ゴブリンスレイヤーブランニューデイ
5話ネタバレ感想
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見た目は一緒でもゴブリンの中にもカーストがあり、不満を溜め込んでいる奴もいた。
特に、女冒険者を捕らえた時等においしい思いをするのを後回しにされれば、殺意さえ抱く。
だから、仲間が殺されようが自分のことしか考えない。
それが、ゴブリンだった・・・
5話
牛飼娘に朝が来た。
あられもない姿で寝ている牛飼娘は窓から射し込む光で目が覚め、寝ぼけ眼をこすった。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年10号
起き上がるとシーツがずれ、主張の強い胸が露になる。
じわじわ頭が覚醒してくると、今日は彼がまた冒険に行っていることを思い出した。
いつもの服に着替え、朝食を終えて皿洗いをしていると、おじさんがたまには街に遊びに行けばどうだ?と勧めてきた。
突然の提案で、特にすることもないと言っても、友達と遊べばいいと言い返され、ふと考えてみた。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年10号
はて、友達と呼べる相手はいただろうか?
真っ先に思い浮かんだ顔はある。
友達と言えなくもないが、彼を絡めて繋がる同志と呼ぶ方がしっくりくる気がする。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年10号
そう思うと、日常的にしている仕事をあれこれ挙げて、街に行かない理由を捏ねくり出してしまう。
それでも働き過ぎる必要はないと言われると、どうして街に行くのを躊躇っているのか自分でも不思議に思う。
そこまでお金に困っているわけではないとまで言われたら、牛飼娘もさすがにおじさんの言う通りに街に出かけることにした。
でもやっぱりいざ行ってみても、娘らしい遊びとは何なのか分からない。
そもそもやっぱり、友達と呼べる相手がいるかどうか自信がない。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年10号
次に思い浮かぶのは日常的に顔を合わせる受付嬢や食堂の女給だが、友達だと自信を持って言えないし、村はゴブリンに壊滅させられて昔馴染みはもう彼だけ。
5年前に彼と再会してからは彼のことを考えているだけであっという間にまた5年が過ぎたし、遊ぼうと思う考えさえ思い浮かばない生活だった。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年10号
道行く人を眺めてみれば、皆それぞれ表情が違っていても、何かしらの目的を持って歩いているのだろうし、牧場の生活だけだった自分との違いを思い知らされる。
友達一人いないことに溜息を吐いたその時、聴き慣れた声が聞こえてきた。
それは、珍しい私服姿の女神官だった。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年10号
地母神の神殿出身の女神官の珍しい私服姿。
今回の冒険を見送った女神官も特に用がなく街に出かけたのだが、結局暇を持て余してしまっていたらしい。
共感した牛飼娘は少し救われた気持ちで笑顔を零した。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年10号
自分のレベルを考え厳しそうな今回の冒険を見送った女神官は、顔を赤らめながらもオフの日は何かと冒険のために鍛錬をしていることが多いという。
見た目通りに真面目で頑張り屋な女神官の隠れた努力を、彼に伝えなければと思う牛飼娘は、せっかく出会った流れのままに、今日は一緒に過ごそうと誘ってみると、女神官も笑顔で応えてくれた。
著者名:蝸牛くも 引用元:ビッグガンガン2018年10号