![「テセウスの船」最新4巻ネタバレ。ロリコン暴行殺人!?変わってしまった現代は知らない世界!](https://manga-comic-love.xyz/wp-content/uploads/2018/06/c9dfbe89df304691bcfec6db554d6075.jpg)
テセウスの船4巻ネタバレ感想
テセウスの船の漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。
生徒たちにまで人殺しと疑われ始めた心。
更に、未来が変わって三島明音が行方不明になる時期が早まった。
誘拐・監禁していたのは新聞配達員の長谷川で、心は文吾と共に怪しい音臼岳にある小屋に捜しに行った矢先、長谷川と明音が死亡している状態で発見される。
テセウスの船4巻
心と文吾の後を追いかけてきた金丸は、心に手錠をかけた。
しかし心は両手が繋がれる前に突き飛ばしてダム建設予定地に走り、未来と自分の情報を水の底に投げ捨てた。
結局公務執行妨害で警察署へ連行されてしまい、そこで長谷川と明音が死亡した状態で発見されたのを教えられる。
金丸は心を犯人だと決めてかかり、罪を認めるか、犯行を否定するか、黙秘するか三つの道があると脅迫紛いに責め立てる。
ただ、心が他の選択肢がないか訊ねると、本当のことを喋ればいいと答え、心の正体を知っていると打ち明けた。
著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船4巻
未来のことを知っていると文吾に聞かされたらしいが、そう言いつつ金丸は端から信じてはいないようだった。
心の荷物を漁り、「正義」と書かれた紙を破り捨て、じわじわと精神的に追いつめようとする金丸。
その日の尋問は終わり、拘置所の檻の中に収監されてしまうのだった。
著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船4巻
長谷川は小屋の中で明音に乱暴し、そこで青酸カリで殺害。
その後彼も自殺したと見られている。
小屋に鈴のキーホルダーが残されていたが、そこに鈴がいた痕跡は見つかっていない。
しかし、明音の死亡時刻直前まで行方不明になっていた鈴が、どこで何をしていたのかはまだ本人の口からも語られていなかった。
心は夢を見た。
由紀が生きていて、未来も家に居て母親に抱かれ、自分を正義と呼ぶ文吾らしき男とも一緒に住んでいる、叶えられなかった世界の夢だった。
心は釈放されたが、村人からの視線は冷たく、嫌がらせの電話が何度もかかってきていた。
文吾だけは変わらず信じてくれ、心はノートを捨てたことを話し、本来の未来と変わってきていることを伝えた。
そして6月24日、音臼小で青酸カリを使った無差別殺人で21人が殺される事件が起き、その犯人が自分の父親である文吾だとも白状した。
著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船4巻
文吾は心が息子であると明かされ驚いたが、とにかく自分が殺人など信じられなかった。
しかし、家から青酸カリが押収されたのが決め手になったのだと、心は答えるしかなかった。
心がいた未来では、27年もの間、収監され続けている。
誰も無実を信じず、家族は加害者家族なのをひた隠して生きて来た。
著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船4巻
そんな残酷な未来を明かした心はそれを回避するため、事件の前に村を出ようと促すが、文吾は頑なに信じず、逆に心に村から出て行けと言った。
そうして心が行くあても無く雪の中を彷徨っている頃、真犯人は心が投げ捨てた未来の情報を手に入れ、ほくそ笑んでいた。
村の中を歩いていた心は、またあの時と同じような霧に包まれ始めていた。
それがゆっくりと晴れて景色が見えてくると、急に雨が降り出した。
辺りから積もっていた雪が消えてなくなり、音臼小学校があった場所には、慰霊碑だけが建っていた。
著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船4巻
おそらく、またタイムスリップしたのだと思い、急いで佐野家へ向かうも、家は人殺しを罵る落書きだらけで朽ちかけていた。
その直後、会う予定だった弁護士から電話があり、今日がいつであるか訊ね、現代に戻って来たことが分かった。
すぐに音臼小の事件をネットで調べ、犯人は文吾のまま変わっていないのを知ったが、事件の日付と内容は少し変わっていた。
そして、事件後、母が一家心中を図り、長男の慎吾と母が死亡、自分と鈴だけが生き残ったらしいことも知った。
著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船4巻
未来をより良い方向に変えるどころか、大切な家族が二人もこの世からいなくなってしまっていた。
母がいなくなったのなら、誰が未来の面倒を見ているのか?
心はすぐに東京に戻り、自分の部屋に帰った。
由紀の私物が全て消えていたが、心が住んでいる部屋で間違いは無かった。
スマホの中を検めると、知らない人、番号、風景写真が増え、由紀と未来の写真が代わりに全て消えていた。
最悪の予感がしつつ、由紀が未来を出産して亡くなった病院にも行ったが、由紀の通院、出産、死亡、全ての記録が無く、医者も心に見覚えがないようだった。
著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船4巻
心は最後の望みをかけ、疎まれていた義理の両親を訪ねた。
だがやはり、あれほど毛嫌いしていた由紀の父親さえも、心のことを初めて見るようで、訳の分からないことを訊ねてくる不審人物を見るような目をしていた。
心が知っている現代とは、大きく変わってしまっていたのだった。
著者名:東元俊哉 引用元:テセウスの船4巻