漫画「GIGANTギガント」ネタバレ1話感想。少年とAV女優の出会い!
著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

GIGANT1話ネタバレ感想

GIGANT1話のネタバレと感想、漫画を無料で読める方法を紹介。

 

いぬやしきの奥浩哉が早くも新作を引っさげて帰ってきた。

少年とスーパースーツと異星人のGANTZ。

中年男と大量殺人犯のいぬやしき。

そして今作は、恵まれた境遇に生きる少年と爆乳AV女優の出会いから物語が動き出す。

 

 

1話

大都会の雑踏の中で、少年はスマホのカメラを動画モードにして撮り始めた。

ビルや看板、車のヘッドライトで夜でも暗さは感じない。

 

わざわざコンビニ受け取りにして代引きで注文していた商品を取りに行き、5000円ほどの料金を払い、そこから寄り道することなく真っ直ぐに家に帰った。

 

豪邸と呼べる立派な一軒家に広い自分の部屋。

さっそく袋を開けて出した商品は、パピコというJカップAV女優の8時時間ものDVDだった。

 

豪華なスピーカーがセットされている大画面のテレビだがヘッドホンをして、横にティッシュをスタンバイさせ、バックで突かれているところで一枚引き抜いた。

 

 

日課のように抜いた次の日も普通に学校に行き、可愛いあの子を授業中に盗み見て、休み時間になれば同じ映画好きの友達と、監督や俳優、作品の批評なんかを得意気に語り合う。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

 

父親が映画配給会社のプロデューサーをしている横山田零は、友達の彼と一緒に映画を作ろうと思っていて、クラスメイトのあの美少女に主演をやってもらいたいと思っていた。

ただそれは、友達が彼女に仄かな想いを寄せている下心で薦めてくるので、仕方なくキャスティングしたという感じだった。

 

どうせ断られるだろうと思って声をかけてみると、それがちゃんと本気で作り映画祭に出すような作品だと説明すると、思いのほか快諾してくれたのだった。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

 

篠崎の可愛さもさることながら、自分たちより遥かに背が高くスタイルもいい彼女に受けてもらえ、横山田はヤル気を漲らせて脚本をすぐに仕上げようと決意した。

 

それから1週間、家にいる間はパソコンに向かって脚本に集中し、学校では手伝ってくれそうなやつらに部員になってくれるよう声をかけ回った。

 

人手も確保できた頃、篠崎から不意に声をかけられた。

彼女は相手役はけっこう可愛い顔をしている横山田がやるものだと思っていたと言って彼をドキドキさせてから、肩にかかった髪を艶かしく触りながら、きれいに撮ってねとお願いしてきた。

それに彼はいい返事をした。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

 

4Kのいいカメラも用意して、いよいよ撮影できる準備が整った時、彼氏にダメだと言われたらしく、彼女が主演を断ってきた。

謝る彼女の後ろで待っていた彼氏は、背の高い彼女よりさらに背が高いイケメンだった。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

 

 

自分たちと同じ高校生の男女は、そこ等中でカップルになって青春を謳歌して性欲を発散していた。

 

彼が一人で帰っていると、高架下の歩道にある壁に、貼紙がしまくってあった。

嘘か真か、貼紙に書かれてあったのは篠崎が女優を引き受けてくれたことより心揺さぶるものだった。

 

彼は高鳴る心臓を抑えて走り出し、一目散に家に帰って部屋に篭もり、近所のタイトルがついているスレッドを検索し、書き込みを読んでいった。

その中にピンクの髪の爆乳AV女優目撃情報を発見して一気に緊張感が増したが、どうやら彼氏らしいチャラい男と一緒にいたらしく、また夢は儚く散った。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

 

さらに社会的に成功している父親にテストの点が悪かったのを叱られ、次も赤点だったら映画の予算は出さないと脅され、仕方なく勉強モードに入らなければならなくなった。

 

しかし、深夜の時間になってもあれが頭から離れず、大きめのビニール袋を持って家を飛び出した。

 

 

あの高架下まで走り続け、壁に貼ってあったビラを剥がして袋に詰めていった

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

 

通行人に不審な目で見られたが、その道を囲むようにずっと先までしつこく貼っているのを一枚残さず剥がし、なんとか袋一枚に収まった。

 

数学のテストが気になって仕方なかったが、一仕事終えてからのパピコの呟きチェックに癒された。

 

その時、背後から声をかけられた。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

 

振り返り慌てて否定すると、その髪の色と顔と爆乳は間違いなくパピコだった。

 

正直に、パピコのファンだから困ると思って剥がしていたと打ち明けると、彼女は眉をキュッと歪ませて抱き締めてくれたのだった。

著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年1号

 

 

感想

GIGANT1話でした。

まだいぬやしきが終わってそんなに時間が経っていないと思いますが、早くも新連載が始まりました。

今のところ平和的なボーイミーツガールですが、このまま血が一切流れないような青春物語が続くとは思えません。まあ、普通の日常ものでもおもしろそうではありますが。

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