マザーパラサイト
ネタバレ感想特集
マザーパラサイトのネタバレエログロ画像、漫画最新話と最終回、最終話、最新刊、感想、あらすじ、結末、無料で読む方法を紹介。
作・佐藤洋寿。
殺し屋と少年の歪な愛憎劇、人外に人生を狂わされた者たちのエログロスプラッターなど、読み応えの中に薄ら寒さを放り込んでくる作者の新境地。
巻数目次
1巻
三木涼太は赤ちゃんの頃に捨てられ、施設で育った。
そして何人もの親に育てられてきたのだが、その割には擦れたところのない優秀な少年になっていた。
しかし、彼の母性を利用した人心掌握術はえげつなく、今の母親はもちろん、異常に母性の強い同級生の母親に簡単に取り入り、手の平で転がすように自分の存在を刻み付け始めた。
子供が出てくるマン〇され入念に観察する彼は、果たして天使か悪魔か…
2巻
他人の母親の裸体までしっかり吟味し、産道までチェックして凄まじい母性に狙いをつけた涼太。
お泊りから家に帰ったその日、今の保護者で義母にまたおねだりを繰り出し、今度はおっ〇い吸いではなく下まで脱がせ、薫の母との違いを確かめた。
次の母親に移ると決めた涼太はさっそく、ありもしない虐待を疑わせる傷痕を自分でつけ、意味深な態度で近所の人たちに誤解を与え、ミスリードさせていく。
虐待の噂を広める最後の一押しは、嫉妬を拗らせるバカないじめっ子。
そして不安ばかりを募らせていく今の母親は、暴力事件を起こしてしまい…
3巻
自分を認めてくれる涼太への心酔が止まらないリカは、表札に息子の友達の名前も追加し、いよいよ最近まで過保護に可愛がっていた我が子よりも構い始めた。
しかし薫は、涼太が手を下した時の不気味な笑みを見逃していなかった。
自分が手を下し、植物状態になった女を元お母さんと呼ぶ悪魔の子。
そんな正体に全く気付かず、息子の訴えを嘘だと断じて堕ちていくリカは、あまつさえ育て方の失敗だと漏らし、自分の異常さにも涼太の恐ろしさにも気づけない愚かな女。
だが目を覚ました薫の味方になったのは、ずっと自分をイジめてきた仲村だった…
4巻
リカのイキすぎた過保護と涼太への心酔が治まり始め、同時に涼太はクラスでの立場も危うくなっていく。
仲村は女子との距離が近づいたことで有頂天気味になり、そんな仲村の母はリカに一気に距離を詰められてたじたじ。
寄生して奪い取るつもりだった家庭での立ち位置も最下層に落ちてしまった涼太は遂に仲村家に自ら乗り込んで、傷害、監禁拘束、そして憂さ晴らしの放火と手を汚していく。
他人の母親を弄び、異常に執着する悪魔の子には果たして、どんな因果応報が下されたのか…
5巻
因果応報。
おそらく何人もの里親マザーを葬ってきた涼太は、放火殺人で亡き者にしようとした仲村母の長男に復讐を果たされた。
しかし皮肉にも、涼太を救おうとしたのは殺されかけた仲村母だった。
そして涼太が刺された一因になった薫は、いよいよ仲村にも激昂して檻の中へ。
散々甘やかしてきた愛息の無実を証明しようとする笠井リカは、あまりの衝撃で白髪になりながらも憎き仲村母に牙を剥く…
6巻
自分をイジメていた相手と共謀して、得体の知れないパラサイト同級生の本性を暴き出そうとし、重傷を負わせた罪で拘留された薫は、それが延長された恨みや辛さを全て母にぶつけ、胸糞悪いクソガキになってしまう。
また母のリカも唯々諾々と受け入れ、息子を助長させてしまう。
一方、今更ながらに極悪人の涼太を庇ったせいで息子が塀の中に入る羽目になってから、改めて血の繋がった自分の子供にできることをしようとし始めた仲村は、おぞましい少年に裸体を晒していた。
そしてあわやまた殺されかけたと言うのに、それでも何もし返せずに、挙句の果てに家族をぶち壊した悪童を引き取ったのだった…
7巻
薫は熱烈な反抗期謝罪手紙を渡したが、拙い文章では真意は伝わらずにリカをより一層怯えさせ、母性を更に歪めてしまう結果に。
一組の親子を相当に壊しつつある涼太は、元母親で自分が手にかけた女の見舞いがてら、笠井家を乗っ取る算段を詰めていく。
殺人未遂犯としてイジメられ出す薫を、お得意のトークで救い出す被害者の涼太。
そして涼太はいよいよ、リカの生乳を感じれる裸の付き合いの段階まで持ち込めたのだが…
8巻
涼太の異常性に気づき、もう母性が疼かずに完全拒否しようとする三木早苗。
世間で拡散されている人並みの幸せというものに縁遠かった彼女は、涼太という少年に幸せと希望を見出したのだが、殺されかけたことでハッと我に返ったのだった。
もう一人でいいと開き直られたことで、逆に涼太がそのうち始末するつもりだった早苗に執着してしまうことに。
そして涼太こそ我が子とばかりに執着したままのリカは、また新たな負の感情を芽生えさせていく…
9巻
涼太の殺害計画を知ってもなお、この世に生きた女としての意味、少しでも母親になれた時の喜びを思い出した早苗は、オーメンのような悪童とでも母子関係を再構築するために吹っ切れた。
逆にお腹を痛めて溺愛していた本当の息子に怯え、代わりの涼太をより強く求め始めたリカ。
必ずリカの元に戻るだろう、それを見越して束の間の母親気分に浸る早苗に対し、被害妄想と独占欲を膨らませていくリカは、自分が負けてるのは巨乳だと思い込み、バストアップに勤しむ。
そして生乳を吸われることも厭わなくなった早苗の覚悟は、涼太から殺意を削いでいく…
10巻
女二人の路上キャットファイトが行われてから三か月、涼太は最高レベルの母親である笠井リカの息子に書類上もなり、ご満悦だった。
逆に本物の息子の薫は自己弁護することなく、2年間も院に入ることになった。
涼太の目的が達成された矢先に出会ったのがm明らかに育ちが悪そうで小さな娘を出汁に脅迫して金をせびったり、職場で盗みを働いたりと、生きるためには軽犯罪を厭わないギャルママだった。
そのギャルママが、現在の笠井家の闇に深入りしていく…
11巻
自分で殴り倒して怪我をさせた相手の家に、家事サービスとして入り込む強メンタルのシングルマザー。
まさか犯人とは思いもしないリカは、不自由な片腕を理由にすっかり女を信用してしまうが、ギャルシンママは性懲りもなくまた盗みを働こうと隙を狙っていた。
涼太はあのギャルママこそが、襲撃犯かもしれないとリカに忠告するが、情緒不安定になりやすく訳の分からない持論を持っている実の息子を切り捨てた母には届かない。
昔テレビで観て妙に記憶に残っている元女子アナの家に入り込んだギャルママは、確実に歪な親子に影響を及ぼしていく…
感想
マザーパラサイトのネタバレとおすすめサイト特集でした。
この作者の作品は本当に薄ら寒さが感じられて好きです。
エスターを彷彿とさせる主人公がどこまでヤってるのか、単なるサイコパスなのか明かされるのが楽しみです。