5話

翌日の放課後からハルと弥生が一緒に行動しようと近づいてきた。

何か怪しい空気を感じたがつっぱねることもできず、アカズの家に入らせないために茜の町内探索について行かせることにした。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド2巻

 

 

その後1週間が過ぎ、茜は足を棒にして探索し続けたが成果はなく、さやかも同様だったが、いづみの症状を治すヒントになるかと思い、図書館で生物学や神経学の資料を借りていた

 

ただ、ハルと弥生がやたら張り付いてくるので、アカズの家にバレずに来るだけでも一苦労だった。

 

 

翌7月7日、茜も図書館を調べに行った。

しかし弥生はトイレに行くフリをしてアカズの家の傍に潜んでいた

図書館とアカズの家は地理的にすぐそばで、弥生はこのタイミングを狙っていた。

 

何も知らないさやかが現れ、カードキーを取り出したところで背後から忍び寄って奪った。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド2巻

 

さやかは事情を言えなかったが、入れば皆が危険な目に遭うのだと言って止めようとしたが、弥生は二人の味方で隠している何かを一緒に背負わせて欲しいと答え、アカズの家の中に足を踏み入れた。

 

テーブルに積まれた資料に目をやり、ホワイトボードに張られた何枚もの紙を見ながら、もしもの時は遠慮なく殺して欲しいという弥生。

振り返ったその顔は既に豹変しかけており、さやかは躊躇せずスタンガンで昏倒させた。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド2巻

 

 

 

茜は人体生理学、建築関係、学校の歴史、英語のレポートの貸出カードにいづみの名前を見つけていた。日付は失踪した翌日の6月30日になっていた。

 

重要なのはさやかが借りた本と同じ分野と言うことで、その理由はハルたちのように自分たちを監視するために違いなかった。行動を知るために本まで借りるなら、いづみを探されたくない、つまりいづみはまだこの町のどこかにいる。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド2巻

 

そう考え、改めて地図を確認すると、学校の中に隠せそうな場所があることに気づいた。

 

 

 

その頃、弥生は目を覚ました。

するとなぜか元のお嬢様風の弥生に戻っていた

 

戻った要因が気絶したからなのか判然としない中、弥生の携帯に電話がかかってきた。

相手はハルで、茜が図書館を飛び出して行ったという。

 

いづみの名前で借り出されていた、さやかが借りた本と同じ分野の何冊かの本。

さやかが作った古い地図と本の地図を見比べていた茜。

 

それらは第三者がしたことでいづみが学校に隠されているとしても、いづみの記憶を周囲の人間から消し、攫う理由が何なのか分からない。

そうしてさやかが考えを巡らせていると、監視していた理由は先生から相談されたからだと弥生に打ち明けられた。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド2巻

 

 

 

さやかが作った明らかに古そうな地図と図書館にあった地図の違いに気づいた茜は、今は使われていない旧保健室の前にいた。

南京錠を破壊して中に入ると、元保健室には見えない、何かの工場か施設のように奥に続いていた。

 

薄気味悪い中を道なりに進んでいくと、ついにいづみを発見した。

しかし、無数のコードに繋がれてピクリとも動いていなかった

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド2巻

 

 

その直後、うなじを誰かに掴まれた。

ゆっくり振り返ると、豹変したらしい恐ろしい形相の姉がいた。

著者名:有田イマリ 引用元:はっぴぃヱンド2巻

 

だが、姉は「逃げ・・・」と言い残してその場に倒れた。