怪獣自衛隊
ネタバレ感想特集
怪獣自衛隊のネタバレ最新話エログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
作・井上淳哉。
大ヒットしたデスゲーム「BTOOOM!」の作者が、舞台を孤島から大海原に移し、人VS怪獣を描き出す。
巻数目次
1巻
令和に入ってすぐ、海底の地滑りが原因で大津波が発生した。
それから約一カ月後、沖ノ鳥島に超巨大生物が出現し、工事現場は壊滅させられた。
通信が途絶えた沖ノ鳥島からの救援要請を受け、海上自衛隊の護衛艦が向かったが、いとも容易く鉄の塊は海の藻屑にされてしまった。
数え切れないほどの触手、貝のような歪な外殻…
多大な犠牲を出した事件が原因不明の事故として世間に隠されてから4年、再び現れた巨大生物は日本の豪華客船に襲いかかった。
まさにモンスターパニック映画さながら、阿鼻叫喚の恐怖に包まれる乗客たちの中に、憧れの自衛官に配属間近の若く勇敢な女性がいた…
2巻
ブリッジで生き残っていた唯一の船員を助けるため、彼女が犠牲になってしまった。
このえは目の前で起きた悲劇に心が折れそうになるが、なぜ自衛官を志したのかを思い出し、再び勇気の炎を灯した。
船乗りの間でマスターキーと呼ばれる斧を手にしたこのえは、怪獣が音を頼りに襲いかかってくることに気づいたが、それと同時に助けたばかりの命が彼女の後を追う悲鳴を聞いてしまう。
ネット配信で全世界に流れるこのえの勇姿。
客船内で蠢く触手の群れ。
一室に集まって危機を乗り越えようとした矢先に、またしても起きた悲劇。
そんな中、このえは期せずして友人の協力を得て海上の現状を政府に訴えかける機会に恵まれるが…
3巻
祖母と子供が隠れている救命艇に辿り着いたこのえ。
触手に絡みつかれていつ押し潰されるか分からない状況から、このえはこのまま魚雷を撃ち込むよう促すと、祖母も万が一のことを覚悟し、司令部たちにその意志を伝えた。
一人でも多くの命を助けられる可能性に賭け、船底に張り付いている超巨大怪獣に魚雷を撃ち込むことを総理も受け入れた。
海底に沈みゆく救命艇から脱出したこのえは、魚雷を喰らって吐血する怪獣の姿を見た。
そして大切な人を失った悲しみを背負い、このえは新設された巨大生物対策課の一員として憧れの道を歩き出した…
4巻
森林内を移動中の怪獣を発見した部隊は、市街地への侵入を防ぐために各自迎撃態勢を取り、その中にはこのえもいた。
敵は常識の通じない怪獣で、装甲車で追い詰めようとしても凄まじい移動スピードで捉えきることができず、あっという間に装甲車もろとも何人もの隊員が殺されてしまう。
そして犠牲に次ぐ犠牲でこのえが繰り上がりで指示を出す隊長になったのだが、結局生き残りの彼女たちも喰い殺されて全滅してしまうのだった。
これが、対怪獣シミュレーション戦闘の不甲斐ない結果だった。
戦闘訓練とはいえ死んだこのえが大きなショックを受けている頃、比較的小さいとはいえ小船ほどはある怪獣が東京に上陸し、密かに住民を喰い始めていた…
5巻
テレビの企画でカメラに捉えることができた怪獣の姿。
東京湾から水路に入り、観光船を沈め、乗組員を丸飲みにしてしまった。
直ちに映像が共有されて都知事を中心に対策チームが作られる中、映像越しとは言え人が喰われる様を見た美沙のメンタルは激しく傷つき、何もできなかった自分を責めるしかなかった。
友の悲しみにゆっくり寄り添う暇もなく、このえは尖閣諸島で怪獣の子供が孵った映像資料を観てもらい、東京に現れたものと同種だと確認してもらったが、明らかに東京の方が巨体だった。
果たして東京に現れたのがどこからやって来たのか分からないが、東京の街は外にいれば喰い殺されるかも知れない緊急事態に陥っていく…
6巻
転覆した警備艇から警官たちを救うため、襲いかかった怪獣に機銃を浴びせかけた。
逃げ泳ぐ怪獣に降り注ぐ銃弾の雨あられだが、結局仕留め切れずに上陸を許してしまう。
米国のお粗末な管理能力のせいで多大な被害を被る大都会東京。
噛みつかれた一人の隊員は致命傷は免れたものの、マーキングでもされたのかターゲットに据えられ、しつこく追いかけ回される。
それを利用して誘導し、仕留めようとする部隊だが、そうこうしているうちにもう一体が民間人の少女に襲いかかった…
7巻
最後の悪あがきの毒ガス攻撃により、ついに自衛官一名が殉職してしまった。
このえたちは負傷した少女を連れて鳥嶋の部屋に避難するが、怪獣はマーキングした少女をしつこく追いかけて高層マンションの壁をよじ登り、ベランダから窓をぶち破って入ってきた。
まさかの襲撃で絶体絶命のその時、ギリギリ駆けつけた部屋の主が女性陣の盾になり、怪獣の巨大な爪に引き裂かれてしまう。
いつ二人目の犠牲が出てもおかしくない中、アメリカが秘匿していた逃げたもう一体が現れてしまう…
8巻
住民が残されているタワーマンションを自由に動き回り始めた怪獣。
屋上からヘリでのピストン輸送もなかなかスムーズに進まず、またしても楓を執拗に狙ってくるが、パワードスーツを着込んだ隊員が身体を張って窮地を救う。
噛まれた楓の容体も毒が回ったせいかどんどん悪くなり、一刻を争う状況から怪獣を抑え込みながらの単独輸送をするしかなくなった。
それが無事に済んでも、非武装で私服のこのえはマンションに残り、今度は命の恩人でもある鳥嶋救出に全力を注ぐつもりでいた…
9巻
やっとマンションから撃ち落として地面に墜落させたが、それでも怪獣は息の根を止めないタフさを発揮し続けるが、ニムロドの0距離射撃でついに動きを止めた。
そこからまた厄介な死後直後の毒を噴霧するが、次は怪獣ごと覆って毒を漏らさない機器が活躍する番だった。
日本とアメリカの特殊部隊が協力してやっと一体を仕留められたのも束の間、瀕死の状態の鳥嶋がまたしても人など簡単に喰い散らかす大口の脅威にさらされてしまう。
そして命の恩人の彼を助けるため、このえはまた危険も顧みずに英雄的行動を起こし他…
10巻
お互いに命を懸けて守り合ったこのえと鳥嶋。
怪獣から人類を守るために機密保持を徹底したこのえは、病室でも最後まで彼に正体は明かさずはぐらかし続けたが、彼は既に偶然に知り合って死地を共有した女性が憧れの英雄だと察し、彼女の決意を涙と共に飲み込んだのだった。
少なくない犠牲を出しながらも東京が大パニックにならずに済んだが、今度は能動的な怪獣の調査の必要性も出てきた。
そして調査隊が深海に潜った結果、更なる強大な脅威の存在を目の当たりにする…
感想
怪獣自衛隊のネタバレとおすすめサイト特集でした。
BTOOOM!はキャラも立ってて、展開も良くて、緊迫感あり、恋愛あり、ヒミコここにありと面白い作品でした。
今回はまたガラリと様相が変わった人VSモンスターですが、追い詰められた人たちの行動という点では共通していると思いますし、主人公兼ヒロインは応援し甲斐があります。