ているものの、人の力で引き出せそうにない。

 

月が今までの感謝を込めて言葉をかけると、また光が月から出てそれが父親たちに飛び、苦しんでいた表情が少し和らいでいく。

蛍火の灯る頃に

著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に4巻

 

 

だが、少しでも祈りを止めるとまた苦しみの表情へ変わってしまう。

 

 

抜け落ちたページで与平が何をしたのかが鍵になるが、その答えが出る前に鷹野が合流した。

 

しかし、鬼を振り切れずここに来るまでにあまり時間がないという。

 

 

その時輝也が、仕事も探してちゃんと生活していくと声をかけると、今までで一番多く光が飛び出した。

蛍火の灯る頃に

著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に4巻

 

 

感謝よりも、子供の未来を案じている親の気持ちを考え、安心させてあげることが苦しみから解放させてあげられる方法だった。

 

 

幸人と月も続けて父親に声をかけ、大量の光を飛ばした。

 

しかし、それでも完全に解放させるには至らない。

 

 

最後に輝美が語りかけた時、彼女の身体が光に霞んで見えなくなるほどの蛍が飛び出し、辺り一帯を包み込んだのだった。

蛍火の灯る頃に

著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に4巻

 

 

光の中で父親たちの声を聞いた後、気がつくと、地獄の釜の外にいた。

 

 

 

祖母の家に戻り、元の世界に戻る出口が開く明日の夕刻までの間、他愛ないゲームをしながらその時を待つことにした。

 

ようやく明るい雰囲気を取り戻せた流れで、輝美は今妊娠していて、父のように温かい家庭を作ると語りかけ、成仏させてあげたと打ち明けた。

蛍火の灯る頃に

著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に4巻

 

 

まだ若く、やりたいことをしている最中の彼女だったが、いつか父が言っていた言葉を思い出し、産むことに決めたのだった。

 

 

そしてそれぞれの夜を明かした。

 

 

 

翌朝、輝美はここで起きたことを忘れないよう、ノートに記録し始めていた。

 

そのタイトルは、父親たちを成仏させた光に因み、「蛍火の灯る頃に」とつけたが、それは鷹野がつけていた記録ノートのタイトルと同じだった。

蛍火の灯る頃に

著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に4巻

 

 

 

出口が開く夕刻。

 

村の外に続く街道の先に進めば、この地獄から抜け出せる。

 

その時、月は具合が悪そうな鷹野の腕を掴み引き止めた

 

 

日記に残されていた「ミヨコ」という名の若い女性が、殺し合う家族の中に見当たらなかったこと。

亡者は死んだ時の生前の姿を保っていること。

 

その他いくつかの違和感から、月は鷹野が自分が死んでいることに気づいていない亡者だと見抜いていたのだった。

蛍火の灯る頃に

著者名:小池ノクト 引用元:蛍火の灯る頃に4巻

 

 

 

驚愕の事実を突きつけられた鷹野はそんな残酷な真実を受け入れられず、腕を離そうとしない月に向かって銃を撃ってしまうのだった。

 

 

そしてチハルのように化物に変化していく鷹野。

 

ここまで来て、やはり地獄からは抜け出せないのだろうか・・・

 

 

感想

蛍火の灯る頃に4巻にて完結です。
面白度☆8 泣ける度☆9

サクサク進んでダラーっとせずいい感じで終わりましたね。

特に最終巻の4巻もそうですが、輝美と父親の関係には泣かせられました。

伝奇ホラーだけじゃなく、ヒューマンドラマ要素も強く、お勧めしたい作品でした。

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