善悪の屑4巻ネタバレ感想
善悪の屑のネタバレと感想とあらすじと画像、漫画を無料で読める方法を紹介。
歩きスマホ、自転車スマホ。
最近の人間はスマホを操作しないと死ぬ病気にでも罹っているのだろうか?
節操なく何にでも飛びつくバカは、そうと知らず人の恨みも買っていたりする。
巻数目次
27話
ある中年男性が「朝食会(ブレックファストクラブ)」と名乗る事務所を訪れた。
そこの従業員は若い女性とメガネでアフロの男性だけのようだった。
中年男性は話し出した。
12年前、彼の娘と彼氏は車の中でイチャついていた。
そこにバールを持った若い男二人が近づいてきて、有無も言わさず彼氏を殴り殺し、娘はその場で二人に犯されてしまった。
更に履いていたパンツを被らされ、体中に火の点いたタバコを押し付けられた。
著者名:渡邊ダイスケ 引用元:善悪の屑4巻
泣いて命乞いをする娘に、女は殺さないからマジでなどとのたまった挙句、首にコードを巻きつけ、まるで綱引きのように両側から引っ張り殺したのだった。
その後、犯人は捕まったが未成年という理由で11年の刑になった。
娘は当時20歳。
犯人は現在30歳になっていた。
娘より10年も長く生きているなんてどうしても許せない。
その思いが、復讐計画を提供するこの朝食会に彼の足を運ばせたのだった。
著者名:渡邊ダイスケ 引用元:善悪の屑4巻
28話
メガネの男はかなりの手際のよさで犯人の一人を拘束して、とある貸倉庫に監禁した。
朝食会から依頼者にお願いするのは、当日のアリバイ作りと貸倉庫に向かったことを示すカーナビなどの証拠を残さないことだった。
貸倉庫内にはあらゆる道具が揃えてあった。
父親はごついナイフを手に取り、拘束されて身動きできない犯人の指の間に振り下ろした。
精一杯の呻き声は猿ぐつわでくぐもってしまい、まともな声にもならない。
次にドリルを手にし、娘がされたのと同じように体中に無数の穴を開けていく。
無我夢中でやっているうちに、いつのまにか犯人は死んでいた。
痛みへの反応がなくなったのに気付かないほど、父はただ犯人を傷つけるのに集中していた。
著者名:渡邊ダイスケ 引用元:善悪の屑4巻
女性は死体がなければ立件できないので、後はこちらにお任せをと言って、依頼者の労を労ってくれた。
父親はこれで重いものが取れたような気がしますと言ったが、犯人はもう一人残っている。
メガネがもう一人を捕まえるために張り込んでいたら、その前に別の二人組が犯人を拉致しようとしているところに遭遇してしまう。
29話
お互いが同じ依頼を受けているのに気付き、一言で依頼がかち合ったのだと分かるように加代子はカモとトラを呼び止めた。
貸倉庫までついて行った二人がしばらく待っていると、朝食会に依頼した父親がやって来た。
父親は娘の復讐を依頼し、母親はカモたちに息子の復讐を依頼していたのだった。
父親は同じ遺族の母親に、自分の手で仇を討ちたいと思いませんか。
そう言って、遺族の情をぶつけ始めた。感化された母親はカモへの依頼を途中で取り下げた。
すると加代子が、復讐の代行で本当に依頼者の気持ちが晴れるのかしら?と疑問を呈す。
それに納得いかないトラが掴みかかろうとするのを、鶴巻が押し止めた。
純粋な力勝負に興奮するトラだが、鶴巻の前にひれ伏せられてしまう。
カモは冷静に「背負うことになるよ?」と母親に忠告する。しかし、そう言われて揺らぐほどの覚悟ではなかった。
カモたちの去り際に加代子は尚も煽ってくる。
復讐の代行・・・いかにも被害者遺族の発想だけど、まだあなたたちは被害者になった人の本当の気持ちをまだ分かっていないと。
著者名:渡邊ダイスケ 引用元:善悪の屑4巻
30話
古びたアパートのゴミ溜めのような一室に一人の男が住んでいた。
毎朝決まった時間にきちんと起き、サラミをビールで流し込んでから職場に通勤していた。
ある朝、徒歩通勤の途中で歩きスマホをしていた近所の子供とぶつかり、子供はスマホを落としたのに目を向けただけで、謝ろうともしなかった。
男がすぐに拾って返してやっても「あ・・・」と声を出しただけでお礼の一言もなく、直後にやっていたゲームの愚痴さえ零した。
男はいつものように上司に注意されていた。
勤務歴はそこでは誰より長いようだが、いつまで経ってもミスばかりしていた。
食堂で昼食を摂っていると、朝の子供のことを思い出したのか、ぶつぶつと恨み言を呟いていた。
著者名:渡邊ダイスケ 引用元:善悪の屑4巻
仕事終わりに酒を飲んで帰り、汚い部屋の冷たい布団に寝転んでいると、何かを決意する。
翌朝もいつものように起き、時間通りに家を出た。
包丁を懐に忍ばせて・・・
31話
男は登校する小学生たちを物色した後、コンビニで酒とサラミを購入し近くの公園で時間を潰していた。
その時には、手袋が必要だと思う冷静さをしっかり持っていた。
放課後の時間帯になり、近くの廃工場で遊んでいる子供達に目をつけた。
サラミ食う?などと言って近づき、おもむろにそれをぶつけ、子供が訳が分からず怯んだところに、包丁を取り出し、躊躇なく胸を一突きにした。
もう一人の逃げ惑う子供も追いかけ、容赦なく凶刃を何度も突き刺した。
著者名:渡邊ダイスケ 引用元:善悪の屑4巻
まだ二人いるのに気付き、同じように殺してしまう。
そして証拠隠滅のために穴を掘って凶器を埋めた。
その後は、お祝いとばかりにスーパーで刺身と酒を買い込み、久しぶりの楽しい夜を過ごした。
感想
善悪の屑4巻でした。
これに出てくる若者は、どいつもこいつも「マジで」と「ホント」を多用してて、喋り方からしてバカみたいですね。
テレビでも「みたいな」と「マジ」と「なんか」の連続で、これが表現力に優れた日本語なのかと虚しく思うこともしばしばです。
そんなことは置いといて、加代子ちゃんキレーですな。これからどう絡んでくるのか楽しみです。とにかく、歩きスマホを止めるのと子供の教育はちゃんとしましょう。