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3話

桜子が間に入り庇ってくれようとするが、今まで処分された子がいることを言われると彼女は何も言えず、生きたまま女性から目をくり抜くのを励ました。

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

残った片目から涙を流し、母に助けを求める女性。

 

透は何を言われようと殺しなどしないときっぱり言い返し、怒りを見せて催促してくる兄妹に説教したその時、夏陽は女性の首を掻き切って瀕死の重傷を負わせた。

 

息も絶え絶えに母の名を呼び、程なく女性は事切れた

 

そして透は鉈を頭に投げられ、また気を失ったのだった。

 

 

 

また彼が倒れた話をしながら解体をしていた凛子ともう一人の盲目らしい子は、桜子が部屋の前を通り過ぎる時、今までに無い笑みを湛えているのを見た。

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

気になった凛子は透が寝かされている部屋に行くと、既に数人の子供たちが布団の傍に群がっていて、一応お見舞いをしているようだった。

 

 

彼はまだ話が通じそうな凛子が来たことで、どうしてここから逃げないのか訊くと、逆に何しに来たのか訊かれ、大学の学費を貯めるためで早く家に帰りたいと漏らした。

 

すると、凛子にコップのお茶を顔面にぶっかけられ、ここでしか生きられない奴しかいないんだと声を荒げられる。

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

その直後、凛子の名を呼ぶ桜子の大声が覆い被さり、喧嘩を仲裁した。

 

凛子は部屋から逃げ出し、他の子は怯えて震え出す中、桜子は静かに怒っていた表情をパッと緩め、なぜか透だけに優しい笑顔を見せて顔を拭いてあげた。

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

 

風呂に入りに行った凛子は泣きながらカツラを取り、服を脱いだ。

 

華奢な背中には、無数の傷痕があった。

 

 

4話

凛子があの頃の悪夢で目を覚ました朝、解体の役には立たなくても透の周りには桜子に切られた傷を見ようと子供たちが集まっていた。

 

するとフェレットといつも一緒にいる気の小さな未来が、薬をつけて包帯を巻いてちゃんとした手当てをしてくれた。

 

彼はお礼を言って頭を撫でようとしたが、未来は反射的に頭を守って怯えを見せた

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

大人を殺す時以外は至って普通の無邪気な子供たち。

 

ただ園長の桜子だけは絶対の存在のようで、廊下の貼り紙に書いてある約束事を守らないと容赦なく処分されるらしい。

 

それを守らなかったせいで、未来の兄は桜子にお星様にされたのだと信じている子もいた。

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

 

その園長はまた土盛りの前で手を合わせていた。

 

ただ彼の声が聞こえるとパッと顔を輝かせて近づいて来た。

そこだけ見れば、めちゃくちゃ可愛い女の子でしかなかった。

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

彼が足が痛いと言うと、謝りつつ綺麗に切ったつもりだと言ったり、墓としか思えない前で手を合わせているのを見ると、罪の意識があるように思えた。

 

 

その時、また新たな大人が運ばれてきた。

 

しかし、その大人の男は元気が良く子供たちを威嚇してくる、見た目からしてもヤクザ者だった。

 

 

男は恨みを買ったのかヘマをしたのか、桜子が持つ血で汚れたバットを見ても威勢を失わずに「京条の手下か?」と一番年上に見える透に訊いてくる。

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

彼に分かるわけもなく、子供たちが道具を頭に叩きつけ始めた。

 

桜子がまだ殺しをしていない未来にもやらせようとしたその時、男はテープの拘束を引きちぎり、凛子たちを殴り飛ばしていった。

 

そして未来にも手をかけようとしたが、咄嗟に透が助けに入った。

 

しかし、彼も本気で殺そうと首を絞められ、人殺しの悪魔共と罵しられた。

チルドレン

著者名:三浦みう 引用元:ガンガンオンライン

 

 

直後、夏陽の狙撃した弾が男の頭を掠め、怯んだ隙に桜子が一撃で止めを刺した。

 

 

男も正当防衛だったが、子供たちも正当防衛と言えなくも無かった。

 

それでも、やはり人殺しを受け入れられない子供もいて、透は「助けてくれてありがとう」とちゃんとお礼を言える未来を、ここから助けてあげたいと思った。

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