「モブ子の恋」ネタバレ3巻11話~15話。動物園デートで近づく顔が可愛すぎて我慢できない

モブ子の恋3巻ネタバレ感想

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バイト先のみんなで行った水族館。

その後で入江君と二人きりのデートで緊張とドキドキを味わい、靴擦れと絆創膏が特別な思い出になった。

そして、夏が来ようとしていた。

 

 

11話

スカートがはためくのを押さえ、次も二人でどこかに行こうと話してから何事もなく2ヶ月が過ぎていた

 

 

外を歩くだけで汗ばむ程度に夏が近づいていたのに、二回目のデートをする気配はない。

 

でも、顔を合わせれば当たり前のように挨拶し、ちょっとした会話が自然に始まる程度になっていた。

 

二回目はやって来ないけど信子にとっては大いなる進展だった。

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年4号

 

 

特に暑くなった今日の会話は新商品のアイスについて。

 

なんてことはない会話をしてから、擦れ違いのシフトが終わったばかりの彼を見送ると、すぐに安部さんが出勤してきた。

 

さっきの何気ない会話を聞かれていたらしく、もう入江君と付き合っているのかと訊かれた。

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年4号

 

 

信子の雰囲気が違ったように見えたからそう思われたのだが、信子はネガティブ思考な癖で、馴れ馴れしく見えたのかもと悪い方向に考えてしまう。

 

 

でも、その後で彼が帰る前に店で買い物してるところを見かけ、ちょっと会釈つきの目配せをし合っただけで幸せに包まれた

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年4号

 

 

 

店を閉める時間まで一緒に働いたのは阿部さんと先輩の篠崎さん。

 

さてそれぞれ帰ろうとかという時、篠崎さんがシャツを裏返しに着ているのに気づいたけど、言おうか言うまいか迷っているうちに、彼女がこれから大学に戻ると言い出した

 

すると、同じく気づいていた阿部さんが裏返しを教え、篠崎さんが恥ずかしい思いをせずに済んだ。

 

 

そういうデザインの服かどうかで迷っていた阿部さんと、単に勇気が出なかった信子。

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年4号

 

 

でも阿部さんから見ると、あの時入江君にちゃんと伝えられたのだから勇気がないなんてことはなかった

 

 

そう言ってもらえた信子は、それは入江君を好きという気持ちがそうさせてくれたから、自然に話せる距離になれたんだと思った。

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年4号

 

 

これからも望まないし、この距離と関係で十分。

 

夏の浴衣デートなんてとんでもない。

 

 

でも阿部さんに言わせると、恋をしているならこの先を望まないはずがないのだった。

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年4号

 

 

12話

このままでいい未来なんて甘々。

 

そう言い切られて、もしかして怒らせてしまったかと焦る信子。

 

そうじゃなく、そう言えるのは阿部さんの経験則からだった。

 

阿部さんはスマホを取り出し、モモちゃんという親友の男の子とのツーショット写真を見せてくれた。

 

 

高校二年で同じクラスになり、女友達みたいに気兼ねせずに話せ、犬みたいに可愛くて優しい彼が好きだったけど、一緒にいられるだけで幸せだったので気持ちは伝えなかった

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年5号

 

 

そう思えたのは、修学旅行の夜に後悔するまでだった。

 

 

誰も彼もが浮かれている修学旅行の夜に呼び出されて聞かされたのは、彼がずっと好きだった人と連絡先を交換できたという喜びの報告だった。

 

親友だからすぐに報告したかったと笑う彼につられ、阿部さんも笑顔で祝福した。

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年5号

 

 

その後で彼は意中の人とめでたくお付き合いを始め、今もラブラブな写真をSNSに投稿したりして、阿部さんはイイねボタンを他意なくタップできるほど思い出に昇華できていた。

 

でも、気持ちを伝えなかったのを後悔したのは本当だった。

 

 

入江君にも何が起こるか分からない。

 

突然彼女ができたり、簡単に会えなくなるほど遠くにいったり。

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年5号

 

 

 

バイト仲間でしかない自分は一体どこまで許されているのか?

 

大学でもそれを考えながら、友達の早川芙美子ちゃんと学食の席に着いた。

 

ふみちゃんは今日も今日とて工学部の西澤先生を密かに見つめ、ダンディな髭にカレーがつかないかどうかドキドキハラハラで観察していて、ついたらついたで自分が拭いてあげたいなんて妄想たくましかった。

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年5号

 

 

好きな人と何をしたいのか、どうしたいのかを妄想する。

 

妄想というワードですぐ浮かんだのは、入江君と手を繋いでいる光景だった。

 

 

自分が好きな人の特別になりたいと思っていることを自覚した矢先、彼から二ヶ月越しのデートの誘いが来たのだった

著者名:田村茜 引用元:コミックゼノン2018年5号