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外の世界

文明が崩壊した外の世界を旅しているマルと、彼からお姉ちゃんと呼ばれているキルコ

 

 

比較的荒れてなさそうな住宅地があれば、生活に使えそうなものを探しに堂々と家の中に入っていく。

 

時には運よく新品のトイレットペーパーが見つかることもあり、キルコはさっそくちゃんと便器に座って用を足し始めた。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

でも、トイレのドアがなかったので、通りかかったマルにばっちり見られてしまった

 

 

新築だったらしい別の家にも入り、色々物色していく。

 

だが、寝室には仲睦まじく手を繋いだままミイラになっている夫婦がいたので、この家から物を探すのを早々に諦めた。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

感傷的になったのもあるが、災害後の死因で一番多かったのが餓死だと知っていたからだ。

 

 

当時は、人を食べて生き残った人もいたのかも知れない。

 

そう思うと、マルはスタイルのいいキルコに釘付けになった。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

二人の関係はマルが依頼人でキルコがボディガード兼旅の友という感じだった。

 

ただ、キルコにも探している人がいたので、マルとの旅は一石二鳥だった。

 

 

 

民家の中で一晩明かした翌朝、女に飢えた盗賊連中に遭遇してしまう。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

クズには容赦するつもりのないキルコがボディガードらしく銃を取り出し威嚇すると、盗賊たちは大人しく引き下がる様子を見せるが、本物の銃か怪しんだ。

 

 

二人は川を隔てるフェンスによじ登って逃げる。

 

それは、本物の銃だが使うのがもったいなかっただけだった。

 

仕方なく一発打つと光線が飛び出し、街路灯の柱をかき消した。

 

鉛の玉など比較にならない威力に、盗賊たちは手を上げた。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

もちろん、逃げるフリをしたのにも意味があったが、バカ正直に明かすほどバカではなかった。

 

 

盗賊たちが住処にしている病院に案内させ、そこで電池を充電させている間、マルの目的地である「天国」という場所に聞き覚えがないか訊ねるが、盗賊たちは誰も知らなかった。

 

代わりに、トマト好きには天国のトマトで有名な場所があるらしいと聞き、後腐れなく病院を後にした。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

 

街を抜ければ何もない殺風景な景色が続き、いい加減キルコの体力が限界に近づいたところでちゃんと営業している旅館に行き着いた。

 

そこは女将一人で切り盛りしている、地獄に仏なスポットだった。

 

ただ女将も天国は知らず、キルコの探し人にも心当たりさえないようだった。

 

 

さっそく久しぶりのお風呂を満喫する前、キルコは鏡に映った自分の体に見惚れ、鏡の中の自分とキスしようとする

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

そして、唇が触れる直前で女将がタオルを持って入ってきて慌てふためいた。

 

 

露天風呂は最高に気持ちよかったが、男湯と隔てる壁がなくなっていたのでまたマルにあられもない姿を見られる。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

物騒な銃を所持している女将の話によれば、この辺りには怪物が出るらしい。

 

それは二人が人食いヒルコと呼ぶものに違いなかった。

 

 

自分たちなら怪物を殺せると申し出たからか、出ないはずの夕食を用意してくれ、おまけに近親相姦は生まれる子が不幸になるとかなんとか諭され、思わぬ恥ずかしい思いをさせられる。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

 

キルコはボディガードと警護対象以上の気持ちはないと強く言ったため、淡い想いを抱いていたマルの機嫌を損ねてしまう。

 

 

その夜、疲れのせいか布団に入るとすぐ泥のように眠りについた。

 

 

深夜、悪夢を見たキルコが目を覚ますと、女将が言っていた怪物が窓の外から覗いているのを見た

 

 

既に外に出て銃で追い払おうとしている女将。

 

睡眠薬を盛られたことに気づいていたキルコはマルにも水を飲ませ、怪物退治に参戦した。

著者名:石黒正数 引用元:天国大魔境1巻

 

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