路傍のフジイ
ネタバレ感想特集
路傍のフジイのネタバレ最新エロ画像(raw/pdf)、感想、配信サイトを紹介。
作・鍋倉夫。
職場では後輩からも小バカにされてこき使われるフジイだが、そんなことは気にせず悪感情も抱かず、多くのことに興味を持って挑戦して楽しんでいる、確かな価値観で生きている人だった…
路傍のフジイ1巻
いてもいなくても変わらないような存在感だが、彼のことをちゃんと知ろうとするか、その内面の魅力を気づいた人は、大なり小なり気持ちが動き、人生に変化が訪れる。
やるべき仕事をこなし、会社の人間関係は良くも悪くも気にしないフジイは、孤独で寂しい中年男性に見えて、実は誰よりも人生を楽しんでいて、多趣味だからもっと生きる時間が欲しいと切望する程。
コスパ、世間体、マウントに承認欲求、金。
パパ活に同級生たちの人生設計、取りあえず友達が欲しい孤独感、その焦りに改めて目を向けてみると…
2巻
フジイの人を変える影響力は学生の頃からあった。
今や人気俳優になった男性はかつて、フジイのささやかな言葉に背中を押されたし、人が避ける仕事に手を伸ばせる姿勢は、もう人生に大きな刺激がないかも知れない大人たちに学生時代のようなワクワク感を与えたりもする。
すっかり仲良くなった同僚とはタコパもするようになったが、フジイにもかつて、女性とのロマンスがあった。
しかし自分に正直な彼は、自分を好いてくれる人も時にその実直さで傷つけてしまう…
3巻
フジイと仲良くなったことで、以前ほどにはクサクサした気持ちを持たなくなった田中。
友人夫婦の家に遊びに行き、新しい命が宿ったばかりの幸せオーラを当てられても、素直に祝福したい気持ちが芽生えたのはやはり、友人がいい奴で友情を維持したいと思えるから。
深夜に入ったラーメン屋で聴いた曲が気に入り、鼻歌をCDショップの店員さんに聴いてもらって、どこの誰の曲か突き止めて、サクサクライブにまで足を運ぶことにしたフジイ。
若い女性ファンが多いいわゆる流行りのイケイケバンドで、通ぶりたいおっさん辺りが下に見るが、フジイは客層とノリに圧倒されながらもコピーに挑戦してみたりして…
感想
路傍のフジイのネタバレとおすすめ配信サイトでした。
働けど働けど我が暮らし楽にならざりが1億人くらいに広がっている現代日本にぴったりな、説教臭いようなそうでないようなヒューマンドラマですね。