忍ぶな!チヨちゃん2巻
ネタバレ感想
忍ぶな!チヨちゃんの漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。
忍の自分に気づいてくれたワタルに恋しちゃった雀チヨ代。
でも告白するどころか、顔をみせることもできずにストーキングに終始する日々。
色々頑張っているうちにワタルメイトのタマミと仲良くなれたけど、まだまだ一般人レベルの恋愛アプローチには程遠く・・・
忍べ!チヨちゃんとサヨ代
料理の腕は未だ壊滅的で殺人級だが、どうにか手作りお弁当を食べて欲しくてワタルをストーキングしていたチヨちゃん。
でも、やっぱり乙女心と忍の矜持が暴れ回って近づくことさえままならない。
そんな時、クナイが雨あられと飛んできた。
全て紙一重で避けきると、クナイは地面に刺さってバラを描いていた。
そして頭上から槍で追撃してお弁当箱を破壊し、手作りサンドイッチを奪いせしめたのは、妹のサヨ代だった。
姉ラブのサヨは腑抜けた姉を思い涙したり、殺人級の味がするサンドイッチを食べて苦しんだりと表情豊か。
姉が消しゴムに想い人の名前を書くおまじないをするほど恋にうつつを抜かしていると知った今、かつての姉に戻ってもらうためにやって来たのだった。
チヨはと言えば、ワタルの写真を目の前にするだけで前髪をチェックせずにはいられないほど。
男は道具としか思っておらず、忍にまともな恋なんて必要ないし無理だと思っているサヨが提示した条件は、鬼ごっこ勝負。
サヨが追いかけるのは大好きな姉。
チヨが追いかけるのは大好きなワタル。
先に標的にタッチした方が勝ちで、チヨが負ければ転校してワタルを忘れなければならない。
物心ついた頃から気配のなさと素早さだけは天賦の才能があったチヨは割りと自信を持ち、勝負に乗った。
いざスタートすれば学校中に張り巡らせた秘密のからくり通路を利用し、あっという間にサヨを巻くことに成功したが、サヨはまるで慌てていなかった。
さて、チヨはまず色々な状況に対応できるようにしていた重ね着を脱ぎ脱ぎ。
胸を潰して男子に変装してワタルの背後から忍び寄ろうとしたがやはり触れずに躊躇。
その直後、サヨに見つかってタッチされそうになったが、ギリギリのところで残像を残して離脱。
なぜ居場所も変装もバレたのか分からないまままたすぐに見つかり、術が得意なサヨの火遁の術を食らわされて恋焦がれる心と共に服も焦がされた。
そこで実は、ワタルに恋するようになってから、悶々とした乙女の気配が漏れ出ていることを指摘され、恥ずかしくさせられる。
食事中も任務中もお風呂の時も、寝ている時でさえ何かにつけてワタルのことを考えてピンク色の気配を漂わせていると言われ、赤面を止められない。
ならば、「零」と呼ばれていた頃のように無心で逃げ、身を隠すが、「ワタル」と一言聞こえればすぐに脳内がピンク色になってしまい、最早ワタル関連で平静を保つことは不可能だと思い知らされた。
逃げ続けて体力も削られ、万事休す。
かと思ったその時、サヨが槍で薙ぎ払ったのは茂みの中でエロ本を読んでムラムラしていた男子コンビだった。
つまり、誰のピンク色気配かまでは区別できない。
そうと気づいたチヨは、恋の素晴らしさを経験していない妹を出し抜く策を思いつき、渾身の力で鎌鼬の術をぶつけた。
それで目を眩ませた隙に、再び生徒たちの中に紛れて身を潜ませた。
当然サヨは、ふわふわと漏れ出ているピンク色の気配を辿って追跡。
しかし、生徒の中を探し始めると誰も彼もがピンク色の気配を漏れ出させているし、なぜか自分に視線を向けている。
その時、サヨはようやく気づいた。
さっきの鎌鼬は、自分の胸元をはだけさせるための一撃だったのだと・・・
そして追跡を振り切ったチヨは、ワンコと戯れているワタルを発見。
どうにかこうにか背後から忍び寄り、恥ずかしがる乙女心を奮い立たせ、身を隠したくて仕方ない忍心を押さえつけ、彼のシャツをそっと摘んで勝負に勝った。
恋をしても弱くはなっていないと証明したチヨは、これでサヨを納得させることができた。
そして、ワタルを触った右手を保存するため、左手で修行を始めた。
猿谷と基本四ヶ条
ワタルの誕生日プレゼントにせっせとセーターを編んでいたチヨは、忍者業界で評判のよろしくない猿谷流の仕事を邪魔する任務に出動。
術に長けた相手には自慢のスピードと身のこなしで簡単に勝てるはずだった。
しかし、手裏剣を投げたと思ったら、書いたばかりのラブレターが相手の頭にコツン。
他の武器も棒針や毛糸玉を間違って持って来ていて、疎かにすることのなかった4ヶ条を全然守れていないことに愕然。
おまけにラブレターを読まれそうになり、冷静さも失い、強烈な雷系の術を食らわされてしまう。
しかし、そのダメージで本来の自分を取り戻し、スンとした何も掴ませない表情を維持できた。
ここから自分の特性を活かした反撃の開始だったが、最後の最後に繊細な乙女心を傷つけられてしまい・・・
ワタルの魅力
珍しくボロボロになって帰ってきた姉を見て、弱体化にいてもたってもいられなくなったサヨは、ワタルの一体どこに惹かれているのか調査することにした。
そこで、顔はやたらイケメンのお付の忍の銀を連れて学校に潜入。
銀の顔面レベルで女子たちに迫ったり、銀の気持ち悪い術を使って調べさせたり、銀に寿命が縮む術を使わせてワタルの友達の魅力を知ったりと、少しずつ情報を手に入れていったが、当のワタルの魅力は全く分からないサヨ。
しかし、一般人の感覚も有している銀はワタルの魅力に気づいていた。
サヨが気づけないのは、任務に不要な情を削ぎ落としているからで、忍としては優秀でもどこか寂しさを感じずにはいられない心境になっていた。
ただ、銀はサヨにも普通の女の子らしい優しさがあると知っていた。
かなり不器用だが・・・
始めましてチヨちゃん
ある日、ワタルは熱で朦朧とし、自分に好意を寄せてくれている女子たちが見えなかったり、誰も彼もが友達のタカシに見えたりするくらい、体調を崩していた。
保健室に運ばれていく彼を見たチヨは、タマミに背中を押され、もといけしかけられて看病を決意。
保健室にどうにか入れたまでは良かったが、いるはずのワタルがベッドで寝ていない。
と思ったらソファーで寝ているのに気づくのが遅れ、部屋を出る時間がなかったのでナース服に早着替えしてごまかす道に入ってしまった。
しかし、この後を考えていなかった。
でも、これを機に変装していない素顔で話しかけようと決意する。
しかし、ワタルは熱で誰も彼もがタカシに見えていた。
ならばチヨは、まずタカシの呪縛から解放してあげることにした。
だが、うまくいったのは脇に体温計を挿して熱を測れたところまでだった。
水遁の術ではびしょ濡れに、拭き始めると拭きすぎてカラカラに、最後にナース服をはだけさせて胸元から取り出したネギを生で直に巻いてあげたが、巻きすぎてSMプレイを楽しんでいる変態のようにさせてしまう。
それだけは素早くネギを刻んでネギの呪縛から解放させてあげることができた。
当然、ワタルの具合は悪くなっていった。
チヨに残された手段は、かつて自分も風邪を引いた時に父にごり押しされた治療法だけだった。
チヨが料理上手のタカシに見えているワタルは、チヨが差し出した恐ろしい飲み物を笑顔で飲み干し、殺人的な味がするそれをそっくりそのままチヨの顔面にぶっかけて気を失った。
チヨは思い出した。
うわ言でタカシに助けを求めるワタルのように、自分もそれを飲んで昏倒し、母の温もりに癒され助けられたことを。
だから、母がしてくれたのと同じように彼をベッドに運び、自分も隣で添い寝して身体を温めてあげた。
そして、寝落ちしてしまって彼が先に目を覚まし、無防備な寝顔を目撃されてしまう。
この後、騒動を巻き起こしたチヨは最終的に幸せに包まれるに至ったのだが・・・
感想
忍ぶな!チヨちゃん2巻でした。
面白度☆8 可愛い度☆9
照れた顔は言わずもがな、一々表情が可愛いチヨちゃん。
それに加えて、妹のサヨ代が少しデレた時の表情も、いつの間にか髪型が変わっていたのと相まってかなり可愛かったです。
タカシの呪縛も良かったですし、たまに放り込まれてくるセクシーな一コマが好きです。