殺戮モルフ2巻
Mが部屋に現れまた襲われたまどかは足に大怪我を負ったが、反撃で足の甲にハサミを突き刺してもんどりうたせ、トドメを刺そうとした。
著者名:小池ノクト 引用元:殺戮モルフ2巻
しかし、また一瞬でMは影も形もなく消えてしまったのだった。
Mは確かに署内に収監されていたが、足に傷を負わされてまどかへの執着を強くした。
後日、まどかはクリニックに行き、現実から目を逸らして治療に励んでいる同じ境遇の人たちを眺めていた。
ただ、Mが現実に現れていることを受け入れているヒカルという同年代の男子がいて、彼にMを撃退したことを見抜かれ騒がれる。
Mの撃退方法が知りたかった他の目撃者たちもまどかの話を聞こうとしたその時、カーテンの陰からMが現れた。
叫び声がこだまする室内。
PTSDだと決めつけていた女医は本当にMが現れたことに驚愕し、逃げ遅れて首を胴体から切り離されて無残な姿になってしまう。
著者名:小池ノクト 引用元:殺戮モルフ2巻
するとMは他の者は殺さずにまっすぐヒカルに近づき、女医の首がくっついたままの鉈を彼に渡し、姿を消した。
そして駆けつけた警察はヒカルを逮捕し、集団セラピーは中止せざるを得なくなるのだった。
その後、まどかは重傷で入院している本田に呼び出され、何があったのかを聞かされた。
「バイロケーション」だとまどかに連絡した夜、本田はバーで友人と飲んでいて、そこでもMに襲われていた。しかもその場にMが同時に複数現われ、退路も絶たれて友人や他の客も何人か殺されていたのだった。
そして本田は、あの池袋事件はわざと捕まるために白昼堂々行い、完璧なアリバイの元、バイロケーション能力で人類を皆殺しにするつもりに違いないとまどかに伝えた。
著者名:小池ノクト 引用元:殺戮モルフ2巻
Mが死刑になるまで刺激せずにいるのが、最善の対処だと思われた。
まどかはその後、集団セラピーを一緒に受けていた年下の典子から手紙を受け取った。
それはセラピーメンバーで共犯者から身を守るためにグループを作ったので、まどかも参加して欲しいという誘いだった。
つまり、彼らはまだ模倣犯の仕業だと思っていたのだ。
著者名:小池ノクト 引用元:殺戮モルフ2巻
彼らに勘違いを伝えようとした直後、まどかにあの友達二人からメールが届いた。
それには、二人が残酷に殺されている死体をバックに自撮りしているMの写真が添付されていた。
著者名:小池ノクト 引用元:殺戮モルフ2巻
悲しみと恐ろしさで、店の中でも構わずに叫び声をあげたまどかは、すぐに交番に行って写真を見せ二人を探してもらおうと思った。
しかし、交番の目前まで近づいた時、交番内にMが現われ、背中を向けている一人の警官を鉈で切り裂いた。
著者名:小池ノクト 引用元:殺戮モルフ2巻
その殺しはまどかにしてみれば、自分への威嚇としか思えなかった。
刺激しなくてもMは殺しに来る。
そう理解したまどかはセラピーメンバーに知っている限りのことを書いた手紙を送り、あの写真から住所を割り出して二人の遺体を取り戻すべく行動を開始しようとしていた。
ネットではMにスルーされたとして顔が知られているまどかを追う、事件記者の男。
そしてまどかはMを自分で始末するために武器を用意し、奴の根城らしい廃工場を突き止め、単身乗り込んだ。
そこで弄ばれている二人の死体を発見し、Mと真っ向勝負の対決が始まる。
復讐者となった被害者の少女と、少女に執着する謎の殺戮者M。
そこでまどかは、初めてMの声を聞くことになるのだった。
著者名:小池ノクト 引用元:殺戮モルフ2巻
感想
殺戮モルフ最新2巻まででした。
面白度☆7 グロ度☆9
ホラー漫画家の外薗さんと、血生臭い作品が多い小池さんのコラボですから、当然グロ度増し増しの内容で、ただただ理不尽で中身のないスプラッターホラーです。
ガンガン殺されて特に女医さんは可哀想でしたが、おまけ程度にミステリーしてるので、そういうのは割りと好きです。