ダーリンインザフランキス
26話27話ネタバレ感想

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強敵βを前にして、瀕死にまで追い詰められたヒロ。

しかし、ゼロツーの真の願いを理解したことで心が通じ合い、叫竜化の侵食が治まり、ストレリチアの力を発揮してβを倒すことができたのだった。

 

26話

鋼鉄の乙女、ストレリチアの力を発揮し直したヒロとゼロツーは飛翔し、βの核に槍を突き刺した。

 

巨大な核は大きくひび割れ、ストレリチアの勢いに負けてついに砕け散った

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

飛翔した勢いそのままにβの分厚い身体も貫いてストレリチアが空に飛び出すと、形を変えようとしていたβが光を放った。

 

ストレリチアが貫いた穴からは、二筋の大きな光の跡ができていた。

 

まるでβが翼で飛んでいるように見える光景は神々しささえあったが、翼がβの体内に集束していくとそれが引き金になり、βは粉々に砕け散り、血飛沫になって降り注いだ。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

血の雨は他のフランクスたちにも降りかかり、それで仲間たちはストレリチアの勝利を実感した。

 

 

それぞれに地面に座り込み、立ち尽くしてヒロとゼロツーの勝利に沸く仲間たち。

 

イチゴとゴローは、ヒロが無事でしかも強敵を倒したことに安堵の息を漏らした。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

しかし、歓喜に浸るのは早く、まだワームタイプが残されていた。

 

 

フランクスたちの傍の地面から飛び出してきたワームだったが、今まで戦っていたのは尻尾の先に過ぎなかった。

 

頭を出したワームは長くて巨大で、βを倒した余韻に浸る間もなく襲い掛かってきた。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

しかし、ワームは13部隊に辿り着く前に縦に叩き切られ、間髪入れずに細切れに切り裂かれた。

 

いとも簡単にワームを仕留めたのは、ナインズのアルファだった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

 

見事βを倒したゼロツーを賞賛したアルファは、ヒロの働きも認めてついに認めたのだった。

 

ただそれは、間違いなく死ぬと思っていたヒロが予想に反して生き残った最低限の結果を認めただけで、ゼロツーをパパの命令通りにナインズに連れ帰ることは諦めていなかった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

再びフランクス同士の戦いが繰り広げられようとしたその前に、止める声がかかった。

 

 

アルファを止めたのは、ゼロツーのパートナーとしてヒロを認めたフランクス博士で、ゼロツーを13部隊に合流させた博士の目論見が今、成功したのだった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

博士を初めて見た13部隊のコドモたちは、彼がフランクスの生みの親だと聞き、パパに勝るとも劣らない偉大な人物なことに驚愕した。

 

 

その博士がこのタイミングでコドモたちに接触した目的は、ヒロにゼロツーのパートナーとしての自覚を持たせるためだった。

 

今更だと前置きし、ゼロツーは叫竜の血を引く特別な雌式で、人類の命運を担う存在なんだという。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

そうしてゼロツーがどれだけ特別な存在であるかを強調してから、博士は彼女のパートナーになる覚悟、生涯添い遂げる覚悟があるかと訊いた。

 

プロポーズや結婚というものをコドモたちは知らないはずだったが、誰も口を挟まずにヒロの回答を待った。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

 

ヒロは少し考え、都市とオトナを守るために戦うのがコドモらしさでそれが自分の全てだったと答えた。

 

だがゼロツーに出会い、フランクスに乗るもう一つの理由ができたと付け加えた。

 

それはゼロツーの翼になることだった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

ゼロツーがストレリチアとコネクトして母体になるなら、大空へ浮かせる翼の役目を担い、一緒にどこまでも飛び続けたいんだと、清々しい表情で答えた。

 

 

振り返ってヒロの気持ちを聞いたゼロツーは手を伸ばし、彼は笑顔で握った。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

 

ヒロの答えを聞いた直後、イチゴの目から大粒の涙が零れ落ち出していた

 

それがどうしてなのか、本人も分かっていなかった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

後ろからイチゴが泣きじゃくっているのを見ているゴローは彼女を心配するが、彼自身も言葉にできない感情に支配され始めたのが分かった。

 

それは誰からも教えてもらったことのない、好きな人を泣かされて感じる負の感情だった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+

 

 

デルフォニウムの二人が心乱していることなど知らず、ヒロとゼロツーはコックピットから出て、眩しい太陽の光を全身に浴びて目を細めていた。

 

 

今回の戦いで死んだβやワームといった巨大で強い叫竜たち。

 

それらの死で、地中深くにいる叫竜の姫が怒りを感じていることなど、まだ誰も気づいていなかった。

著者名:矢吹健太朗 引用元:少年ジャンプ+