ちおちゃんの通学路ネタバレ感想1巻
川崎直孝氏が描く抱腹絶倒のギャグ漫画「ちおちゃんの通学路」を紹介したい。
そこら辺のその他大勢に埋もれそうなルックスと出で立ちの主人公、三谷裳ちお。
夜な夜なオンラインアクションゲームに精を出す花のJKの彼女は、ある日遅刻しそうになり、
通学路を急いでいた。
だが、そこに立ちはだかる障害の数々。
秘められた脅威の身体能力と危機に陥った時に発揮される機転の良さで、彼女は遥か天竺を目指して歩を進める。
そこに学校があるから
パンを咥えもせず、遅刻遅刻とひた走るちおちゃん。いつもの通学路で行けばギリギリ間に合いそうだったが、目の前に工事中につき通行止めの看板が立ちはだかった。
なぜ、こんな目に遭わなければならない・・・
心当たりといえば、徹夜でしたネットゲームくらいだ。
おかげで玄関で居眠るという愚行をおかしてしまったのだ。自業自得だった。
しかし、周りをよく見てみると、登れそうな電柱に塀に民家の屋根と材料は揃っている。
いくらなんでも、花のJKが朝もはよからアクションゲームと現実をごっちゃにするわけがないと思うだろうが、した!
著者名:川崎直孝 引用元:ちおちゃんの通学路1巻
しかも意外と楽しいときたもんだ。
ここに中指に暗器を仕込んだ暗殺者(アサシン)ちおが誕生する。
からの現実である。
著者名:川崎直孝 引用元:ちおちゃんの通学路1巻
朝の光に目を細めた隙に死角に貼り付く女子高生。
歯を磨くおっさん。えずくおっさん。
朝の光が反射する体液と歯磨き粉のコラボ。
一張羅のメガネ死す。
著者名:川崎直孝 引用元:ちおちゃんの通学路1巻
調子に乗り、自分を過信したことをすぐさま後悔するが、ここに遅刻も重なれば泣きっ面に蜂だ。
涙とおっさん液を拭いて第一ステージを進んでいくと、幅跳び選手でないと厳しい難所に出くわしてしまう。
ここでちんたら下りて目撃されようもんなら一気にSNSで拡散され、野生イエローモンキーJKとして有名になってしまう。
どうにかならないかと考えていると、風船を木に引っ掛けたお子が咽び泣いているのを見つける。
その子の巨乳ママが通りすがりの高身長おっさんにお願いするも、クソ嫌味ったらしい感じで拒否するおっさんを見て、朝から胸糞が悪くなるちおちゃん。
しかし、その時おっさんを利用してこの場を切り抜ける作戦を思いつく。
小石をおっさんの頭上に投げ、反射的に鞄でガードさせた。
助走をつけて走り出す。
脳内にゲームの動きを再現し、おっさんを踏み台にした。
三谷裳ちお。高校1年生。軟式テニス部所属。嫌いなことは「目立つこと」だ!
著者名:川崎直孝 引用元:ちおちゃんの通学路1巻
おっさんを打ち倒し、少年に風船を返し、アサシンは学校へと駆けていく。
いい感じの建物同士の隙間に降り立つ。1Fが駐車場になっているらしく、人気はなかった。
だが往来に出ようとしたところ、一人のおっさんがガン見してきた。
目を見開き頬を赤らめている。性犯罪に遭うのを覚悟しつつ、堂々とした態度を貫き何食わぬ顔で薄暗い駐車場から一歩を踏み出した。
ラブホだった。
著者名:川崎直孝 引用元:ちおちゃんの通学路1巻
長く辛い戦場を無事に越え、いつもの日常に戻ったちおちゃん。
その日はラブホから女子高生が登校しているという噂で持ちきりになった。