明日ちゃんのセーラー服3巻
ネタバレ感想
明日ちゃんのセーラー服の漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。
番外編と描き下ろし収録。
演劇部に入部した明日ちゃん。
クラスメートとも持ち前の明るさで打ち解けていき、少しエッチな自撮りを送ってもらったり、一緒に釣りをしたりと思い出を増やしていく。
巻数目次
14話
体育祭が近づいていて、誰がどの種目に出るのか決める日がやって来た。
副委員長の瀧守逢さんは優勝する気満々で、芳しくなかった中間テストの鬱憤を次のイベントで晴らそうとしていた。
委員長はおっとりした美脚の谷川さんで、淡々と議事進行し始める。
明日ちゃんは選んだ水泳に滞りなく決まり、アンカーは関西弁で水泳部の水上りりさんが指名され、彼女もしっかと請け負った。
すると、一緒に釣りをして明日ちゃんは泳ぎが上手だと知った木崎さんが二人で勝負をしてアンカーを決めることを提案。
水上さんはそれも快く受け入れた。
二人で更衣室に移動し、体育祭で優勝するため、いそいそと水着に着替えていく。
小学生で全国に行ったほどの実力者の水上さんは、自分が勝ったらブレザーと明日ちゃんのセーラー服を交換して欲しいと持ちかけた。
あれよあれよと断れぬ間に、いざプールへ。
でも、交換なんて絶対嫌だった明日ちゃんは、水上さんがいくら早かろうが負けるもんかと気合を入れたのだった。
15話
大切で大好きなセーラー服を賭けた真剣勝負。
水泳部で相当な実力者の水上さんに勝るとも劣らないダイナミックな泳ぎで迫る明日ちゃん。
果たして勝負の行方や如何に?
そして、この勝負を通して水上さんとも仲良くなった明日ちゃんは、本気で体育祭で優勝したいと思い始めたのだ。
16話
紫陽花が色とりどりの花を咲かせ始める梅雨。
衣替えの季節になり、明日ちゃんはいよいよ夏服バージョンのセーラー服を前にしてドキドキワクワクしていた。
お父さんは家を出る時間が迫っていても今日だけはギリギリまで待ち、何としても娘の夏服セーラー服を初めて着た姿を見るつもりだった。
そして明日ちゃんはお母さんに急かされ、大きな声でお返事を一つ。
夏服もお母さんが仕立てた手作りで、縫ってくれているところも見ていたので、その時から絶対汚さないと誓っていた。
少し生地が薄くなった純白の中に腕を首を通し、長い黒髪が絡まないようファスナーを閉じていき、最後に色鮮やかなリボンをつけて準備万端。
かと思ったけど、やっぱり不安でお母さんを呼び、胸元のフックを留めてもらった。
冬服よりも開放的で胸元も開き気味で、初めてセーラー服を着たみたいに気持ちがふわっとなる。
そしてお母さんに背中を押されて一階へ。
まだかまだかと待っていたお父さんに見せると褒めてくれ、不安や心許なさはどこかに消え去った。
妹の花緒にくるっと回って見せてとおねだりされ、足に力を込めてスカートを翻しながらバレリーナのように鮮やかなスピン。
足を上げてお転婆な明日ちゃんらしさを出した最後にばっちりポーズを決め、最高の夏服デビューを飾ったのだった。
17話
体育祭優勝に向けて練習を始めた明日ちゃんのクラス。
明日ちゃんは水泳の他に応援の種目も買って出、みんなの練習を合法的に見学がてら、ポンポンを持って麗しき少女たちが汗を流して一生懸命練習する風景に溶け込み始めた。
そんな中に、テニス部の四条璃生奈さんがいた。
ちょっとぽっちゃりの彼女は受験勉強のために2年間テニスをやらずにいたせいで、自分でも信じられないくらい下手くそになっているのを思い知り、貴重なテニス経験者なのに活躍できないかもしれないと考えると、相当なプレッシャーを感じていた。
身体も身長だけじゃなく色々大きくなったのは自覚している。
正反対にほっそり溌剌としている明日ちゃんを見ると、思わず美しいくびれを羨ましく思い、おへそにタッチして笑わせてしまった。
明日ちゃんはくびれじゃなく一緒に応援がしたいのだと勘違いし、強引にポンポンを渡してレッツダンス。
密かに撮られていた映像を確認した四条さんは自分の縮こまった応援ダンスのカッコ悪さに気づき、恥ずかしさを押し殺して肘と腰を伸ばして大きく動き、元気いっぱいの笑顔も忘れずに。
気持ちいい汗を水を頭から被って洗い流し、休憩なしですぐにテニスの練習を再開。
どうして自分がテニスを始めたのか改めて考え、応援ダンスで身体を解した後に打ったサーブは、見事にラインギリギリを通ったのだった。
18話
夏服になったのはもちろん明日ちゃんだけでなく、クラスメートたちも一緒。
半袖で軽やかになったお互いの可愛さを褒め合いながらも、話題は体育祭のことが一番多くて、明日ちゃんが後夜祭で演劇部として踊るらしいと知れ渡り、どんどん期待が募っていく。
木崎さんは明日ちゃんの踊りに自分が伴奏しているところをイメージし、その淡い期待をある人が後押ししてくれたので、後夜祭を盛り上げるために一役買って出る気になった。
19話
それぞれ全力で練習に取り組んでいたけれど、チームスポーツのバレーだけはなかなか連携がうまくいかずにいた。
優勝を目指すにはバレーを落とすわけにはいかないので、明日ちゃんは自分が通っていた小学校の体育館を使わせて欲しいと恩師のまこ先生に電話で頼んでみた。
6年間ずっと一人学級で成長を見守って来た先生は明日ちゃんにたくさん友達ができたのを喜び、快く許可してくれた。
練習するのはお休みの日曜日に集まって。
絶好の練習の機会に寮生の兎原さんが声をかけ、同じ寮生でバレー部の苗代靖子さんと鷲尾瞳さんがバレー部の練習を休んでまで参加してくれ、バレー種目参加の四条さんと水上さんももちろん参加してくれた。
同じ一人学級の寂しさを知っている妹の花緒も連れ、懐かしい体育館で練習スタート。
姉妹二人だけが当たり前だった学校にたくさんの友達がいて感動していた明日ちゃん。
でもまこ先生が様子を見に行ったときには、他のクラスのみんなも駆けつけてくれていて、たくさんのお姉さんがいることに花緒もとても嬉しそうな笑顔を零した。
兎原さんの粋な計らいに感謝感激。
こうして最高の思い出ができ、ついに体育祭当日がやって来た。
感想
明日ちゃんのセーラー服3巻でした。
面白度☆8 佳き度☆10
良い人しか出てこない平和な世界では、お父さんも精悍なイケメンで抜かりなく、ノスタルジーさが溢れる中で時折あるエロチックな描写がいやらしさだけじゃない、清々しい美しさを感じられます。
ツンデレバレー部やむっちりテニス部が出て来たところで、いよいよ体育祭の躍動感をどう魅せてくれるのか楽しみです。