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聞き入れたカズミはカッターを拾おうとするミドウの手を叩いた。

 

 

決着を付ける場所に、カズミは全てが始まった母校の教室を選んだ

 

小さな机に括りつけ、四谷の家に何を仕掛けたのか吐かせようとすると、ミドウは性懲りもなく無抵抗な女子を殴る罪悪感に火を点けようとするが、もう小賢しい作戦はカズミには通用しなかった。

 

容赦なくバットを叩きつけられて観念したミドウは話すと言いつつ、のらりくらりと関係ない話を「でも」から繋げようとする。

 

するとカズミはまた容赦なく、「でも」と発するたびまず足の甲に叩きつけ、頭にも振り下ろす。

著者名:千田大輔 引用元:異常者の愛6巻

 

 

痛みと悲しみで泣き叫ぶミドウもまた、しつこく「でも」を止めようとしない。

 

 

イツキが止めに入るとミドウはここぞとばかりに舌を回し、なぜ先生が裏切ったのにカズミたちが襲撃を待ち伏せできたのか知りたくない?と、先生の動揺を誘い始めた

 

イツキが荒ぶるカズミを止めているうちに、自分の情報は先生を通して流れていたのだと暴露した。

 

お仕置きした後に襲撃の裏をかけたのなら会話を盗聴するしかなく、確実に聴くなら服ではなく先生のスマホに盗聴アプリを密かにインストールしているはずだと指摘した。

 

先生はフォルダを確認して確かに見覚えのないアプリが入っているのを見つけ、いつ勝手にインストールされたのかも見当がついてしまった。

 

先生を動揺させて窮地を脱しようとするミドウの作戦は、簡単に遂行された。

 

 

仲間割れを狙ったミドウの意図に誰もが気づいていて、カズミはまた執拗に殴って四谷家に何を仕掛けたのかに話を戻そうとする。

 

しかしミドウは諦めず、先生を端から信用していなかった点を突っつき続ける。

 

それはつまり、先生が酷い目に合わされるのを予想していたのと一緒だという。

著者名:千田大輔 引用元:異常者の愛6巻

 

 

その煽りに黙っていられなくなったのはイツキだった。

 

先生がまた裏切るのを前提で盗聴アプリを仕込もうと言い出したカズミの作戦に、ミドウの恐ろしさが肌に染みて知っているシホも反対せず、何も言えることのなかったイツキは黙って従った時の様子を打ち明けた。

ただ、そうしなければならなかったのは全てお前のせいだと、ミドウを睨みつけた。

著者名:千田大輔 引用元:異常者の愛6巻

 

 

何を言われようがミドウは怯まず、先生を揺さぶり続ける。

 

信頼されていないカズミたちか、犬でいる限り命の保障はする自分につくか、犬なら犬らしく拾ってもらった方につけばいいのだと、有無を言わさぬ血まみれの笑顔で選択を迫る。

 

シホが止めようとするが、大きな声で名前を呼ばれただけでお仕置きされた時の恐怖がぶり返してしまう。

 

選択を迫られた先生とシホは、身動きできないミドウからでも言い知れぬ恐怖を感じる。

著者名:千田大輔 引用元:異常者の愛6巻

 

 

二人が恐怖に震え、青ざめていく中、カズミは堪え切れないという風に笑いを零した。

 

そしてミドウの腹にバットの先をぶち込み、目論見を封じた。

著者名:千田大輔 引用元:異常者の愛6巻

 

 

更にバットを捨ててカッターを拾い、ついにミドウの太ももに突き刺して一生残る傷痕をつけた

 

 

彼がしてくれることでもあまりの激痛に我慢できなかったミドウは、四谷家に仕掛けた罠を持ち出して止めてもらおうとするが、彼はそもそも罠を発動させる前に殺せばいいと考えていた。

 

さすがに殺されはしないと思っていたミドウは言葉をなくした。

著者名:千田大輔 引用元:異常者の愛6巻

 

 

興奮し切っているカズミにイツキの声は次第に届かなくなり、6年間、溜めに溜めた憎しみを解放させ、ここでミドウを殺さなければいけないという強迫観念に囚われていた。

著者名:千田大輔 引用元:異常者の愛6巻

 

 

殺意が消えないと察したミドウは命乞いを諦め、最期の願いにもう一度、カズミとしたいと答えた。

 

愛する人に好き勝手蹂躙されていることを快感に、快楽に、愛情に置き換えていたミドウが殺される直前に願ったのは、彼に犯されることだった。

著者名:千田大輔 引用元:異常者の愛6巻

 

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