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ただ離婚してないだけ
16話ネタバレ感想

ただ離婚してないだけの漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

殺人共同生活にもう一人始末しなければならなくなった佐野を加え、監禁生活もプラスされた夫婦。

やっとできた我が子を殺人犯の子供にしないため、雪映は犯罪が明るみに出ない方法を勉強し、正隆に的確に指示を出していく。

しかし正隆は、萌を掘り起して深く埋め直すことが恐ろしくて堪らなかった。

 

16話

埋め直す必要が出てきてすぐ、激しい雨の日が訪れた。

 

殺人共同生活12日目の昼過ぎ、レインコートを着込んだ正隆は雨の音に紛れて玄関ドアを開け、神妙な面持ちで外に出た。

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ16話

 

 

家の前の通りを右見て左見て確認良し

 

人がいないことを確認すると隣家との間に滑り込むように入った。

 

この確認作業も、出かける前に雪映がしつこく注意されたことだった。

 

 

ちゃんとしてね

 

最早雪映の口癖になったその言葉は、確実に正隆のストレスとプレッシャーになっていたが、子供じみた反発心で守らずに事を起こせば、更なるストレスと身の破滅を招くことは理解していた。

 

心中で軽く毒づきながらスコップを手に取り、佐野の状態もしっかり確認したことを思い出した。

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ16話

 

 

既に、埋め直す用の深い穴は掘り終わっていた。

 

その手前に、腐って酷い状態になっているであろう萌が埋まっている。

 

重労働と圧倒的なストレスで嫌になりかけていた正隆は、1時間以内を目指して自分を鼓舞した。

 

 

フードに雨が当たって耳を劈くが、土を掘って横に避ける音もしっかりと耳に届いた。

 

濡れて重さを増した土を掘って掘って掘り返しているうち、佐野が揺さぶりをかけてきた言葉が思い出されてくる。

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ16話

 

 

本気だった萌。

弟がいるらしい萌。

 

振り払おうとしても、そうすることで一人の人間を殺した事実が突きつけられていく。

 

 

そこまで深く掘らなくとも、腐乱が始まった手が出て来た。

 

埋めた時もそうだっただろうか、ゾンビになって起き上がりそうに、指先は地上を向いていた

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ16話

 

 

正隆はスコップを置いて、死体を傷つけないように手で掘り始めた。

 

 

萌はただ人肌恋しさと苛立ちを解消するための単なる不倫相手で、だから家庭事情もプライベートな話も避けてきた。

 

なのに、萌が旅行に誘って来たことから全てがおかしくなった。

 

そう思おうとしても、自分が妊娠させて彼女を追い込んでしまっていたのだと、今では嫌と言うほど分かっていた。

 

最初から堕胎する覚悟をしていた萌との関係を一方的に切って追い詰めた。

 

 

こうなってから、正隆は萌の気持ちを知ろうと思える心境に達していた。

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ16話

 

 

何度も触った柔らかい髪が出てくると、あまりの生前との違いに恐れ戦いた。

 

しかし、怖がることさえおこがましく、こうさせてしまったのは自分だと思った正隆は恐怖よりも申し訳なさが勝り、身勝手に泣き始めた。

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ16話

 

 

 

もの言わぬ肉塊になった萌の瞳は、もう何も映していない。

 

大粒の雨が腐りゆく顔面に当たり、涙のように見せていく。

 

正隆はできるだけ泣き声を我慢しながら、不倫の末に奪った命に謝罪した

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ16話

 

 

そして、豪雨の中作業したことで起こった万が一に、すぐきづけなかった。

 

 

親戚の車が家の前に停まり、中から母親と幼い姪が出て来た

 

何かを渡すために軽く寄っただけらしいが、無邪気な陽菜はテンションを上げて何度もインターホンを押してしまった。

著者名:本田優貴 引用元:ただ離婚してないだけ16話

 

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