ゴブリンスレイヤー25話26話
ネタバレ感想

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重傷を負いながらも、全員生きて帰れたゴブリンスレイヤー一行。

処女の女神官が身体を張って蘇生を行ってくれたおかげで瀕死の彼も回復し、更に地下深くに潜るため、空腹を満たして英気を養う必要があった。

 

25話

ゴブリンスレイヤーが意識を取り戻したことで、パーティ全員が動ける程度には回復したことになった。

 

 

エルフはまた探索に行くまでの束の間の休息を取りながら、一先ず、地下墳墓には自分とドワーフ、リザードマンの3人で調査の続きをすると提案した。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

女神官は全滅するかも知れなかった先の戦いを思い、全員が万全の状態で行こうと進言するが、ゴブリンがあの墓場を利用して罠を張っていた以上、石櫃の下も縄張りにしている可能性が高い。

 

なら、敵に準備する時間を与えれば与えるほど厳しくなるのは明白だった。

 

無理はしないという3人の言葉を信用した彼は3人に任せ、次の探索に向けて休息の続きと準備をすることにした。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

 

3人が探索に赴いている間、彼と女神官は街に繰り出していた。

 

この後の冒険の首尾を示してくれるような快晴の中、女神官は大きな鞄を両手に提げていた。

 

 

彼が持つと言ってくれるが大丈夫だと断る。

 

女神官は3人を心配したり、彼の体調を心配したりとあれこれ話しかけるが、彼は全てに「ああ」とだけ返し続けた。

 

何を訊いても変わらない相槌に女神官はさすがに呆れて怒り、もう一つの口癖も使いすぎだと注意した。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

彼がようやく違う言葉を発してくれたのに満足した直後、彼は一言目に「ああ」と今までとは違うニュアンスで返してから、今日は武具を見に行くという。

 

女神官も破れた鎖帷子を修繕してもらいに行く予定だった。

 

買い換えた方が安上がりだったが、それは彼が最初に褒めてくれたものだから、可能な限り使い続けるつもりだった。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

 

武具屋には連接棍も置いてあった。

 

神殿にも置いてあったその手軽な武器を久しぶりに見て女神官は目を細めるが、自分が使いこなしている姿が全くイメージできず、見るだけに留めた。

 

 

女神官はさっそく鎖帷子を店の者に見せて修繕を依頼するが、店員が見ても買い換えの方が費用が少なく済んでいいモノがあると思う。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

しかし、頑なに修繕を依頼してくる冒険者がオドオドした駆け出しだと見ると、親切心か試しているのか、すぐに修繕を受けようとはしなかった

 

 

やり取りを見ていた彼は、わざと銀等級の証を見せびらかし、自分の武具と併せて一緒に修繕を頼んだ。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

 

身に付けている鎧と兜を手際よく外しながら、カウンターに置いて依頼内容を指示していく。

 

急いでいると付け加え、特別料金を請求されるのも見越した上で、金が詰まった袋を気前よくドンと置いてそれ以上何も言わせなかった。

 

 

店員は丈夫な剣、切れ味鋭い剣なども勧めてくるが、彼がそんな上等な物を使う必要はなく、取り回しが利いてゴブリンさえ斬れれば十分だった

 

十把ひとからげで無造作に置かれている剣を一つ選び、店員の戸惑いを意に介さず、マイペースに自分が使いやすいように研ぎ始めた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

銀等級にそぐわない安物の装備を身に付けていることで、店員も顔を引きつらせていた。

 

 

店から出た女神官が思い出し笑いをすると、彼は銀等級の証は相手を見て態度を変える店にはこれを見せれば何も問題ないと教わったのだと打ち明けた。

 

初めて冒険者のランクを認識する意外で証を利用した彼が何とも言えない使い道に関心していると、近くの屋台から威勢のいい声が聞こえてきた。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

美味しい美味しいあいすくりん

 

初めて聞く食べ物に子供たちが次々と買っていくのに興味を惹かれた女神官はジッと見つめ、彼の許可をもらった。

 

 

あいすくりんは、白い塊の上にチェリーが乗ったお菓子だった。

 

木ベラで少し掬って食べてみると、冷たくて甘い新食感に驚きと共に感動さえした。

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号

 

 

彼も興味を惹かれたが、買う前にまずどういう製法なのか店主に訊ねた。

 

火の秘薬を水に入れると冷える性質を利用していて、最初は冷酒を、次に果物を冷やし、なら牛乳も冷やしてみたところ新感覚の氷菓子になったのだという。

 

彼はそうして自分の知らないものを躊躇いなく訊くことができるので博識なのだと分かり、女神官はまた彼のことを一つ知れて嬉しくなった

著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年7号