ギガントネタバレ感想
8話9話10話
ギガントの漫画最新話と最終回まで、最新刊ネタバレと感想、あらすじ、エロ画像、結末、漫画を無料で読める方法を紹介。
得体の知れないブリーフおじさんに付けられた装置により、巨大化する術を手に入れたパピコ。
それを活かして新感覚AVを撮ったが、常識を超えた状況に真剣に取り合ってくれたのは零だけ。
だから、彼に実際に巨大化するところを見せ、全裸になった時、彼氏の竜二が帰ってきてしまった。
8話
飼い犬のもちが吠え掛かる先にいたのは、今夜は帰って来ないはずの竜二だった。
誰も咄嗟に言葉が出てこないようだったが、竜二が当然の疑問として、裸の彼女の目の前にいる見覚えのない少年は誰なのかと静かに聞いた。
ただ、目つきは明らかに怒気を孕んでいた。
パピコも零もうまく言葉が出てこないでいると、竜二はついに声を荒らげた。
著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年8号
60cmは身長差がありそうな二人の男が相対した。
何がどうなっても、零に勝ち目があるように見えなかった。
零は必死に舌を動かし、口を開けて、ただのパピコのファンだと説明し始めるが、あまりにどもりまくってしまっているので、いかがわしいことをしたようにしか見えなかった。
竜二は怯えまくる少年の弁明を最後まで聞かずに手を出し、圧倒的身長差から繰り出した平手を容赦なく頬に打ち込んでいく。
著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年8号
パピコが止めようとしてくれるが大男すぎて敵わず、零は殴られるがままに泣き、鼻血まで垂らし始めた。
そして強烈な一発を零が喰らった瞬間、パピコは巨大化し、彼氏の竜二を押し返して零を助けた。
あっさりと吹っ飛んだ竜二はテーブルをなぎ倒しながら仰向けに倒れ、あまりの衝撃に鼻血を垂らしながら呻いた。
そして、飼い犬に手を噛まれたような恨みを込めた目でパピコを睨んだ。
著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年8号
怒りは更に大きくなったが、矛先はやはり彼女を寝取ったように見える零に向けられた。
パピコの股の下を走り抜けた竜二は零に掴みかかり、今度は我慢せずに拳を握り締めて顔面に叩き込もうとした。
しかし、ギリギリでパピコに小動物を扱うように掴みあげられてしまう。
暴れ、もがき、手を殴りつけるがびくともしない。
著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年8号
無力なことを思い知った竜二は程なく大人しくなり、床に下ろされても、もう零に襲い掛かるようなことはしなかった。
パピコは改めて零とは何でもなく、ただのファンだと説明した。
すると竜二は彼女を泣き顔で見上げた。
著者名:奥浩哉 引用元:ビッグコミックスペリオール2018年8号
そして何も言わず、部屋を飛び出したのだった。