「マザーグール」ネタバレ最新3巻。お嬢様たちの反撃!孕まされる前に帝王切開で血潮を吹き上げろ!

マザーグール3巻
ネタバレ感想

マザーグールの漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

絶海の孤島に漂着した朔也たち。

求心力と人望のある笙子グループが狂気に満ち始めているのを危険に感じ、再び別行動へ。

化け物が女の子を選り好みしている要因は、果たして妊娠可能な身体かどうかで判断しているのか?

謎が解明されないままトリノと合流するため、朔也たちは崖沿いの道を進み出したのだが・・・

 

なつのとちなみ

なつのは化け物に掴まれ、崖下に引き摺り下ろされてしまった。

 

ジャングルの枝葉に顔が傷つけられていくと、なつのは母に愛情を注がれていた幼少期から、憎まれるようになった思春期までの人生を思い出した。

 

 

 

整った容姿に長い髪が良く似合う美少女だったなつのは、見た目に反して行動的でお転婆な少女であり、母はハラハラさせられていたが、我が子の優しさを身に染みて感じ、心から愛していた

 

 

だがなつのは、母が好む女の子らしい振る舞いや格好が徐々に苦手になっていった

 

 

映画もアクション系を好むようになり、そうして部屋に居るよりも、スカートをたくし上げてでも弟の友達に交じってサッカーする方が何倍も楽しかった。

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そんなある日、自分の身体に変化が起こっているのに気づいた。

 

変化はどんどん大きくなり、同級生がブラをつけ始める頃になると、なぜ自分の身体だけ違うのか分からず怖くなっていった。

 

そして部屋で手鏡を使い確認していた時、ついに母に見つかってしまった

 

 

すぐに病院に連れて行かれたが、医者の言葉は何一つ頭に入ってこず、代わりに母が真剣に聞き入っていた。

 

 

それから母はなつのがずっと優しい我が子のままでいてもその優しさを拒否し、変わってしまった娘を悲しみ憎み、愛さなくなっていった

 

 

 

やがて笙子に救われる一言をかけてもらったところまで思い出し、なつのは朔也たちが追いかけてきてくれているのに気づいた。

 

 

トリノの仮説が正しいなら、産めない身体の自分は解放される。

殺されるなら、トリノの仮説が間違っていると証明できる。

 

なつのはどちらにしろ化け物の生態を知るチャンスだと思い、自ら口の中に頭を差し込んだ

 

 

すると、やはり仮説が正しいのを裏付けるように化け物はなつのを解放した。

 

 

 

しかし直後、あの時一緒に観た映画の主人公のように助けに来たちなみが空中から落下して地面に叩きつけられて重傷を負い、大量出血した。

 

だからなのか、化け物はちなみに襲い掛かろうとしていた。

 

 

化け物より一歩早く間に合ったが、背中を引っ掻かれた。

 

それでも大きな木の根の下にちなみを強引に押し込んだ。

 

しかし、化け物はちなみから狙いを変えようとしない

 

その時、朔也たちが加勢してくれ、二人で木の根の中に潜り込んで避難した。

 

 

 

ちなみは背中を太い枝に刺され、顔にも大きな傷を負い、息も絶え絶えになつのへの友情を伝えていく。

 

なつのは身体の変化に戸惑いわざと孤立するように冷たい態度を取っていただけだが、とても仲の良い幼馴染だったちなみは自分に落ち度があったのだと悩み、彼女を救える機会が来ることを願っていた。

 

 

母に憎まれ、発覚するのを恐れて陸上も辞め、誰にともなく謝りながら空しい日々を送っていたなつのは、変わらず仲良くしたいと思ってくれていた一番身近な存在にようやく気づいた。

 

 

傷は深く、顔にも大きな傷ができ、もし助かったとしてもお嫁にはいけないと嘆くちなみ。

 

するとなつのは自分が助けるから、私のお嫁さんになればいいと励ました。

 

 

それは女子同士の戯れの求婚ではなく、本気の言葉だった。

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なつのはわざと捕まって囮になり、地中から引きずり出された。

 

反撃しようとするが放り投げられ、そこに朔也たちも追いついてきた。

 

 

一人でも十分倒せた化け物とはサイズが違い過ぎて倒そうと思うだけで相当な覚悟が必要だったが、瀕死のちなみを助けるためには立ち向かうしかなく、4人は覚悟を決めて一斉に攻撃を仕掛けた

 

 

 

しかし、大したダメージを与えられず、なつのと楓子が掴まれてしまった。

 

 

雄叫びを上げ、猛り狂う化け物。

 

その時、空気を読み観察力に優れている朔也は勝機を見出した。

 

 

周囲の人間を観察してきたように化け物を観察すると、ある箇所を注意深く守っているのが分かった。

 

そこに丸太を投げると確実に防御し、楓子を放り投げ、目を刺したなつのも放り投げた。

 

やはり、楓子となつのには卵を産みつける気はないようだった

 

 

 

眼球が血塗れになった化け物の視力が奪われたのを確認した朔也は、自傷癖のあるすずに腕を切ってもらい血を布に染み込ませて、殺される可能性の低い楓子に囮になってもらう作戦を立てた。

 

危険な役割だったが、楓子は逆に朔也を心配しながら威勢よく化け物の注意を引き付け始めた。

 

 

血の臭いに引かれ、追いかけ始める化け物。

 

朔也は茂みの中で待ち伏せながら、あそこが弱点に違いないと信じた。

 

 

卵を産み付けるのが目的なら、その卵が入っているお腹を守るのは当然。

 

生物としての本能的な動きに気づいた朔也は楓子が通り過ぎ、化け物が見えた瞬間に槍を突き出し、一息に腹を掻っ捌いた

 

 

 

軟い腹は簡単に引き裂かれ、中から卵が零れ落ち、ついにビッグサイズの化け物を仕留めたのだった。

 

 

 

すずは勝利の喜びもそこそこに、零れ落ちた卵に興味を引かれて手に取った。

 

すると手の平に鼓動が伝わり、思わず投げ捨てたが、卵はゴムボールのように弾んで割れることはなかった。

 

その中で息づいていたのは、まるで人間の胎児のようだった。

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穴の中から出されたちなみは、さっきより死に近づいているようだった。

 

すぐに血を止めて然るべき処置をしなければならないが、手元にあるのは包帯や痛み止めくらい。

 

化け物を倒したのもちなみを助けるためであり、手をこまねいている余裕はない。

 

そこでなつのは、あの薄気味悪い老婆たちのところなら、縫う道具くらいはあるはずだと思い出した。

 

 

相手は化け物と共生しているだろう狂気の殺人集団だが、なつのは一人でも行くつもりでちなみと自分をツタで縛って背負った。

 

朔也たちに危険なことをさせたくはなかったが、それでも堂々と一緒についてきて欲しいと頭を下げた。

 

 

 

言われるまでもなく、3人もちなみを助けたい気持ちは同じだった。

 

それより、なつのがお願いしてでも助けたいと思えるちなみは、なつのにとってただの旧友だけとは思えなかった。

 

するとなつのは恥ずかしがらずに、一番大事だと答えた。

 

 

そして朔也はトリノへの気持ちを重ねて、なつのの気持ちをだと思い込み、より一層ヤル気を漲らせたのだった。

 

 

 

 

老婆たちは楓子の予想通り、化け物に襲われた女性を回収するためにあっちから姿を現した。

 

崖の上と下で睨み合う、老婆と女子高生

 

 

しかし老婆は卵を産み付けられた人間がいないと判断したのか、朔也たちを無視して当初の進むべき方向へ歩き出した。

 

 

この先に何があるのか分からない。

 

それでも、ビッグサイズの化け物を倒した彼女たちは勇気と自信を得ていた。

 

それに、朔也にとってみれば、この先に居るかも知れないトリノに会えるのが大きかった。

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その頃、トリノ、エリカ、順の3人は、集落か遺跡か分からない一画に辿り着いていた。

 

 

朽ち果てた大砲や航空機

 

ただ人が通れるように道ができており、人の出入りがある確かな形跡だった。

 

そこを進んでいった奥には、宗教関連の置物や何十体も赤ん坊の人形がぶら下げられた、小屋とも巣とも言える建物があった。

 

 

更に、鼻を覆いたくなるキツい臭いが立ち込めている。

 

しかしトリノはひながいる可能性を捨て切れず、建物の中に踏み込んだ。

 

 

 

中は外の雰囲気からガラリと変わり、大量の本がこざっぱりと整頓された居住空間になっていた。

 

 

そこから幕で仕切られた奥の部屋には、木の根やレンガを利用して作られたキッチンダイニングになっていた。

 

竈には炭になった薪、切り株のテーブルには食器が4人分あった。

 

生ゴミの中には動物の骨があったが、さすがにお嬢様女子高生たちが解体して食べたものとは思えず、ここは島民が今も使っている住居だろうと推測できた。

 

 

時代も国も様々な大量の本。

形を保っている漂着物。

外部に流出していない化け物の情報と、来る気配のない救助。

 

トリノは、バミューダ・トライアングルと同じ噂がされている海域が日本近海にあるのを思い出した。

 

 

 

トリノが言い淀んだことを、順は敏感に理解できてしまった。

 

つまり、これまでにもこの島に多くの人が流れ着いた形跡があるのに、この島の情報が外部に漏れていないということは、誰一人として島から脱出できた人間がいないということだった。

 

 

トリノはまだそう決め付けたわけではなかったが、絶望した順は取り乱し、トリノではなくいつも3人一緒だった東子が代わりに居て欲しいと、ないものねだりをし始めた。

 

その時、もう一つ部屋があるのを見つけたエリカは、その奥に東子がチラリと見えた。

 

トリノは東子が化け物に惨たらしく殺されたのを目撃していたが、咄嗟にその事実が言葉にできなかった。

 

 

そして幕を開けて二人が見たものは、人扱いされていない変わり果てた親友の姿だった。

 

 

感想

マザーグール3巻でした。
面白度☆8 なつの度☆8

3巻はなつのが抱えているものが明るみになりました。

とある国では、思春期に性別が変わることがままあるらしく、ホルモン量が関係しているのでないかと言われているようです。

日本での確率がどれほどか分かりませんが、男らしさ女らしさが強調される日本なら、当人も周りもショックは大きいでしょうね。

とにかく、なつのがカッコ可愛かったです。

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